那須高原でモンゴル気分を!『モンゴリアビレッジテンゲル』

那須高原でモンゴル気分を!『モンゴリアビレッジテンゲル』

更新日:2014/10/24 12:24

那須 マッキーのプロフィール写真 那須 マッキー 関東旅行ブロガー、那須高原写真家、滝巡り案内人、那須の郷土研究家
那須高原には、皆さんが想像するものとは違う異空間の宿泊施設があります。その名も『モンゴリアヴィレッジ・テンゲル』。モンゴルの大草原を連想させる那須高原で本物のモンゴル文化がつまった宿泊体験ができます。『テンゲル』とは、モンゴル語で『蒼天』を意味する言葉です。蒼く澄み渡る大空のように、訪れる人を包み込むような場でありたいという想いが込められています。

モンゴル遊牧民の本物の家『ゲル』に宿泊!

モンゴル遊牧民の本物の家『ゲル』に宿泊!

写真:那須 マッキー

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『テンゲル』ならではの醍醐味は、なんと言ってもモンゴルから直輸入した、本物の「ゲル」に宿泊できること。「ゲル」とは木の柱や枠組みを組み立て、布等で覆った手作りの住居です。直径6mのゆったりとしたスペースは本場モンゴルの雰囲気を大切にしながら、日本の気候風土に合わせて快適に過ごせるように独自の工夫が施されてあり、四季を通してゲル内部の室温や湿度がコントロールできるようになっています。

各ゲルにはベットが4台あり、補助寝具を使用すれば合計7人まで宿泊できます。ゲル内にはモンゴルの有名家具メーカーのオチル社と共同デザインした、テーブルや椅子、タンスなどの本場の家具がセットされてあり、室内を見るだけでも宿泊する楽しみと異文化への興味が沸いてきます。

一般の「ゲル」のほかに、多目的に利用できる「アルスラン」があります。「アルスラン」とはモンゴル語で「獅子」の意味で、テンゲルの中で最も大きなゲルタイプの施設。最大28名までの宿泊が可能です。

ゲルの広場にある願い事が叶う「オボー」とは?

ゲルの広場にある願い事が叶う「オボー」とは?

写真:那須 マッキー

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32棟の「ゲル」が広がる敷地には、日本では見慣れないものがあります。それは「オボー」と呼ばれる石の山。その周りを、石を積みながら3回まわります。モンゴルでは旅の途中で「オボー」を見かけると、必ず立ち寄って安全を祈願するそうです。これがモンゴルの伝統的な祈りの形式ですが、他の願い事もOKだそうなので、あなたの願いも叶うかもしれませんよ。

「ゲル」の手前には、たき火のできるキャンプファイヤー場があります。星空にとどかんばかりの炎をみんなで囲めば、楽しい思い出の時間を過ごすこともできます。

夕食のあとは、本場の『ホーメイ』と『馬頭琴』の調べが待っています!

夕食のあとは、本場の『ホーメイ』と『馬頭琴』の調べが待っています!

写真:那須 マッキー

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朝食・夕食は、専用レストランでモンゴルのオリジナル料理も味わえます。季節により違いますが、4月〜10月は那須高原の食材を生かした一番人気のバーベキュー。お肉はA5ランクの那須黒毛和牛カルビ、黒毛和牛のモモ、那須三元豚などを使用。11月〜3月はしゃぶしゃぶ形式のオリジナル「テンゲル鍋」。一度に二つの味が楽しめる鍋を堪能できます。最後に食べる”おじや”は格別ですよ。そのほか予約が必要ですが「本場のモンゴル料理」も可能です。モンゴルのウオッカ「アルヒ」も注文できます。お酒好きの方は一度ためしてみては?

夕食のあとはモンゴル独特の音楽『馬頭琴』の演奏と、七色の声『ホーメイ』の調べのお楽しみが待っています。モンゴル国「ホーメイ」の第一人者・ボルドー・エレデネさんが馬頭琴の演奏と喉を披露してくださる機会も。大相撲の横綱・白鵬関からメッセージが送られるほどのモンゴル国内外で有名な方です。一度聴いたら絶対忘れられない、その生の「歌声!?喉声!?」は鳥肌が立つほどの感動ですよ!(ホーメイは場所によりホーミーと呼ばれることもあります)

『テンゲル』のお風呂は敷地内の地下800mから湧き出る温泉が楽しめます。男女別の岩風呂や檜風呂、那須の大自然と満天の星空の下で露天風呂をおもいっきり満喫できます。

センターフィールドや周囲の森林を100%楽しんじゃおう!

動画:那須 マッキー

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ゲルの中央広場センターフィールドでは、さまざまな体験ができます。モンゴルのお祭り「ナーダム」で行われる3競技のうちの一つ『弓矢』に挑戦できます。スタッフの指導のもとなのでで初心者でも安心、誰が一番遠くへ飛ばせるか是非チャレンジしてみてください。その他団体での宿泊なら「ゲルを自分たちの手で組み立てる体験」もできます(予約が必要です)。

「テンゲル」で体験できるものも沢山あります。レストランを利用したモンゴルの伝統的料理「ボーズ」や「バター作り」また室内ではモンゴルの伝統的な遊び道具を使ってのゲームも楽しめます。羊のくるぶし「シャガイ」の骨を使って、日本のおはじきやすごろくのようなゲームをしたり、ラクダの駒などが入ったモンゴル風チェスに挑戦したり、皆さん初めての珍しい遊びに興味津々の様子です。

テンゲルの周りには、那須の四季の変化が楽しめる「フィールドワークの森」が森林浴や自然散策用に整備されています。

フロントロビーは民族衣装や楽器が展示され、まるでモンゴル博物館

フロントロビーは民族衣装や楽器が展示され、まるでモンゴル博物館

写真:那須 マッキー

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旅人が一番最初に訪れるフロントロビーには、さまざまなモンゴルグッズがあふれていて、さながらモンゴル博物館のよう。貴重な民族衣装、楽器、遊具、伝統的な生活用具など興味深い品々がところせましと展示されています。モンゴルの可愛いグッズなどの売店もあって、他では手に入らない掘り出し物も沢山そろっています。気に入った民族衣装(デール)を着用して、記念撮影もできますよ。常に子供用、男性女性用の衣装・帽子・靴などの一式がその場で着用する事ができます(別途有料)。

また、「テンゲル」に宿泊する上で必要事項は、フロントでチェックしておきましょう。ベット、トイレ、鍵などの安全面、照明、食事、お風呂、フロントとの連絡方法などは事前の確認しておきましょう。モンゴルに詳しい人でも、全く知らないという初めての人にも、モンゴル文化のいっぱい詰まった、驚きの発見と感動の体験ができる場所ですよ。

おわりに

いかがでしたか?旅慣れた皆さんが、いつもと違う変わった宿をお探しなら、絶対お奨めの宿泊施設です。モンゴルの文化をまるごと体験できちゃう那須高原の「モンゴリアヴィレッジ・テンゲル」は子供さんから、大人まで、ご家族やグループでも楽しい旅が経験できる、全国的にも珍しい施設です。ぜひ皆さんの旅の思い出の1ページに加えてみては如何でしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/10/07 訪問

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