ベルギー・ブルージュで世界遺産『べギン会修道院』と名物料理を!

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ベルギー・ブルージュで世界遺産『べギン会修道院』と名物料理を!

ベルギー・ブルージュで世界遺産『べギン会修道院』と名物料理を!

更新日:2014/10/21 11:41

高橋 樂のプロフィール写真 高橋 樂 旅行ブロガー

ベルギーの古都ブルージュを訪れたなら、世界遺産『ベギン会修道院』は外せません。一歩入れば、途端に静謐で神聖な空気に包まれます。白壁の修道院に囲まれた木立や芝が美しい中庭は、どこから見ても絵葉書の様。耳を澄ませば、聞こえるのは葉の音だけ。忘れられない静謐さです。敷地内にある博物館や教会も素敵ですので是非足をお運びください。帰りには、修道院そばのベルギー料理店で『鶏のワーテルゾーイ』はいかが?

ただただ静謐な場所『ベギン会修道院』

ただただ静謐な場所『ベギン会修道院』

写真:高橋 樂

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ブルージュは、ベルギーの首都ブリュッセルから列車で約1時間の場所にあります。中世の家々が軒を連ねるフランドル地方の古都です。また、町の中には運河が流れているので「水の都」とも言われます。ちなみに、この運河クルーズはブルージュの観光名物となっています。

こちらのベギン会修道院は、ブルージュ駅からすぐ、白鳥の棲む「愛の湖公園」の隣にあります。修道院の横には運河が流れており、入口へは橋を渡って行きます。その際、運河に目をやると、運河クルーズの船が見えることもありますよ。

そして、いよいよ重厚な白い門をくぐると、そこは別世界。外の喧騒は一瞬にして消え去り、まるで時が封じ込められかのような、ただただ静謐な信仰の世界へと吸い込まれます。

広い中庭は、手入れが行き届いた緑の芝に覆われ、背の高い落葉樹群が一定の距離を開けて並んでいます。そして、それらを取り囲むような修道女たちが住む白壁の家屋や、緑の絨毯の上に織りなす日の光と木立の影のコントラストは溜息ものです。
どの角度から見てもまるで絵葉書の様な美しい場所です。

『ベギン会修道院』おススメの季節と時間

『ベギン会修道院』おススメの季節と時間

写真:高橋 樂

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水仙が咲く春は特に美しいと評判ですが、秋もまた素敵です。

晩秋、中庭の緑の絨毯に色を添えるのは、優しい光に照らされた黄金色の落葉。中ほどまで進み、空を仰いで目に写るのは、一枚また一枚と葉を散らす背の高い木々のみ。そして、聞こえてくるのはカサカサという木の葉が擦れ合う音のみ。すべてが秋の柔らかな日差しに包まれて、木も葉も自分も空気も同化し、一切が神々しく清らかに洗われていくようです。日頃の憂さをすっかり忘れ、ただただ静謐さへの感謝と感動の気持ちが湧いてきます。

また、早朝もおススメです。開門は6:30とかなり早いので、空気の澄んだ日の出後すぐに訪れるのもまた格別でしょう。
またここは緑が多いので、夏はひんやりして過ごしやすく気持ちいいですよ。

■Begijnhof(ベギン会修道院)
住所:Begijnhof 24-28-30
開館時間:毎日6:30〜18:30 
入場料:無料

『べギン会修道院』歴史と世界遺産登録

『べギン会修道院』歴史と世界遺産登録

写真:高橋 樂

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歴史は古く、1245年の中世の時代に遡ります。その頃の女性は従属的で人生に選択の自由はありませんでした。ベギン会は、こうした女性の自立支援のためにとフランドル伯爵夫人マーガレットが創設した修道院です。

ただし、現在の建物は17世紀以降のもので、ベネディクト会女子修道院として利用され、15世紀のままの修道服を身に着けた修道女たちが暮らしています。他の修道会ほど戒律は厳しくなく、財産の所有や結婚による脱会も許されているのが特徴です。

