写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る猿倉は白馬の登山口のひとつ。
ここまでは車で行くことが出来、かつ無料の駐車場がある。また、ここには村営の山小屋猿倉荘もある。
猿倉より白馬大雪渓方面へ登る方が多いが、白馬鑓温泉へは猿倉から少し登ったところより左折して登ることになる。
お間違えの無いように。
猿倉から白馬鑓温泉までは約5時間で辿り着くが、山の天候は変わりやすく、それなりの本格登山の装備は必須であることは肝に銘じで頂きたい。
また、午後3時頃までには山小屋へ到着するのが山のルール。行かれる際は無理のない余裕のある計画を立てて頂きたい。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見るいざ登り始めると、さほど急でもなく、危険な場所もほぼなく、初心者でも比較的登りやすい。
2時間半ほど歩くと、猿倉と白馬鑓温泉のほぼ中間に位置する小日向(おびなた)コルと呼ばれる地点に着く。
コルとは山用語で峠等を意味するとのこと。
ここより先は急に眺望が開け、写真のような北アルプスの山々が顔を出す。
まさに絶景だ。
実はこの写真のやや左、やや上部に白馬鑓温泉小屋が写っている。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る猿倉から白馬鑓温泉までのルートで唯一と言っていいほどの危険な場所が、こちらの杓子沢と言われる場所である。
写真は、登山ルートから山の上を少し見上げた角度で撮影したもの。
傾斜は見たところ約35度程度だろうか。
落石が頻繁に起きているようで、時折石がぶつかる音が聞こえる。
ここは、本当に注意した上で、足早に通り過ぎて頂きたい。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る杓子沢から約1時間程で白馬鑓温泉小屋へ。
猿倉からは約5時間になる。
滝のように流れている小川からは湯けむりがあがり、硫化水素の香りも漂っている。
まさに、温泉そのものである。
また、湯量が豊富である証でもある。
小屋自体は、簡易的な造りである。
それもそのはずで、白馬鑓温泉小屋は夏場のみ7月中旬頃より9月下旬頃までの営業であり、それ以外の期間は山小屋を解体してしまうとのこと。
そう、毎年建てては解体を繰り返されている。
写真:温泉ソムリエぐっち
地図を見る白馬鑓温泉は、写真のごとく、まさに絶景温泉である。
また、温泉自体も硫黄分を含む硫化水素臭がしっかりと感じられ、さらに湯量が豊富なため、白濁する時間も無く、透明のまま流れ去ってしまう。
新鮮この上ない温泉であり、かつこの景色。
温泉好きな方から一般の方までがきっと満足できる温泉であろう。
また、この露天風呂は混浴であるため、女性専用の浴室も別に設けられている。
ただ、そちらは眺望は無いようだ。そのためか、露天風呂は夜の1時間程度は女性専用タイムとなるので、女性の方も安心して入浴できる。
また、この露天風呂では、満点の星空を見ながらの湯浴みやご来光も楽しめる。
ゆえ、出来れば白馬鑓温泉小屋で一泊し、温泉を満喫して頂きたい。
白馬鑓温泉の名物は露天風呂である。
ゆえ、せっかく行ったのに雨であれば、楽しさは半分以下になるであろう。
ただ、山の天候は本当に変わりやすい。
だから、行く前には、天気予報を十分調べた上で行って頂きたい。
また、山小屋閉鎖期間も温泉は自然ゆえ、出っぱなしであり、浴槽には湯が満たされ続けられているようだ。
ゆえ、健脚の方なら、山小屋が閉鎖されている期間であっても訪れて頂きたい。
最後に、このような温泉が日本にあることに感謝したい。
◆白馬鑓温泉(白馬鑓温泉小屋)
【場所】白馬鑓ケ岳中腹
【電話】0261-72-2002(白馬館)
【立ち寄り湯】大人500円、小学生以下300円
【宿泊料金等】1泊2食 9,500円
温泉データ
【泉質】含硫黄−カルシウム・マグネシウム−炭酸水素塩泉
【湯の使い方】源泉かけ流し(加温なし・加水なし・消毒無し)
【pH】6.5(中性)
【泉温】42.7度
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(2024/10/12更新)
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