芸術を堪能!大津市の都市公園・びわこ文化公園(滋賀文化ゾーン)

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芸術を堪能!大津市の都市公園・びわこ文化公園(滋賀文化ゾーン)

芸術を堪能!大津市の都市公園・びわこ文化公園(滋賀文化ゾーン)

更新日:2014/10/20 15:46

乾口 達司のプロフィール写真 乾口 達司 著述業/日本近代文学会・昭和文学会・日本文学協会会員

滋賀県大津市の南東に広がる湖南丘陵一帯には「びわこ文化公園」と呼ばれる県営の都市公園が広がっています。敷地内には県立の美術館や図書館などの芸術・文化系の施設が点在しており、公園と隣接して複数の大学キャンパスがあることもあって、通称、「文化ゾーン」とも呼ばれています。文化の薫りが漂うびわこ文化公園を訪れ、旅の疲れを癒してみませんか?

遊亀ファン垂涎!日本画家・小倉遊亀の作品を多数所蔵する滋賀県立近代美術館

遊亀ファン垂涎!日本画家・小倉遊亀の作品を多数所蔵する滋賀県立近代美術館

写真:乾口 達司

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「びわこ文化公園」が開かれたのは1985年。以後も開発が継続しており、複数の大学が隣接する文教地区であるという点もあって、大津市民の憩いの場として活用されています。その中核となる施設こそ滋賀県立近代美術館です。開館は1984年。館内の展示室は大きく分けて特別展で使われる企画展示室と常設展示室とからなりますが、なかでも、常設展示室の目玉は当地出身の日本画家・小倉遊亀の作品群。滋賀県立近代美術館が所蔵する小倉作品は60点にのぼり、そのうちの約20点が常時展示されています。小倉遊亀といえば、女性としてはじめて日本美術院の理事長に就任するなど、日本の画壇を牽引してきた近代女流画家として知られていますが、ファンの方々には特に訪れていただきたいスポットです。

現代アートも所蔵!中庭に展示されているアレクサンダー・カルダーの『フラミンゴ』

現代アートも所蔵!中庭に展示されているアレクサンダー・カルダーの『フラミンゴ』

写真:乾口 達司

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国内の作家はもちろん、アンディ・ウォーホルやイサム・ノグチ、カジミール・マレーヴィチ、パブロ・ピカソ、マルセル・デュシャン、李禹煥など、海外の著名な作家の作品が多数所蔵されているのも当館の特徴として挙げられます。しかし、作品は何も展示室にだけあるわけではありません。写真は中庭に展示されているアレクサンダー・カルダーの巨大なオブジェ『フラミンゴ』。アメリカ・シカゴの連邦政府センタープラザ内に置かれているパブリックアート『フラミンゴ』の試作品です。カルダーといえば、モビールの発明者としても知られている芸術家ですが、そのような人の作品まで展示されている点からは、滋賀県立近代美術館が日本の近代絵画のみならず現代アートの紹介にも力を入れていることがうかがえますね。

夏至の日に奇蹟が起こる!?山口牧生の『夏至の日のランドマーク』

夏至の日に奇蹟が起こる!?山口牧生の『夏至の日のランドマーク』

写真:乾口 達司

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現代アートに興味を持つ人は、美術館の周辺も散策しましょう。美術館の西側、バス停へと続く石畳の道は「彫刻の道」と呼ばれており、その道沿いには巨大な彫刻作品が展示されています。写真は山口牧生の『夏至の日のランドマーク』。ご覧のとおり、高さ5メートルにもおよぶ巨大な石の彫刻作品です。実はこの作品には、夏至の日にだけ起こるある秘密が隠されているのです。夏至の日の太陽の方向と一致するように作品がわざと傾けて置かれているため、夏至の日の正午ぴったりになると、何と影が消えてしまうのです!そのトリッキーな演出に興味を持った方は、ぜひ、夏至の日に当地を訪れ、その奇蹟をご自身の目でご確認下さい。

滋賀県の資料を検索しよう!全国屈指の蔵書数を誇る滋賀県立図書館

滋賀県の資料を検索しよう!全国屈指の蔵書数を誇る滋賀県立図書館

写真:乾口 達司

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写真は滋賀県立近代美術館に隣接して建つ滋賀県立図書館。蔵書数は約130万冊と全国屈指の規模を誇っています。もちろん、地元・滋賀県に関する書籍や古文書も数多く所蔵しているため、滋賀の地をめぐる際の参考書籍を求めて、当館を訪れてみるのも一計でしょう。

琵琶湖や滋賀の山々を一望のもとに!こども広場からの眺め

琵琶湖や滋賀の山々を一望のもとに!こども広場からの眺め

写真:乾口 達司

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びわこ文化公園を訪れたら、ぜひ、子ども向けの遊具が取り揃えられている「こども広場」にも足を向けてみましょう。「こども広場」は美術館や図書館の南側、ちょっとした高台の森のなかに設けられていますが、高台だけにそこからは大津の市街地はもちろん、琵琶湖やその背後に控える比叡山、さらには湖南アルプスと称される滋賀県南部の山々までを見渡すことができるのです。ここでお弁当を広げてゆっくりするのもいいでしょうし、家族連れの方であれば、お子さんたちょを遊ばせるのにも最適のスポットですね。

おわりに

ほかにも、県内から出土した文化財を収蔵・展示している滋賀県立埋蔵文化財センターや夕照庵と呼ばれる茶室、回遊式の庭園、多目的広場、製鉄炉を復元した源内峠遺跡の遺構などが園内に点在しており、滋賀県にゆかりの文化や芸術を学ぶのに最適のスポット。それぞれの目的に合わせて、文化の薫りが漂うびわ文化公園の魅力を堪能してみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/09/06 訪問

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