スイス・バーゼル発!日帰りで3ヵ国の地元グルメを楽しむ

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スイス・バーゼル発!日帰りで3ヵ国の地元グルメを楽しむ

スイス・バーゼル発!日帰りで3ヵ国の地元グルメを楽しむ

更新日:2015/07/19 12:34

平川 郁世のプロフィール写真 平川 郁世 フリーライター

サッカー日本代表・柿谷選手の移籍で話題のスイス・バーゼル。北西でフランス、北東でドイツと隣接し、街の中心は国境から約2キロと、市民が外国へ行き来するのは日常的なこと。
バーゼルを拠点にすれば、ヨーロッパ主要3ヵ国を一気にまわれます! 市街地は、バス・路面電車・トロリー・電車の4つを網羅、約50軒もの宿泊施設があり便利です。
バーゼルから出発して、まずは気軽に、地元グルメめぐりをしてみましょう!

朝食はホテルでとるより、フランスへ!

朝食はホテルでとるより、フランスへ!

写真:平川 郁世

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朝は、ホテルでの朝食をパスして出発しましょう。クロワッサンの本場までわざわざ出かけていって、焼きたてを味わうのが目的です!

バーゼル中央駅前から、路面電車に乗ります。30分ほどで終点に到着するので、下車したら国境まで歩きましょう。国境がどこにあるかわからない場合は、付近をぐるりと見回して、写真のような大きな赤い建物を見つけてください。これが税関です。
通過する時は、パスポートの掲示を求められることがあるので、日帰りで買い物といえども、パスポートは必需品です。

税関を通過、フランスに入国します。ここは「サン・ルイ」という地区。バス停を見ると、行き先は「バーゼルの中心」になっている(注)ほど、バーゼルとの結びつきが強いところ。住民はドイツ語を話せる人も多く、バーゼルの方言さえ通じたりします。しかし街角の表示は、突如としてフランス語に!

お目当てのお店を目指して、しばらく直進しましょう。朝食を摂らないと力が出ない〜、なんて声が聞こえてきますが、ここはひとつ、歩きながら観察してみてください。すれ違う人の顔つきが、ラテン系になったことがわかると思います。郵便配達のおじさんが、スイスではバイクに乗っているけどフランスは自転車だな〜なんて、小さな発見がきっとありますよ!

(注;この直通バスはバーゼルの街中にある「シフレンデ」というバス停から出ています。このバスに乗れば一気に国境をこえてしまいます)

朝食には、焼きたてのクロワッサンを!

朝食には、焼きたてのクロワッサンを!

写真:平川 郁世

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国境からひたすらまっすぐ歩くこと約20分。教会やスーパーを通り過ぎたら、ようやく右手に「レイエス」の真っ赤な店構えが見えてきます。
朝食はハム&エッグ派の人も、今日はフランス流に、甘いパン&ドリンクでいきましょう! というのはレイエスに来ると、あれもこれも欲しくなってしまうのです。ここは 小さなパンとケーキの店ですが、いつ行っても行列が絶えない、大人気のお店です。

おすすめするのは、やはり一番シンプルなクロワッサンです。角の先端をかじるとサクサクのパリパリ、口の中の音が耳にじかに伝わってくるほど。しかし中のほうはしっとりとして焼き具合も完璧、ほんのりとした甘さ。バターと砂糖のそれぞれが最大限のおいしさを発揮できる配合を、ここの職人さんたちはよく心得ていると私は見ました! 後味も軽くて、食べ終わってもしばらくの間、幸せにひたってしまいますよ・・・・・・!
クロワッサンはほかにも、チョコレート入り、アーモンド入り、バターたっぷりバージョンなど。バゲットやサンドイッチ、お惣菜パンも多数そろっています。

さらに注目すべきは、ケーキ。ひとつひとつがまるで芸術品、いつまで見ていても飽きないのですが、お味のほうも素材がよく引き立つ、なんとも上品な甘さです。季節のフルーツを使った、大小ケーキの数々はまさに圧巻で、写真をお見せできないのが本当に残念! ぜひ、足を運んでくださいね。

なお、店内のイートイン・スペースは狭いです。ここは観光地ではないので、レイエスもお持ち帰り専門なのです。ジュースとコーヒーは注文できますが、紙コップで出てくることをご了承ください。

