世界で最も美しい散歩道!ニュージーランド「ミルフォードトラック」

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世界で最も美しい散歩道!ニュージーランド「ミルフォードトラック」

世界で最も美しい散歩道!ニュージーランド「ミルフォードトラック」

更新日:2014/10/16 14:47

Yuma A.のプロフィール写真 Yuma A. 観光学修士、インバウンド観光推進施設代表

南半球のニュージーランドは季節が日本と真逆なこともあり、10月〜4月にかけて最高のハイキングシーズンを迎えます。今回はニュージーランドでも最も人気のあるハイキングコースである「ミルフォードトラック」をご案内します。

世界自然遺産にしてグレートウォークの超人気コース

世界自然遺産にしてグレートウォークの超人気コース

写真:Yuma A.

ミルフォードトラックはフィヨルドランド国立公園の中にあり、ここは周辺の別の国立公園と合わせてテ・ワヒポウナム(マオリ語で「翡翠のあるところ」の意味)という呼称で世界自然遺産に登録されています。

またニュージーランドでは積極的に観光利用を進めたいトレッキング・ハイキングコースを「グレートウォーク」と名付け、整備と訴求を行っています。このミルフォードトラックは国内に9つあるグレートウォークの中でも最も人気のコースとして知られています。

その理由は、山岳風景だけでなく、「ミルフォードサウンド」と呼ばれるフィヨルド(氷河の跡に水を湛えた美しい入り江)も楽しめるためであり、国を代表する景勝地となっているからです。皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。

国立公園で、世界遺産で、グレートウォークです。しかも特殊な道具も不要で、日本の夏山と同じ程度の装備で歩けますので、混雑必至!?と思いきや、そうならない工夫がされています(詳しくは次節をご覧ください)。

老若男女問わずお薦めできる世界屈指のハイキングスポットです。今年の冬はこの「世界で最も美しい散歩道」と呼ばれる人気のコースを歩いてみませんか?

体験の質を落とさない工夫

体験の質を落とさない工夫

写真:Yuma A.

どんなにすばらしい風景でも、人ごみで混雑しているのは嫌ですよね。

このミルフォードトラックは歩く日程、宿泊地及び方向が定められ、意図的に入山者の数を制限しているため、人気にもかかわらず、混雑することはまったくありません。道中に人の気配はなく、雄大な自然をのんびりと楽しめるわけです。

なお「定められた日程」というのは以下の2種類です。
・4泊5日のガイド付きウォーク(食事、シャワーつきのロッジに宿泊)
・3泊4日の個人ウォーク(食事、寝袋持参でシャワーなしの山小屋に宿泊)

前者は日本からも多数ツアーがでています。今回は個人旅行で行く場合を想定し、個人ウォークをご紹介していきます。個人ウォークでの入山申請方法につきましては文末に記載していますので参考にしてください。

シーズンは前述のとおり10月〜4月ですが、予約は3月頃から始まるほどの人気ぶりです(筆者は3月に入山するために前年の9月に予約しました)。山小屋の人数制限(40人/山小屋)がそのまま入山制限になりますので、満員になり次第募集終了です。早めの予約が肝要です。

世界で最も美しい散歩道で過ごす4日間

世界で最も美しい散歩道で過ごす4日間

写真:Yuma A.

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ミルフォードトラックは以下のとおり、比較的平坦な道のりが多いのが特徴です。1日の行動時間もそれほど長くないので、体力に自身のない方にも安心です。

<初日>
起点の町テ・アナウから専用のバスに乗り、ボートを乗り継いで登山口へ向かいます。初日はほとんど平坦な道を行きます。1.5時間程度で最初の山小屋である「Clinton Hut」に着きます。

<2日目>
いつ出発してもOKですが、2日目は6時間前後の歩行になります。きれいな渓谷沿いに道があり、後半になるにつれ徐々に登りになります。昨日、顔なじみになった登山者とは一緒の日程ですので、山小屋の「Mintaro Hut」でまた顔を合わすことになります。

<3日目>
この日がメインといっても良いほど美しい山岳風景の広がるマッキノン峠(Mackinnon Pass)を目指します。7時間程度の歩行になりますし、アップダウンもありますので、水分補給忘れずに。峠付近の気候は冷涼です。ヤッケや手袋も用意しておきましょう。この日の山小屋である「Dumpling Hut」のそばには池や沢があり、シャワーがないのが気になる方は水着を持っていけば水浴びもできますよ。

<最終日>
最終日は事前に購入しているボートの時間に間に合うように出発します。平坦な道を6時間程度歩きます。道中の風景もキレイですが、このボートから見るミルフォードサウンドも見事です。

トイレやシェルターは要所にありますし、道は整備されており快適なハイキングです。また各国から来た登山客と3泊4日の同じ行程を供にすれば、自然と仲良くなれますよ♪

グレートウォークならではの利便性

グレートウォークならではの利便性

写真:Yuma A.

