限定ベルギービール「シメイ・ドレー」が飲める「シメイ・オーベルジュ・ドゥ・ポトゥプレ」

限定ベルギービール「シメイ・ドレー」が飲める「シメイ・オーベルジュ・ドゥ・ポトゥプレ」

更新日:2014/10/27 11:22

800種類以上あると言われるベルギービール、中でも「国際トラピスト協会」公式認定の希少な「トラピスト・ビール」のうち、6ヶ所はベルギーにあります。

南ベルギー旧仏領のワロン地方、フランスとの国境にある旧公国シメイ(CHIMAY)のビールは、パンチのきいた個性際立つ味わいで、世界中に根強いファンを持つベルギーを代表するビールのひとつ。その公式施設は大型バスで世界各国から団体客が訪れるほど人気です。

巡礼者を温かく迎える公式「シメイ・オーベルジュ・ドゥ・ポトゥプレ」。

巡礼者を温かく迎える公式「シメイ・オーベルジュ・ドゥ・ポトゥプレ」。
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シメイビールの公式ホテル&レストラン「シメイ・オーベルジュ・ドゥ・ポトゥプレ(Auberge de Poteaupré)」は、アルデンヌ高原の森にあるシメイビール発祥のスクールモン修道院そばにあります。

オーベルジュというのは遠方から訪れる人のための、宿泊設備のあるレストランのことで、ここも元々修道院を訪れる巡礼者の旅の疲れを癒すための施設です。

ここはシメイビールの公式オーベルジュということもあり、「シメイ」ブランド好きにとっては、世界一フレッシュな「シメイ」の生ビールが、地元の美味しいチーズやアルデンヌのジビエ料理と共に楽しめる、たまらない場所です。

しぼりたてのフレッシュな泡立ちで、喉の渇きを癒す。

しぼりたてのフレッシュな泡立ちで、喉の渇きを癒す。
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浄水が現在のように発達していなかった中世において、飲料水に代わって身近に醸造できるアルコールは、無くてはならないものでした。ヨーロッパにおいてはワインがその代表ですが、ベルギーは緯度が高く酸性土の地域が多いため、葡萄より栽培しやすいポップを使用したビール造りが始められたと言われています。

スクールモン修道院の井戸水を使用し、無農薬で醸造されているシメイビール。種類は流通しているものでカシスの香味のルージュ(7%)・ホップの苦味とキレのトリプル(8%)・コクのあるビンテージ入りのブルー(9%)の3種と、修道士用で現地限定のドレー(通称ゴールド4.8%)の計4種があります。

シメイは通常アルコールが高いことで知られているビールですが、ドレーは修道に励む修道士用に醸造されているためにアルコール度が4.8%と低く、柑橘系の香りを思わせる軽くさっぱりとした爽やかな風味で、日本人が好む味です。

(写真は右上からブルー・トリプル・ルージュ・ドレー。4 Beers 8,00€)

修道士手作りのパンとチーズとビールの3点セットが味わえる。

修道士手作りのパンとチーズとビールの3点セットが味わえる。
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厳しい戒律を守りながらコミュニティとして生活しているトラピスト派の修道士達には、修道の一環として手作業することが定められています。

その代表たるものが、シメイの名を広めたパンとチーズとビールです。チーズとビールは世界中に流通していますが、焼きたてのパンが味わえるのはこの公式施設のみです。

焼きたてのパンを温めなおさず、シンプルに新鮮な素材とあわせて頂く「タルティン」は、フランス文化の中に暮らす現地の人達にとっては、最高のご馳走です。

(写真はDouble Chimay cheese sandwich 3,30€)

フォンデュも美味しい、実力のシメイチーズ。

フォンデュも美味しい、実力のシメイチーズ。
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シメイチーズには、以下の計7種類があります。

(流通しているチーズ)
1. シメイレッドに合う甘く脂肪分が豊富なシメイ・グランド・クラシック
2. シメイブルーまた辛口白ワインに合うシメイ・グラン・クリュ
3. シメイレッドに合うアプリコットの香りが特徴のシメイ・ア・ラ・ビエール
4. シメイトリプルに合う木の実の香りのヴュー・シメイ
5. シメイブルーに合う最高級のトラピストチーズ、ポトゥプレ
6. 低脂肪でも風味豊かなアレジュ

(現地限定チーズ)
7. ドレー(シメイゴールド)に合う希少チーズ「ル・ドレー」

写真は日本人向きと思われるオススメのメニュー。
・4Beers(試飲ビール4種) 8,00€
・Mini cheese fondue "Le Poteaupré" (一人用チーズフォンデュ)8,00€ 
・The tapas board + side salad (サラダ付きタパス・ボード)11,00€

他に2人用のチーズフォンデュセット 30,00€もおすすめです。

ベルギーで頂くデザートはやっぱり、国民食「ムース・オ・ショコラ」。

ベルギーで頂くデザートはやっぱり、国民食「ムース・オ・ショコラ」。
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最後のデザートでおすすめなのは、このホテル&レストラン専用の容器で出される自家製「ムース・オ・ショコラ」です。ベルギー人は食事の後、どこでもお決まりのようにこのチョコレート・ムースを楽しみます。あなたもベルギー人になったつもりで、「ムース・オ・ショコラ」を試してみませんか?

写真はTraditional home-made chocolate mousse(伝統チョコレートムース)5,00€

「ようこそ」と日本語表記で迎えてくれる温かいオーベルジュ

ここは料理も美味しく、清潔で利用者に好評であることから、年々利用客が増え2013年夏にリニューアルオープンしました。施設内にはオリジナルグッズが購入できるブティックや、キッズコーナーもあります。(宿泊の場合はツインベッドで1泊75.00€、朝食1人€7.50です。室内ではミニバー、エアコン、テレビ、ステレオ、Wi-Fi アクセスが無料で利用できます。)

ベルギーは観光資源開発の一環で、2020年頃を目指して各地で再開発が進められていることから、今後さらに観光客の増加が見込まれています。シメイのあるベルギー東南部ワロン地区は、アルデンヌ高原の豊かな自然と美味しい料理が目玉です。

一面の緑に囲まれたこのオーベルジュを訪れたなら、目の前にある修道院の森を散策がてら、スクールモン修道院まで足を伸ばしても良いでしょう。子供から年配の人までもくつろいで、ベルギーの休日を楽しめるオーベルジュです。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/10/12 訪問

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