ホームズが居た街!ロンドン・ベイカー街で名探偵の影を感じる!

ホームズが居た街!ロンドン・ベイカー街で名探偵の影を感じる!

更新日:2018/07/19 15:43

渡部 洋一のプロフィール写真 渡部 洋一 フリーライター、カメラマン
イギリスの首都、ロンドン。世界にその名を轟かせる一大観光都市は、文学都市でもあります。
ディケンズの名作「二都物語」や、永遠の少年「ピーターパン」。最近では「ハリー・ポッター」や「ダ・ヴィンチ・コード」等も、ロンドンを舞台とした名作です。
今回はそんな数あるロンドンを舞台とした名作の中でも最も有名な作品の一つ、「シャーロック・ホームズ」の舞台となったベイカー街をご紹介します。

地下鉄の出口では、ホームズの銅像がお出迎え

地下鉄の出口では、ホームズの銅像がお出迎え

写真:渡部 洋一

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地下鉄ベイカールー線のベイカー・ストリート駅の地上出口では、シャーロック・ホームズの銅像が旅人を出迎えてくれます。この像を見るだけで、「これからホームズの街を歩くんだ」というワクワク感が掻き立てられます。地下鉄出口でパイプ片手に立っているこのホームズの銅像は、「ホームズの街」ベイカー街の顔です。

ホームズとワトソンが下宿していた「221B番地」

ホームズとワトソンが下宿していた「221B番地」

写真:渡部 洋一

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コナン・ドイルが生み出した名作中の名作、「シャーロック・ホームズ」。作中でホームズが助手ワトソンとともに下宿していたと言われる、ベイカー街221B番地は現在「シャーロック・ホームズ博物館」として、多くのホームズファンの聖地となっています。内部にはホームズの下宿部屋が再現され、小説にちなんだ展示も充実する、シャーロキアン必見のスポットです。

ホームズの活躍した時代、ベイカーストリートには85番地までしか存在せず、「221B番地」は架空のものでしたが、現在は番地が増え、「221B番地」宛ての手紙はこの博物館に届くそうです。
19世紀末、小説の中で生まれた架空の番地に、21世紀の今手紙が届くというのは、ロマンのある話ですね。

カフェにもホームズの顔が

カフェにもホームズの顔が

写真:渡部 洋一

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ベイカー街は、まさにホームズの街。カフェの看板にもホームズの顔が描かれています。世界一有名な名探偵シャーロック・ホームズの存在は、この街に暮らす人々のアイデンティティとなっているのかもしれません。

イギリスの定番、「イングリッシュ・ブレックファスト」

イギリスの定番、「イングリッシュ・ブレックファスト」

写真:渡部 洋一

ホームズとは直接関係ありませんが、イギリスの朝食の定番をご紹介します。
その名も、「イングリッシュ・ブレックファスト」。トースト、卵、ベーコン、ソーセージ、豆を煮たもの、ポテト等が大皿に盛りつけられ、店によってそのバリエーションは様々です。日本人の胃袋には、朝食としてはなかなか厳しいボリュームですが、イギリス人は細身の女性でも朝からこのイングリッシュ・ブレックファストをペロリとたいらげます。
美食のイメージの少ないイギリスで、このイングリッシュ・ブレックファストは庶民的な価格で非常に美味しいです。
ロンドンを訪れた際には、早起きし早朝散歩でお腹を空かせてからイングリッシュ・ブレックファストで優雅な朝食を楽しむのもオススメです。

店内にもホームズが!

店内にもホームズが!

写真:渡部 洋一

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さすがホームズの街!カフェの店内にも、ホームズがいました。
ホームズに見守られながら、イングリッシュ・ブレックファストを食べ、コーヒーを飲む。窓の外に目を向ければ、ロンドン名物の赤い二階建てバスが通っている。ロンドンのベイカー街でなければ味わえない至福の時です。

おわりに

今や、「シャーロック・ホームズ」といえば名探偵の代名詞。数々の映画にもなり、原作のみならずホームズから派生した数多くの作品も大変な人気を博しています。その後の推理小説界に計り知れない影響を与えた「シャーロック・ホームズ」が生まれたこのベイカー街は、シャーロキアンのみならず、世界中の推理小説(映画、アニメ、ゲーム等も含めて)ファンにとって、まさに必見の街と言えます。

街中で目にする、「Holmes」の文字と顔。
ホームズは過去の、架空の人物ですが、ベイカー街では現在に、現実に存在しているような、ホームズの影をあちらこちらに見ることができるのです。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2009/09/17 訪問

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