朝ドラをより楽しく!六本木・外務省外交史料館『マッサン展』

朝ドラをより楽しく!六本木・外務省外交史料館『マッサン展』

更新日:2014/10/31 15:05

まつり はるこのプロフィール写真 まつり はるこ 編集者
東京都港区にある「外務省外交史料館」で『マッサン展』を開催中。NHK朝の連続テレビ小説の主人公・マッサンこと亀山政春のモデルとなった竹鶴政孝と、その妻・エリーのモデルとなったリタに関する貴重な展示が並びます。日本とスコットランドの関係や、マッサンたちが生きた時代の国際結婚についてなど、外務省ならではの詳しい展示も。朝ドラ『マッサン』をより楽しめる『マッサン展』、ぜひ訪れてみましょう!

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出の自粛が求められています。加えて自治体独自での緊急事態宣言発出や、往来の自粛要請をしている場合があります。また施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

国産ウイスキーの父・竹鶴政孝のパスポートも!

国産ウイスキーの父・竹鶴政孝のパスポートも!

写真:まつり はるこ

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酒造業を営む家に生まれた竹鶴政孝は、スコッチ・ウイスキーの製法を学ぶため、1918(大正7)年に単身スコットランドに旅立ちました。グラスゴウ大学で聴講生として応用化学を学ぶかたわら、ウイスキー製造のシーズンには蒸留所でウイスキー作りを学んだそうです。

今回の『マッサン展』開催にあたり、外務省外交史料館では膨大な数の史料の中から、政孝やリタに関する史料を探しあて展示しています。その代表的なものが旅券発給記録。政孝に旅券(パスポート)を発給した際の記録です。「竹鶴政孝」という名前、ぜひ実際に見つけてみてください。

日本とスコットランドの浅からぬ関係

日本とスコットランドの浅からぬ関係

写真:まつり はるこ

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ドラマ『マッサン』で、政春とエリーの出会いの場となるスコットランド。日本とスコットランドの歴史は古く、約400年前の徳川家康の時代にさかのぼります。
1921(大正10)年には、当時皇太子だった昭和天皇がスコットランドを訪れ、ブレア城に滞在。地域住民も招かれた晩餐会では、主催者のアソール公が住民に対し気さくに接する姿に触れ、国民と共に歩む皇室のあり方を学ばれたと伝わっています。

展示では、その際に日本で発行された訪欧記念絵葉書や、今上天皇がエジンバラを訪問した際の、現地の歓迎ぶりを日本に伝える電報(写真)なども見られます。

国際結婚の道は険しい…

国際結婚の道は険しい…

写真:まつり はるこ

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こちらも外務省ならではの展示。在ロンドン日本総領事館が発行した、政孝とリタの「結婚証明書送付書類」です。
現在では当たり前のこととなった国際結婚も、政孝とリタの時代はとても珍しいことで多くの困難を乗り超えなければなりませんでした。2人は在ロンドン日本総領事館に結婚証明書を提出。その証明書は、日本に送られ政孝の本籍地である広島県竹原町に届けられました。

注目すべきは、リタが「イギリス人」ではなく「スコットランド人」と書かれていること。スコットランド系住民が持つスコットランド人としての歴史と誇りに対する、当時の在ロンドン矢田七太郎総領事の敬意が表されているかのようです。

政孝手書きのノートは必見!

政孝手書きのノートは必見!

写真:まつり はるこ

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数々の展示史料の中でぜひ注目してほしいのが、政孝がスコットランド留学時代に書きまとめた「研修報告ノート」。細かくびっしりと並んだ文字、誰にでも分かりやすい図からは、政孝のウイスキー製造に対する真摯でまっすぐな心意気と情熱を感じ取ることができるでしょう。

※写真は、ウイスキー製造に重要なポットスティルに関する図解のページ(複製、アサヒビール株式会社提供)

札幌オリンピック“日の丸飛行隊”の立役者!?

札幌オリンピック“日の丸飛行隊”の立役者!?

写真:まつり はるこ

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太平洋戦争開戦が目前に迫った1941(昭和16)年11月、余市に「桜ヶ丘シャンツェ」というジャンプ台が完成しました。これは、政孝が私財を投じて造ったもの。余市の人々は、政孝に対する感謝の意を込め「竹鶴シャンツェ」と呼んだそうです。

その竹鶴シャンツェで練習を積んだ1人が、札幌オリンピックで金メダルに輝いた笠谷幸生選手。余市出身の笠谷選手は、竹鶴シャンツェで練習に励んだだけでなく、ニッカウヰスキーの社員でもありました。

『マッサン展』では、写真などの資料を通し、政孝が国産ウイスキー製造だけでなく、日本のスポーツ振興にも大きな役割を果たしたというあまり知られていないエピソードに触れることもできます。

見学は無料!内容充実の小冊子も!!

「外務省外交史料館」というイメージからは、少々硬めの展示をイメージしてしまうかもしれませんが、誰にでも分かりやすいように工夫されていますので心配はご無用。展示史料についての説明だけでなく、コラムが充実した小冊子も用意されています。
決して大規模な展示ではありませんが、ここを訪れれば朝の連続テレビ小説『マッサン』が数倍身近に感じられるようになるでしょう!

『マッサン展』
会場:外務省外交史料館
開催期間:平成27年5月8日(金)まで
開館時間:月〜金曜:10時〜17時30分/土曜:13時30分〜17時30分
(土曜日開館:2014年の最終日は12月20日、2015年は1月10日から)
休館日:日・祝日、年末年始
入場無料

掲載内容は執筆時点のものです。

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