山口市「湯田温泉街」は歴史と伝説と笑いにあふれた温泉街!

山口市「湯田温泉街」は歴史と伝説と笑いにあふれた温泉街!

更新日:2014/10/20 10:31

山口県山口市にある「湯田温泉街」は山陽方面随一の温泉街と名高く、また歴史と伝説にあふれた温泉街でもあり、「白狐の湯」とも呼ばれています。そんな湯田温泉に残るゆかりの地や湯田温泉ならではのお店をご紹介します。

街のいたるところに「白狐」が!

街のいたるところに「白狐」が!
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湯田温泉は別名「白狐の湯」と呼ばれており、街のいたるところに白狐の石像があり、公園には白狐を模した遊具があります。特に湯田温泉駅前の巨大な白狐のモニュメント「ゆう太くん」は必見です!

白狐が見つけた「白狐の湯」は今もこんこんと

白狐が見つけた「白狐の湯」は今もこんこんと
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ではなぜ「白狐の湯」と呼ばれているのか?その歴史は室町時代まで遡ります。
湯田の地に小さな池のあるお寺があり、毎晩その池に白狐が傷ついた足をつけていました。住職さんが気になって、池の水をすくってみるとこれが温かい。不思議に思い、池の底を掘ってみるとそこから湯がこんこんと湧き出し、さらに金色の薬師如来像がでてきました。それから、この薬師如来像を拝んで温泉に入ると怪我や難病が治る。という伝説が残っています。
この伝説に出てくる「金色の薬師如来像」は現存しています!実物は保管されており、拝むことはできませんが、実物より分霊された薬師如来像が「湯別当 野原」さんで拝むことができます。この薬師如来像を拝んで温泉に入れば、きっとご利益がありますよ!

種田山頭火も食べた!支那そば「春蘭」

種田山頭火も食べた!支那そば「春蘭」
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山口県防府市が生んだ俳人「種田山頭火」をご存知でしょうか?明治、昭和にかけて日本中を歩き回り、自由律と呼ばれる「5・7・5」の俳句のルールから外れ、自由な名句を読んだ方なのですが、晩年は湯田温泉を愛していたようです。
湯田温泉街にある支那そば「春蘭」には2代前の話なのですが、実際に種田山頭火がこのお店で支那そばを食べたようなのです。もしかしたら、この席に種田山頭火が座ったのかな?と想像しながらいただくのも良いかもしれませんね。

ちなみに、「春蘭」の名物料理は「りんごラーメン」です。ちょっと濃い目の醤油ラーメンの上にりんごのスライスがどどんと乗っています。味はすごく独特です。
今の店長さんの「ラーメンはおいしいけど食べ過ぎると体に悪いから、おいしくて体に良いりんごを足すと良いだろう。」というアイデアから生まれたかなり変わったラーメンです。もしも、種田山頭火がこれを食べたらどんな句を読むか気になるところですね。

「女将劇場」で爆笑!

「女将劇場」で爆笑!
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温泉旅館「西の雅 常盤」では毎晩20:45に「女将劇場」という名物女将による劇があります。「女将劇場」という字面を見ると、日本舞踊だとか伝統芸能を連想して「敷居が高そう・・・。」と思われますが、名物女将によるマジック、水芸、コント、ダンスと言った爆笑の劇となっています。休日にはほぼ満席になっており、立ち見も出るほどの大人気です!無料かつ「西の雅 常盤」宿泊客でなくても自由に観ることができます!
ちなみに、「西の雅 常盤」のおみやげ売り場で限定女将グッズが多数販売しているのですが、劇の後には閉店しているので開演前に購入しておきましょう!

気軽に入られる無料の足湯も!

気軽に入られる無料の足湯も!
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湯田温泉街には無料で入られる足湯が6箇所もあります。無料では入られるのは良いけど、足を濡れるからとちょっと…と思っても大丈夫!湯田温泉街ではコンビニやおみやげ屋さんで足湯用の手ぬぐいを販売しており、手ぶらで来てしまっても気軽に足湯に入れます!
また、湯田温泉観光案内所前では「飲泉」をすることができます。飲泉は入浴と同じ効果を得ることができると医学的に証明されているらしく、体の内側から温泉パワーをいただきましょう!

最後に

湯田温泉街は伝説、歴史、笑いが揃った温泉街です。足湯も温泉街にいくつもあり、無料であちこち見て回ることができるので、通りがかりにぶらっと見ていくのも良いかもしれませんね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/14 訪問

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