写真:東郷 カオル
地図を見る住吉大社がある大阪の住吉は、南海電車、阪堺電車が走っていて、大変アクセスの良い土地です。マッサンが勤める住吉酒造のモデルとなった摂津酒造は、のちに現在の宝酒造と合併。ということで実際に住吉で摂津酒造を見学することはできませんが、大阪市内にありながら路面電車(阪堺電車)が走る、どこかのんびりした雰囲気が漂う街です。
写真:東郷 カオル
地図を見る住吉大社は「すみよっさん」と親しみを込めて呼ばれ、年始には沢山の参拝者で賑わいます。その佇まいは、さすが摂津国一の宮。大阪市内にこんな立派な大社があったのかと驚かされます。
早朝から出勤途中のサラリーマンが何人もお参りに立ち寄り、割烹着姿の男性や、近所のおじいちゃんおばあちゃんの姿も多く見られます。観光名所としても申し分のない立派な大社ですが、地元から深く慕われていて、親しみやすさとパワーを感じる大社です。
住吉大社で特に有名なのがこの大きな太鼓橋(反橋)。この橋は昔、淀君が奉納したものだと伝わっています。
能でも謡われ、結婚披露宴でも定番の「高砂」。これは「高砂や、この浦舟に帆を上げて、この浦舟に帆を上げて、月もろともに出で潮の、波の淡路の島影や、遠く鳴尾の沖過ぎて、はや住吉(すみのえ)に着きにけり、はや住吉に着きにけり」というものですが、これは兵庫県の高砂を出て、大阪の住吉に着くという内容で、昔はこのあたりまで海であったということを知る、貴重な資料でもあります。
この太鼓橋は、喧嘩のあとマッサンがエリーを探す場面(夜)で出てきましたね。今後も登場しますので、要チェックです。
写真:東郷 カオル
地図を見る境内には第一本殿から第四本殿まで、住吉造と称される特殊な様式の御本殿があります。朱塗りで華やかさもありますが、境内にあるいくつものご神木がその華やぎを程よく押さえ、神聖な澄んだ空気を作り出しているようにも感じられます。
ドラマではマッサンとエリーがお参りする場面がありましたね。その後ろにも朱塗りの建物が見えています。
写真:東郷 カオル
地図を見るエリーを妻として連れて帰ったマッサンですが、実は本人の知らないところで婚約者が存在していたのです。それが、マッサンの勤める住吉酒造の娘・優子。
住吉酒造の社長婦人(優子の母)がセッティングした寄席の帰り道、優子がマッサンに子供は何人くらい欲しいか聞いた時、「野球チームが作れるくらい欲しい」と言った場所が、境内にある、このような石燈籠のある道。それにしてもマッサンはなんて鈍感なんでしょうね(笑)
石燈籠の道はマッサンが大八車(べか車)を曳くシーンでも登場します。
写真:東郷 カオル
地図を見る阪堺電車では、2014年10月10日から2015年3月下旬の期間限定の予定で、マッサンラッピング電車が登場します。使用される車両は日本で現役としては最も古い車両。マッサンファンだけではなく、鉄道ファンも必見の車両です。
写真は大阪あべの界隈。ちょうどハルカスやキューズモールがある、賑やかな街中での写真です。
ラッピング電車運行に先立って、運行開始日の前日に出発式が行われました。実はこの車両には住吉酒造の田中社長ご夫妻(西川きよしさん・夏樹陽子さん)が乗車されていて、沿道の人々ににこやかに手を振っていらっしゃいました。
出発式には撮り鉄が大勢押し寄せ、のんびり走るこの古い「モ161形車」を自転車で猛追撃するといった珍事も発生(笑)
流石に現役最古の車両というだけあって、とても味のある素敵な車両です。マッサンラッピング電車はダイヤが固定されていないのでいつどこで会えるのかわかりません。車両が古く冷房機能が備わっていないのでしばらくは朝晩の運行になるとのこと。出会えたらラッキーですね!
どうせ住吉大社へお参りするなら、是非マッサンラッピング電車でテンション上げてお出かけください!
天王寺駅前駅というややこしい名前の駅から乗車し、住吉鳥居前駅まで、20分弱の楽しい路面電車の旅です。この路面電車は「チンチン電車」と呼ばれ、大阪人から愛されています。
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(2024/10/13更新)
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