また、こちらは1998年ユネスコの世界遺産に登録された、フランドル地方のぺギン会修道院、計13件のうちの1つです。
ベギン会が中世の北西ヨーロッパで創設された女子のみの修道会という珍しい存在であること、また、宗教と伝統が完全に融合した建築であること、設計がフランドル地方の都市・地方計画の具体的例証であったことなどから評価され登録が決まりました。とりわけこちらは、ルーヴェンのものと並び代表的で最も美しい修道院だと評判です。
また、オードリー・ヘップバーンの「尼僧物語」の撮影に使われたことでも有名です。

ベギン会修道院の博物館と教会

ベギン会修道院の博物館と教会

写真:高橋 樂

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ベギン会修道院の敷地内、門を入ってすぐ左に博物館「ベギン会修道院の家」があります。入口で入館料(大人2ユーロ)を支払います。
展示は、修道院の玄関ホール、フランドル風キッチン、サロン、寝室、食堂、小回廊などです。家具調度類は主に17世紀のもの。
所要時間は、小さい博物館なので10〜15分程度です。日本語説明文の貸し出しもあります。

修道女の生活様式や日常を垣間見られるる機会はなかなかありませんので、合わせて是非訪れてみてください。今の生活と比較しながら見ていくと、新しい発見ができて結構楽しいものですよ。

また、同敷地内には、ベギン会の守護聖女・エリザベスに捧げられた小さな教会もあります。祭壇は美しいバロック様式。簡素ではありますが、どこか女性らしい優美さがあります。現在も修道女たちはここで毎日祈りを捧げています。

どちらも、かなり“信仰の場所”という雰囲気が強いので、私語・談笑は慎みましょう。

修道院そばのレストランでベルギーの名物料理はいかが?

修道院そばのレストランでベルギーの名物料理はいかが?

写真:高橋 樂

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ベギン会修道院に入る橋のすぐ手前にある『マクシミリアン・ファン・オーステンレイク(Maximiliaan van Oostenjijk)』はおススメのベルギー料理店です。

ここは、日本語メニューもありますが、それでもなかなか味の想像がつかないのが外国の料理。迷う場合は、ツーリストメニューをどうぞ。セットメニューですので大きな選択ミスはありません。

夜はライトダウンされ、主な照明はテーブルキャンドルのみ。暖炉もあり、とてもロマンチックな雰囲気です。

セットメニューは、前菜・メイン・デザートが基本です。これにベルギービール1杯つけて料金約30€くらいから。

イチオシのメインディッシュは、ベルギー料理の名物『鶏のワーテルゾーイ』。鶏のクリームシチューですが、全体的に薄味で、素材の味が存分に生かされた上品な味わいです。日本の普通のクリームシチューのルーとは全然違いますので、普段苦手な方でも、これなら大丈夫という方もいらっしゃるかもしれません。
 
お客さんはグループが多いですが、おひとり様にもウェイターさんは親切です。

とはいえ、やっぱり、「レストランでは一人は苦手」という方もいらっしゃるでしょう。そういう方に是非おススメなのは、暖炉のそばの席です。店内はライトダウンされているので、元々あまり周囲が気になりませんが、暖炉そばの席は格別です。ゆらゆら燃える火を見ながら美味しい料理を頂くと、不思議と心も体もとホッコリ。とても幸せな食事時間になりますよ。

食事後、時間があるなら、ライトアップされたマルクト広場までほろ酔い気分で散歩するのも楽しいですよ。ただ、治安は良いとはいえ、夜ですから油断は禁物です。

■Maximiliaan van Oostenjijk
住所:Wijngaardplein 17, Bruges, Belgium
TEL:050-334723

まとめと注意

ベルギー・ブルージュの『ベギン会修道院』は、実際に訪れてみると、ガイドブックよりずっと素敵なことに驚きます。木立が並ぶ広い中庭は、どこから見てもまるで絵葉書のよう。聞こえるのは木立の葉の音だけ。ただひたすら静謐さに溢れています。敷地内には博物館や教会もあり、修道女の生活や祈りを垣間見ることができます。この静謐さにピタッとはまった人は、忘れられない旅の思い出となること間違いなしでしょう。また、修道院そばのベルギー料理店の名物料理もおススメですよ。

≪注意≫
こちらの修道院は大変静かで厳かな場所です。小さな話し声さえ憚られますので節度を守って見学しましょう。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2010/10/28 訪問

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