写真:高橋 しゅう
地図を見る地獄谷野猿公苑への行き方は二通りあります。車の場合は、渋温泉街を通って地獄谷駐車場(有料)まで車で行き、その後、約15分程歩く方法があります。但し、12月〜3月の冬期間は閉鎖となります。
もう一つの方法は、上林温泉街の野猿公苑駐車場(無料)に車を停めて、歩くルートがあります。これからの時期はメインのルートとなります。片道約30分程度歩きますが、整備された山道をゆっくりと森林浴をしながら行くことができます。時折、途中で猿を見かけることもあります。
尚、路線バスで行く場合は通年、上林温泉からのルートを利用することになります。
写真:高橋 しゅう
地図を見る野猿公苑内には温泉が引かれ、猿専用露天風呂があります。
露天風呂は渓谷沿いにあり、人が入っても気持ちが良さそうなロケーションで、冬場は41度に温度を設定しているそうです。
ここに来る猿たちは野生で生活し、日中になると山から野猿公苑に来て、温泉につかり、エサをもらい食べながら休息しています。
温泉につかっている猿の数は、その時にもよりますが、夏の暑い時期には少なく、寒くなる秋から冬にかけて多くなり、これからが絶好の観察時期になります。
但し、一日の中でも出たり、入ったりしています。私が訪ねた時は、湯けむりの中、多くの猿が温泉に入っていました。
写真:高橋 しゅう
地図を見る温泉につかる猿たちを見ていると、とても気持ち良さそうにして過ごしています。
じっと目を閉じていたり、仲間で毛づくろいをしていたり、それぞれが、のんびりと休んでいます。
それでも時々、声を上げて喧嘩をしている猿もいます。
ここは動物園とは違い柵が無い為、かなり間近に近づいて猿の目線で、観察することが可能です。
但し、目を見つめたり(敵意を感じる為)、触れないように注意書きがあります。
写真:高橋 しゅう
地図を見る大人の猿は、のんびり過ごしていることが多いですが、小さな猿は、動きまわったり、温泉の中でも何か遊んでいるように見えます。
子供や赤ちゃんと思われる猿も多く見かけ、その表情やしぐさは愛らしく、見ていると心が癒されます。
猿たちは人間とその姿や表情が重なることも多く、見ていて飽きることがありません。
写真:高橋 しゅう
地図を見る野猿公苑のそばには、国の天然記念物「渋の地獄谷噴泉」があり、こちらも見どころです。地中から音を立てて熱泉が吹き上がり、高い時には20mにも達する光景を見ることができます。
また、噴泉の前には、川を挟み対岸に地獄谷温泉唯一の旅館「後楽館」が建っています。ここには川沿いに露天風呂もあり、宿泊と日帰り温泉入浴が可能です。
野猿公苑の見学で冷えた体を温めに、今度は自分が温泉に入るのも良いと思います。(日帰り入浴時間は正午〜午後3時)
さらに、運が良ければ?猿が旅館の露天風呂に入り、猿と混浴になることもあるそうです。
地獄谷野猿公苑は、有名な温泉地の渋・湯田中温泉郷からも近く、ここならではの珍しい光景を楽しむことができますので、一度は訪ねてみることをお勧めします。
冬場、雪をかぶりながら温泉に入る猿の姿は「スノーモンキー」と呼ばれ、珍しさから海外からの観光客も多く訪れる、冬場の信州旅行では必見とも言えるスポットです。
地獄谷野猿公苑
営業時間:4月〜10月は午前8時30分〜午後5時
11月〜3月は午前9時〜午後4時
入場料 :大人500円 子供250円
アクセス:車の場合は地獄谷駐車場(有料500円)から徒歩15分
(冬期間12月〜3月は閉鎖)
または、上林温泉内野猿公苑駐車場(無料)から徒歩30分。
路線バスは湯田中駅より約15分、上林温泉バス停下車、徒歩30分
※詳細は地獄谷野猿公苑のサイトを参照下さい。
※尚、冬期間(12月〜3月)の週末を中心に、湯田中・渋地区から地獄谷駐車場まで、アクセスに便利なシャトルバスも運行されています。お出かけの際は山ノ内観光連盟等で確認下さい。
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(2023/12/8更新)
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