写真:古川 悠紀
地図を見る実は雑貨ショップと謳っている多くの店でオーダーメイドが可能。しかし、オーダーメイドならではの不安や問題点もあります。
(1)言葉の壁
スタッフはみなさんベトナム人です。オーダーメイドは細かなデザインも要望できますが、ここで発生する問題が「ギャップ」です。自分が思い描いていたデザインと、完成後には少なからずギャップが生じます。これは、こちらが指示した内容がしっかりと相手に伝わっていないことが原因です。
(2)完成が遅延する
旅行者の多くは短期滞在。もし、オーダーメイドの完成が予定よりも遅れてしまったら大変です。「今日の午後便で帰国するのに、まだできていないの?」と。実はこのようなトラブルは実際起きています。
(3)ベトナム人の気質
ベトナム人は良く言えばおおらか、悪く言えば「適当」な性格です。「ここのデザインが違うじゃない!」と文句を言っても、彼らからしてみれば、「ほとんど同じ。その程度のことで気にしないで」というもの。こちらも完成後のギャップが生まれる原因となります。
このようなトラブルを避けるためにも、最初の店選びは非常に重要となります。そこで、トラブル無用のお店を2つ紹介したいと思います。
写真:古川 悠紀
地図を見るホーチミン在住の日本人奥様方に評判のあるお店が「Usagi(うさぎ)」です。日本を愛するオーナーが経営している、オーダーメイド専門店。日本語が堪能だけではなく、日本人も納得の心配りとオーナーのほがらかな人柄は、ベトナム流のおもてなし。
日本人が拘る部分をしっかりと把握しているので、納得のいく服に仕立ててもらえます。また、ほとんどのお店は雑貨ショップと兼業しているのに対し、うさぎはオーダーメイドの専門店なので、生地の種類や品質に差があります。
おすすめのオーダーメイドは夏物の洋服をはじめ、秋物のジャケット、冬物コートです。寒い冬に備えて、一着オーダーメイドしてみてはいかがでしょうか。
<値段>
ワンピース:約3500円
コート:約1万円
アオザイ:約5000円
スーツ(上下):約1万円
※生地、刺繍、デザインなどによって多少変動します。
写真:古川 悠紀
地図を見るうさぎは男性用のオーダーメイドも実績が豊富。
ビジネス向けのシャツとスーツがおすすめどころ。イタリア直輸入の生地も用意しています。
スーツを含む洋服のデザインは、雑誌の切り抜きを持参するのがおすすめ。洋服は翌日仕上げですが、スーツは2日かかりますので、滞在期間に注意が必要。観光初日に訪れることをおすすめします。
■Usagi(うさぎ)
住所:17 Phan Van Dat St.Dist.1.Ho Chi Minh
TEL:(08)38226433
営業時間:9:00〜19:30
備考:各種クレジットカード可
写真:古川 悠紀
地図を見る1階は雑貨ショップ。モダンな内装でオリジナルポーチやストラップ、バッグといった服飾雑貨が豊富に揃っています。その上階部分がオーダーメイドフロア。
日本人が経営しているとあって、スタッフ対応は折り紙つき。職人もベテラン揃い。採寸からデザインまで、綿密な打ち合わせが可能な日本語レベルのスタッフが在籍しているのは、さすがといったところ。
写真:古川 悠紀
地図を見る「CoCo(ココ)」は日本人管理者がしっかりと教育しているので、従業員は親切な対応と気配りが行き届いています。完成後とのギャップもなく、納期にしっかりと仕上げてくれるので、トラブルが少ないと観光客に人気があります。
そんなココでオーダーメイドしたい服は、女性ならブラウス、男性ならシャツです。シャツは日常に着れるファッショナブルなアロハシャツなどが人気です。
<値段>
ブラウス、シャツ:約4000円〜。
ワンピース:約5000円〜
アオザイ:約6000円〜
■CoCo(ココ)
住所:47 Mac Thi Buoi St. Dist.1. Ho Chi Minh
TEL:(08)38296492
営業時間:8:00〜21:30
備考:各種クレジットカード可
日本ではかなり高値のオーダーメイドも、ベトナムではリーズナブル。ただし、上記で紹介したトラブルも危惧しなければなりません。失敗しないオーダーメイドを実現したい方は、今回紹介したお店に訪れてみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いたナビゲーター
古川 悠紀
2011年に突如ベトナムのホーチミンに移住。理由は「東南アジアが好きだから!」もう少し詳しく説明すると、大学時代にベトナムの民俗学と民話学を研究したのがきっかけ。ホーチミンに移住したのち、ベトナム語を…
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