波瀾万丈!アルゼンチンの聖女『エビータ』の人生に触れる墓地

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波瀾万丈!アルゼンチンの聖女『エビータ』の人生に触れる墓地

波瀾万丈!アルゼンチンの聖女『エビータ』の人生に触れる墓地

更新日:2014/10/14 14:53

市川 芽久美のプロフィール写真 市川 芽久美 南米現地旅行会社 代表

マリア・エバ・ドゥアルテ・デ・ペロン(María Eva Duarte de Perón)というアルゼンチン女性をご存知でしょうか。通称"エビータ(Evita)”と言えば、お分かりになる方も多いのでは?
1996年の映画、『エビータ(Evita)』で日本でも有名になった女優で政治家、フアン・ペロン大統領と結婚し、ファーストレディとなった彼女のお墓が、ブエノスアイレスにあります。

歴史を知る夢の墓地

歴史を知る夢の墓地

写真:市川 芽久美

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アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスの一等地に、いつも人で賑わう『レコレータ墓地(Cementerio de La Recoleta)』があります。アルゼンチンで最も格式の高い、由緒のある墓地で、歴代大統領や、有名人、実業家、 貴族などが眠っており、「歴史が凝縮された場所」とも言われています。
今は全てお墓で埋め尽くされ、新しいお墓は建てられませんが、アルゼンチンでは昔から、この墓地に眠る事が"人生の成功”を意味し、誰もが憧れる地なのです。

ひと際輝くエビータの墓

ひと際輝くエビータの墓

写真:市川 芽久美

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『レコレータ墓地』に、ひと際人で賑わい、常にお花が絶えない一角があります。100アルゼンチンペソ紙幣の肖像にもなり、アルゼンチンで今でも英雄と讃えられる、エビータのお墓です。フアン・ペロン大統領と結婚した彼女は、ペロン大統領の一族のお墓に一緒に埋葬されています。

田舎の貧しい家の出身で、高等教育も受けていない彼女が、波瀾万丈な33年間の人生を経て、この由緒ある墓地に最終的にたどり着く…その彼女の人生を思いながら墓地の目の前に立つと、感慨深い思いになることでしょう。
墓誌にあるエビータの名前のプレートは、隅に小さく貼られていますが、存在感の大きさは、他の英雄のお墓に劣りません。

ミイラ化された死後もなお単調では無い人生

ミイラ化された死後もなお単調では無い人生

写真:市川 芽久美

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エビータの死後、遺体はアルゼンチンでミイラ化され展示されていたのですが、数年後、遺体はイタリアのミラノへ空輸され埋葬。
1971年に遺体が発掘され、更にスペインに空輸。その後1976年に発生した軍事クーデター後、ようやくエビータの遺体はアルゼンチンに返還され、ブエノスアイレスの『レコレッタ墓地』にて安眠する事ができたのです。
今でも、このペロン大統領の一族のお墓の地下に眠っているのです。

まるで美術館のような墓地

まるで美術館のような墓地

写真:市川 芽久美

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墓地は150m四方で規則正しく仕切られていて、大理石や御影石づくりに、各家系ごと独特の装飾が施された風格あるお墓が並んでいます。その数は1000を超え、そのうち70のお墓が国の重要文化財に指定されているという、何とも見応えのある墓地です。

各お墓には、そこに眠っている英雄や著名人の人生を表現した石像も多く見られます。
有名スポーツ選手の墓は、何のスポーツをしていたかが一目でわかります。他にも、アルゼンチン新聞の創刊者、バルトロメ・ミトレ氏のお墓には、イタリア人彫刻家エドワルド・ルビノ氏による、自由・義務・権利を表した肖像が建てられています。憲法に大きな影響を与えた作家、フアン・アルベルディ氏のお墓には、憲法書を持った彼の銅像が勇ましくたっています。

様々なお墓から歴史や人生が分かる

様々なお墓から歴史や人生が分かる

写真:市川 芽久美

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広大なこの墓地には、本当に様々なお墓があります。
歴史を探りながら、美術品に触れる様な感覚で、アルゼンチンで最も広く、美しい『レコレッタ墓地』を訪れてみてください。

輝くエビータの墓、彼女の様に決して平坦ではなかった人生を過ごした英雄の墓、現代にもなお影響を与えている多くの成功者の墓、そして、既に絶えてしまった一族のお墓と思われるお墓(少々お化け屋敷の様な雰囲気もありますが・・・)など、じっくり見て回りたいユニークな観光地です。

墓地といってもとても明るい雰囲気

墓地の入口付近では、花やお土産品を売る屋台、オープンテラスのカフェ、緑も多くあり、とても華やかで落ち着く雰囲気です。
週末になると、民芸品やお土産品等を売るマーケットも出て一層賑やか。
乗り降り自由な市内観光ダブルデッカーバスの発着地や、ブエノスアイレス観光案内所もすぐ側にあります。
是非この多くを知る事の出来る墓地に足を運んでみて下さい。

※オープン時間:毎日8:00〜18:00
※入場料:無料

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/12/27 訪問

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