フランスの市場をのぞいてみよう

フランスの市場をのぞいてみよう

写真:平川 郁世

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お腹が落ち着いたところで、今度はフランスの市場へと向かいます。来た道を戻って、スーパーの角を左に曲がってください(徒歩10分ほど)。新鮮な野菜・果物が中心ですが、精肉、鮮魚、パン、そして衣類など。八百屋さんは、なにか質問すれば、すぐにナイフで切って「まあ食べてみてよ」と味見させてくれます。

ほかにもパエリアやタイ料理の屋台、ローストチキンなど。あたりにはいい匂いがただよっています。ここでも人気店の前にはいつも長蛇の列があって、ショーケースを隠してしまうほど。明暗が実にはっきり分かれているのです。けれど誰もいないお店の前で足をとめると、とても親切にしてくれますよ。

この朝市は毎週土曜日、7時半から12時半まで営業しています。

お昼はドイツへ!

市場を出たら、今度はライン川の向こうのドイツへ行きましょう。目的地は約7キロの距離、川を渡って少し北にありますが、残念ながら直接向かう交通手段はなく、スイス経由の遠回りになります。お腹にスペースを作りたい方、2時間かかってもいいならバーゼルにいったん戻ってください(または徒歩で直接向かう。同じく2時間!)。
直接行きたい方にはタクシーがおすすめ。電話で呼ぶか(0389-700888)、サンルイ駅まで行けばタクシーが停まっています。

ライン川をこえて15分ほどで、ドイツ・フィッシンゲンに到着。町の入り口にレストラン「フュンフシリング」があります。広大な駐車場を埋める車は、ほとんどがスイスナンバー!
中に入るとまず、ここの農場でとれた新鮮な果物、野菜を売る店があります。特に絞りたてのりんごジュースは、ぜひ味わってみてください。ほかにもジャムやケーキ、ドライフルーツなどがあります。
そしてこの店の目玉である、ワインがずらりと並んでいます。というのも、付近がぶどう農園で、この店はワイナリーも兼ねているからなのです(レストランに、以前はワインしかおいていなかったのですが、最近になってビールも出すようになりました)。

店の奥は広々としたレストランがあり、屋外はすばらしい眺めと共に食事が楽しめます。小さい子どもを遊ばせる遊具も。
料理の値段はかなり良心的、季節の野菜をふんだんに使ったメニューです。が、しかし、ここの名物は、なんといってもダイナミックな肉料理。ステーキもハンバーガーもビッグサイズなので、それを念頭において注文しましょう。ちなみにケーキも、日本の2〜3倍の大きさです!

帰りは、タクシーでアイメルディンゲン駅へ。または消化するために、歩いてはどうでしょう。駅まで歩いても30分ほど、のどかな南ドイツの田園風景を楽しむことができます。
あとはドイツ国鉄に乗って、10分でバーゼルのドイツ駅に到着です(1時間に1本しかないので注意)。

お昼はドイツへ!

写真:平川 郁世

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ドイツからスイスへ再入国

ドイツ駅からバーゼル中央駅までは電車、バス、路面電車のいずれかで行けます。朝は早かったので、いったんホテルに戻ってゆっくり休みましょう。

さて、3ヵ国をまわった1日の締めとして、夕食はスイスで。
残念ながら、スイスでの外食は値が張るので、B級グルメ派はどうしても外国から来たファーストフードに走りがちです(マクドナルドやケバプなど)。しかし!デパートの最上階にあるセルフサービスなら、スイス料理を始め各国料理が楽しめて、しかも格安です。
バーゼルにはいくつかありますが、クララ広場の「マノラ・レストラン」がベストでしょう。路面電車でラインガッセ下車、目の前です。

サラダ・バーは大中小のうち好きなお皿を選ぶことができます。ステーキなど、好みの材料を選んで注文すると、目の前で調理してくれるメニューもあります。

ドイツからスイスへ再入国

写真:平川 郁世

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地元の人たちと同じ食事を体験!

いかがでしたか? 観光地化されていない土地での、素朴な食事を味わっていただけること請け合いです。

バーゼルはこのように、スイス観光の際の「何でも高くつく」という難点を、国境をこえることによってクリアできる、ユニークな街です。その地理的要因のため、他のスイスの都市にくらべてオープン、かつ国際的。英語もよく通じます。
ほかにも違った観点から、3ヵ国を比較したり、まとめて体験することができます。バーゼルに滞在して、変化に富んだ街めぐりを、ぜひ体験してみてください!

掲載内容は執筆時点のものです。 2007/01/20−2014/10/06 訪問

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