写真:鮎川 キオラ
地図を見る美味しい栗を作るには、養分の多い土壌と温暖な気候が必要条件。笠間市のある茨城県中央部は、平らな土地が多く、温暖な気候。そして、保水力と通気性抜群の肥沃な土壌に恵まれています。その為、笠間の栗は、実が大きくて味が良いと言われています。和洋菓子の素材として料理人や加工業者の間では有名なものの、一般の方々への認知度はいまひとつ。
そこで、ここ数年、秋になると笠間市では、地元産の栗にとことんこだわった和栗おやつがぞくぞく登場します。栗本来の素材の味で勝負できるからこそ、飾らない素朴な味のものばかり。でもその味に感動してしまう。10人が食べて10人が唸る極みの和栗おやつをご紹介します。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る笠間市の栗を語るうえで絶対外せないのが小澤栗園の焼き栗です。小澤さんは、笠間市内で知らない人はいないと言われるほどの有名人。栗一筋に質の良い茨城の栗を作り続けてきた栗専門農家のひとりです。栗作りだけでなく、栗を美味しく食べていただくために、焼き栗用の専用装置まで設計してしまったそうです。
9月中旬以降、小澤栗園を訪れると、焼き栗機から立ちのぼる蒸気ととも甘〜い栗の香りが充満しています。焼き栗機から出された熱々をふーふーしながらいただくのが一番おいしい。焼き立てほっくほっくの栗は、そこへ行かなきゃ食べられません。
焼き栗をよく見ると、大きなお尻がパックリ!!手を汚さずに簡単に渋皮ごと剥くことができるんです。パカッと気持ち良いほどに剥がれるから、それだけでも幸せ♪
焼き栗は、1kg(小)2,300円、(大)3,300円からとお高いのですが、栗本来のほくほく感に納得のお値段です。小澤栗園のほくほくした栗の味を楽しむなら大粒以上がおすすめ。シーズン中は、500gからも販売しています。
【小澤栗園】
笠間市土師637
0299-45-2505、木曜定休
焼き栗の販売は、9月中旬ころから12月末くらいまで(要問合せ)
写真:鮎川 キオラ
地図を見る栗専門農家がいれば、栗加工専門店もあります。生栗が和洋菓子になるためには、栗を剥いて、ペーストにする加工も必要です。そのひとつ小田喜商店が作る栗菓子「ぎゅ」は、栗屋さんが栗好きのために作った絶品おやつです。洋菓子店などに卸す栗ペーストからヒントを得たそうです。
見た目は羊羹のようにも見えますが、羊羹ではありません。栗と砂糖だけでつくった、その名のとおり栗の美味しさが「ぎゅ」っと詰まった逸品です。小さな切れ端を口に運ぶだけで、「旨い!」。このお菓子の実力に目を丸くするはず!!
栗菓子「ぎゅ」は、とっても小さなお菓子なんです。1袋3片入って540円(込)ほど。マッチ箱をひと回り大きくしたくらいの大きさです。栗の美味しさが詰まっているから物足りなさは感じないのですが、普通にいただくと3口で終わってしまう。。。
そこで、おすすめのレシピがあります。バニラアイスのトッピングに刻んだ「ぎゅ」をのせていただくと普通のバニラがプレミアム栗アイスに変身。「ぎゅ」2片は、そのままを食べて、残りの1片はぜひアイスのせでお楽しみください。
さらにさらにプレミアム感を満喫したい栗好きなら栗アイスにのせてどうぞ。「ぎゅ」を販売している小田喜商店が納得いくまで栗を混ぜ込んだら、通常より倍近いお値段の栗アイスになってしまったと言うこだわりの栗アイス(540円)とセットでどうぞ。
【小田喜商店】
笠間市吉岡185-1
0299-45-2638、不定休(9から12月は無休)
※カフェ営業などはしていません。加工工場横に販売スペースがあります。
秋は、野菜や果物がおいしくなる実りの季節。おいしいものが沢山。そして、秋が旬の食べ物には、免疫力を上げる食材が多いんですって。お出かけしたくなる秋晴れの日は、旬の味覚を求めて旅にでましょう。それは、身体が冬支度をする手助けになるかもしれません。
今回紹介した、「栗」には、「むくみを取り、血流をよくする。肌の調子を整える」などの効果が期待できるそうですよ。おいしく食べて、うれしい効果ですね。だから、秋になると栗が食べたくなるのでしょうか。
ほっこり幸せになれる和栗おやつを求めて、ぜひ栗の郷そして陶芸の町・笠間へお出かけください。
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(2025/2/16更新)
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