旧ボルケーノハイウェイを20分程度登ると『那須ロープウェイ山麓駅』が見えてきます。実はこのロープウェイ、歴史も古く1962年から50年以上も運行を行っている老舗なのです。老舗と言っても、もちろん機材は時代によって新しくしているので安心して下さいね(笑)。
■那須ロープウェイDATA
全長812m
高低差293m
最大勾配29度
定員111名
この那須ロープウェイは、茶臼岳(那須岳)7合目にある山麓駅から、9合目にある山頂駅をつないでいます。
それにしても、最近のロープウェイは一度に100人も乗れることに驚きを感じます。高所恐怖症の人でも何となく安心感がありますよね。
早速、乗って茶臼岳の9合目に出発しましょう!
綺麗な風景に見とれていると、4〜5分で山頂駅に到着です。さすがに茶臼岳の9合目、下界との気温が違います。夏でも上着を持参されることをオススメしたいですね。
この9合目標高は1684mに位置しており、そこから1915mの茶臼岳山頂までは徒歩で50分の道のりとなります。道は主に溶岩が固まった石が多いので、靴はしっかりしたものが必要です。女性もヒールなどは危険なので、最低でもスニーカーの準備は必須です。
茶臼岳から見る風景は絶景で、天気がよければ関東平野を一望にすることも可能です。春の新緑、夏の高山植物、秋の紅葉など四季を通して自然豊かな那須を表現してくれます。
また、茶臼岳は関東平野でも珍しい活火山で、山頂では写真のとおり煙がモクモクと出ている場所も見ることができます。那須温泉の豊富なお湯はこの火山のおかげなんですね。
茶臼岳散策で疲れた貴方にオススメしたのが、名物『焼きだんご』です。この焼きだんごの何がパワースポットなのかと言いますと、売店ポップに書いてある通り、3つの『福』が詰まった『焼きだんご』なのです。
だんごは3個を一串に刺すスタイルで、上から『大福』『幸福』『裕福』を表しているようで、食べることで何か良いことがあるかも知れませんね(笑)。とにかく美味しいのでオススメです。ポップが剥がれかけているのはご愛嬌として下さい。
この写真を見て下さい。何となく見覚えがありませんか?そう、上州名物の『焼きまんじゅう』にそっくりですよね。ウーン、パクリでしょうか?
実は見かけは同じでも中身は全く違うのです。上州名物の焼きまんじゅうは、饅頭なので生地がふんわりした『肉まん』の皮のような食感ですよね。しかし、焼きだんごはだんごなので、生地がだんご(お餅)になるのです。だからモチモチとして食べ応えのある食感なのです。そして注文すると炙ってもらえるので、焼き味噌の香ばしい香りがたまらないですね。
幸福を求める私は真ん中の『幸福だんご』から食べますが、皆さんはどの福から食べるのでしょうか?
口の周りが味噌で汚れてしまいますが、そんなこと気にしないでガブッとやっちゃって下さい。串から外して食べるなんて、私から言わせて貰えば『マナー違反』ですよ。串のまんま噛り付くのが、一番美味しい食べ方なんです。
茶臼岳山頂はロープウェイの頂上駅から急勾配を登る必要があります。距離はあまりありませんが、結構体力を消費してしまうのです。
しかし、頑張った先には絶景と紺色に近い青空が貴方を待ち受けているでしょう。ところで、登山やトレッキングは行きより帰りが重要なのはご存知ですよね。そこで『山頂での栄養補給』が重要と言えるでしょう。
茶臼岳を散策してから焼だんごを食べるのも良いのですが、ロープウェイに乗る前に購入して山頂で食べるのもオススメ。
澄み渡った青空の下で食べる、焼だんごとお茶は『日本人に生まれてよかった〜』と感じる瞬間を感じさせるでしょう。頂上まで登るのはちょっと辛いのですが、焼だんごがあるので頑張れるかも知れませんね。大空の下の焼だんご、オススメです。
ちょっとした旅の中にも面白い発見や感動が隠されています。那須高原には皆さんの知らない感動がまだまだ隠されているのです。ちょっとしたものでも、少し時間を止めて覗いてみては如何でしょうか?
本当に焼きだんごを食べて3つの福がもらえるのかは、皆さん次第かも知れませんね。『くだらない』なんて言わないで、その時だけは信じたほうが旅は楽しいですよ。
この記事の関連MEMO
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/12/5更新)
- 広告 -