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ミルフォードトラックはグレートウォークならではの観光サービスが充実しており、旅行者にはうれしい限りです。

例えば、入山チケット(購入方法は文末に記載)はあらかじめ山小屋と交通機関のチケットがセットになっており、本コースへのアプローチの起点になる町「テ・アナウ(Te Anau)」から終点の「ミルフォードサウンド港(Milford Sound)」までスムーズに移動できるよう便宜が図られています。

ちなみに入山チケットは以下で1セットです。
・Te Anau(起点)からTe Anau Downs までのバスチケット
・Te Anau DownsからGlade Wharfまでのボートのチケット
・各山小屋の利用チケット
・Sandfly pointからMilford Sound(終点) までのボートのチケット

そう、ミルフォードトラックには“ボートで入ってボートで出る”のです。入山者の制限が容易なのも頷けますね〜

また山小屋の設備もしっかりしています。山小屋のベッドにはマットがありますので寝袋の下に引くエアマット(パッド)などを持参する必要がありません。また、備え付けのガスコンロも小屋にありますので、ガスバーナーも不要です。荷物が軽くなってうれしいですね♪水場もトイレも完備されていますし、小屋番も在駐しておりますので、何かあっても安心です。

ココまで来たならば、ミルフォードサウンドのクルーズも楽しむべし!

ココまで来たならば、ミルフォードサウンドのクルーズも楽しむべし!

写真:Yuma A.

ミルフォードトラックの終点であるミルフォードサウンド港からは、近隣都市までのバスだけでなく、ミルフォードサウンドを堪能するための半日クルーズツアーが多数発着しています。せっかくここまで来たのですから、ミルフォードサウンド港付近の宿泊施設に一泊して、翌日にクルーズに参加してみてはいかがでしょうか。

なお、すでに予約がいっぱいでミルフォードトラックに入山できなかった方もミルフォードサウンドのほうは制限はありませんので、近隣都市からバスや飛行機を活用して、スポットで巡ることができます。下部MEMO(ミルフォードサウンドツアー会社一覧)より日程にあったツアーを検討してみて下さい。

個人ウォークの手続きについて

トラックの管理運営を行うDepartment of Conservation(以下DOC)のサイトから、とにかく早めに予約をいれます。(サイトは下部のMEMOを参照してください)

予約・購入サイトは英語のみですが、簡単ですので以下の手順で、がんばってトライしてみましょう。

1.入山日がいつになるか計算しておく
入山チケットはテ・アナウのDOCのビジターセンターで入山日の“前日までに”本人が受け取る必要がありますので、ニュージーランドへの渡航日と入山日のズレに注意して日程を決めてください。テ・アナウ到着がいつになるのか良く確認しておくのがポイントです。

2.入山希望日に空きがあるかチェック
前述の通り、日程も宿泊する山小屋も決められていますので、初日の宿泊小屋に空きがあれば、自動的にその後宿泊する山小屋にも空きがあります。「Check availability from」に入山希望日を入れて検索してみましょう。なお任意で終点のMilford Soundから近隣の町(テ・アナウやクイーンズタウン)へのバスもセットで購入することができます。

3.予約・購入
好ましい日程、時間に空きがあることを確認したら会員登録のうえ、クレジットカードを用意し、決済しましょう。

4.Eメールの受領とチケット引き換え
決済が済みますと、登録したメールアドレスにDOCから予約番号(Booking Number)を示したメールが届きますので、テ・アナウにあるDOCのビジターセンターで、入山チケットと引き換えましょう。

なお、このビジターセンターから翌日ミルフォードトラックに向かうバスが出ます。場所は下部MEMOにマップを添付しましたので参考にしてください。

最後に注意点ですが、ミルフォードトラックにはサンドフライと呼ばれる、刺されると非常に痒い蚊のような虫が多く生息します。虫除けを持っていない場合は町のドラッグストアで購入しておくと良いでしょう。

では気をつけていってらっしゃいませ〜

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/03/01−2013/03/05 訪問

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