写真:鮎川 キオラ
地図を見る大子温泉「やみぞ」では、地元産のりんごを湯船いっぱいに浮かべた名物りんご風呂を期間限定で楽しむことができます。地元のりんご農家と契約し、9月から1月末まで、1日130個のりんごを投入します。
ホテルの方にりんご風呂の由来を聞いてみると、「奥久慈の名産りんごの香りをお楽しみいただくためにはじめました」とのことです。確かにお風呂場には、甘酸っぱいりんごの香りに満たされ何だか幸せ〜。「やみぞ」は内湯のみとなります。
露天風呂を楽しみたい方は、りんご風呂となる内湯以外に露天風呂がある「森林の温泉」をお勧めします。
【やみぞ】
茨城県久慈郡大子町矢田524-2
TEL:0295-72-1511
日帰り入浴:大人800円 子供500円/10:00-16:00
大人500円 子供400円/17:00-20:00
※露天風呂なし、内湯のみ。宿泊施設あり。
【森林の温泉】
茨城県久慈郡大子町大字矢田15-12
TEL:0296-72-3200
日帰り入浴:大人 700円 子供350円/平日
大人1,000円 子供500円/土日祝
※露天風呂あり、りんご風呂は内湯となります。
写真:鮎川 キオラ
地図を見るプカプカ浮かぶりんごの姿はなんとも愛らしい。真っ赤なりんごを見つけると、長湯してのぼせている人に見えたり、まだまだ青いりんごを見つけると、「よーく温まってね」なんて思えたりします。
湯船に浸かりながら両手いっぱいに可愛らしいりんごを集めて見つめていると、私の悪魔と天使が心の中で戦ってます。「食べちゃえ食べちゃえ(悪魔)」。「いいえ駄目よ。我慢して(天使)」。湯船用のりんごは、衛生的にも見た目的にも食べるのは我慢しましょう。
入浴後、お肌がしっとり、身体ぽかぽか。正式な成分分析はしていないそうですが、りんごの効能では??と思えてならないのです。りんごの主な成分は、ビタミンC、ミネラル、カリウム、カテキン、リンゴ酸、リグニン、ポリフェノールです。皮にはミネラルやビタミンが特に多いそうなので、美肌や血行促進の効果があるのかもしれません。ぜひお試しください。
大子町には、約60軒のりんご農園があります。その生い立ちには少し切ない物語があります。
時は、第二次世界大戦末期、農耕用に大切に育てていた馬が軍馬として強制的に買い上げられてしまったそうです。可愛がっていた馬と引き換えに得た代金を日々の生活費に利用する気になれなかった一人の農夫が、りんごの苗を購入して近くの雑木林へ植えたことにはじまるそうです。
産地で味わう味覚は、スーパーで購入する味とは全然違います。奥久慈りんごの美味しさのヒミツである樹で完熟を待つ農法は、大規模産地ではなかなか難しいそうです。そのため、奥久慈りんごは、市場にはほとんど出回りませんのでぜひ現地へ訪ねてみて下さい。沿道には、9月から12月中旬くらいまで直売所を出すりんご農家が多いのでぜひ試食してみてください。驚くほどみずみずしくて美味しいですよ。地元の方にも定評のある、おすすめ農園2軒を紹介します。
【黒田りんご農園】
茨城県久慈郡大子町小生瀬4454 TEL:0295-76-0327
※馬の代金でりんごの苗を植えた元祖奥久慈りんごの農園です。
【豊田りんご農園】
茨城県久慈郡大子町小生瀬3964 TEL:0295-76-0858
季節限定の味覚「りんご」。大子町で新鮮なりんごをいただき、甘酸っぱい香りのりんご風呂でのんびり、お腹と心が満たされる旅はいかがですか。
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(2024/12/3更新)
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