写真:市川 芽久美
地図を見るアルゼンチン・ミッショネス県に位置するエスタンシアの『サンタ・セシリア(Estancia Santa Cecilia)』。世界遺産の『グアラニーのイエズス会伝道所群』の一部である、『サンイグナシオ・ミニ(San Ignacio Mini)』の遺跡から、車で僅か30分、イグアスの滝からは車で3時間、パラナ川沿いにそのエスタンシアがあります。
エスタンシアの名前は、オーナーの名前でもあります。
門からさらに奥に入ると、可愛らしい白い2階建ての建物が見えてきます。
1906年に建てられた、緑の木々と平原に囲まれたこじんまりとした家ですが、広大な農地と、馬300頭、牛5000頭を所有し、それらを今でもガウチョ(カウボーイ)が世話をしています。
写真:市川 芽久美
地図を見る家の中に入ると、オーナーのセンスの良さが感じられる、アンティーク家具とモダンな絵の組み合わせが素敵な内装で、緑も取り入れられ、なんだかとても"生き生きしている家”という印象さえ与えてくれます。
そして、今は使わなくなってしまった部屋をホテルとして、提供しています。部屋も小物1つ1つこだわりが感じられ、とっても清潔。
この家に住む家族が少なくなった今でも「この家をずっと生きている家にしたい」というオーナー、セシリアさんの願いが現れているお部屋です。
写真:市川 芽久美
地図を見る客室は僅か5部屋。
それぞれに広いバスタブ付きのバスルームがあり、窓からは手入れが行き届いた所有地の向こうに、パラナ川を望む事が出来ます。
客室は2階で、1階には、共有の書斎やリビング、広いダイニングルームがあり、まるでこの広い家が、自分の家の様な感覚で、宿泊が出来る素敵な雰囲気です。
ここでの主なアクティビティは、勿論ガウチョ(カウボーイ)の普段の生活を共にする事!牛追いをしたり、家畜に餌をあげたり…、そして皆でマテ茶を飲む。なかなか出来ない体験です。
他にも、乗馬でパラナ川を訪問したり、このエスタシオンから近い、世界遺産『サンイグナシオ・ミニ』訪問、ゴルフ場やポロ競技場でのプレーも出来ます。
エスタンシアでの食事は、少し贅沢に地元料理が提供され、エスタンシア滞在の魅力のポイントでもあります。
先ほどの、素敵なダイニングルームで、アルゼンチン家庭料理を堪能したり、敷地内の木陰や川沿いで、アルゼンチン・アサード(焼き肉)料理を、アルゼンチンワインとともに堪能。
ブエノス・アイレスからも日帰りで訪れる事の出来るエスタンシアがいくつかあります。
カウボーイのショーやダンスを見ながらのアルゼンチン料理を堪能し、地主のお城等を見学したりと、観光客向けにアレンジされており、こちらもエンターテインメント性があって面白い体験です。
ただ、実際にそこに住みながら農業を営む、アルゼンチン人や原住民の方々の話を聞いたり、本当の生活に触れられる醍醐味や、大草原の中でリラックスできるのは、やはり内陸部が一番。
特に、サンタ・セシリアは、実際のガウチョと生活出来るだけでなく、手入れが行き届き、内装もセンスがあって、とってもキュート。結婚式を挙げるアルゼンチン人も多いエスタンシアです。
イグアスの滝へ行かれる際は、1泊『エスタンシア・サンタ・セシリア』滞在を加えてみるのはいかがでしょうか。
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この記事を書いたナビゲーター
市川 芽久美
「旅行」に関係する仕事をやれるだけやってみようと思い、日本とヨーロッパの旅行会社、航空会社、旅行業界誌、旅行展示会と経験してきました。その中で、日本人にとって、潜在的な魅力がまだまだあると感じた中南米…
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