平安時代の歴史と庭園に触れる!福島・いわき「白水阿弥陀堂」

平安時代の歴史と庭園に触れる!福島・いわき「白水阿弥陀堂」

更新日:2014/10/26 11:27

東北にある数少ない国宝指定の建造物で、福島県では建造物として唯一国宝に指定されている、いわき市の「白水阿弥陀堂」。
こちらは素晴らしい浄土式庭園を持つ場所で、秋には紅葉がきれいにライトアップされるイベントも開催されます。
では早速ご紹介していきましょう!

「平泉」とのつながり

「平泉」とのつながり
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「白水阿弥陀堂」は平安時代末期の建築物で、永暦元年(1160年)に平安時代の大名であった岩城則道を弔うために夫人であった徳姫が寺を建て、その一角にこの「阿弥陀堂」を建立しました。

徳姫は、平安時代末期の陸奥の豪族であった藤原清衡の娘で、この阿弥陀堂は平泉の中尊寺金色堂を模倣して建立したといわれています。
白水阿弥陀堂の名称は、徳姫が奥州平泉の出身なので「泉」という字を二つに分けて「白水」としたとの説があります。

お堂の中は・・・

お堂の中は・・・
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浄土庭園の中央に立つ阿弥陀堂は、平安末期の代表的な建築様式で、四方に曲線を描く屋根が特徴。
国宝の阿弥陀堂の中には、国指定の重要文化財に指定されている本尊阿弥陀如来像、観世音菩薩像など5体の仏像が安置されています。
きらびやかさはないですが、当時は素晴らしい装飾がなされていたであろうと思われる形跡があちらこちらに残っています。

阿弥陀堂の中にはいると、お寺の方がお堂の説明から極楽浄土のお話まで楽しく、詳しく説明をしてくれますよ。
お堂の中は写真撮影不可です。

おすすめの時期

おすすめの時期
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7月中旬から9月初旬にかけては「古代ハス」が見頃で、大きいものだと背丈が1メートルは超えるものもあるのだとか!また、秋の紅葉は大変美しく、見事な景色が見られます。紅葉が一番美しい時期には紅葉のライトアップが開催されます。

2014年の開催期間は11月8日(土)から16日(日)まで。期間中は17:00〜20:00には飲食ブース、特産品販売ブース等も開店しており、8、9、15、16日の土、日曜は、AM10:00〜ふるさと産品直売会が行われます。
毎年変わる照明も人気で、2014年もまた新しい照明器具が登場する予定だそうです。

アクセス

アクセス
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JR常磐線内郷駅より車で5分、または徒歩約30分。
JRいわき駅、JR内郷駅入口よりそれぞれ新常磐交通「川平」行きバスで「あみだ堂」バス停下車で行くことが出来ます。
駐車場は無料で、とても広いです。
建築物は有料となりますが、庭園散策は無料です。

「国宝・白水阿弥陀堂」
福島県いわき市内郷白水町広畑219
休業:毎月第4水曜、節分、春・秋彼岸、8月12〜16日、12月25〜31日、12月の第2水曜日、木曜日
公開:4月〜10月 8:30〜16:00
公開:11月〜3月 9:00〜15:30
拝観料:大人400円/子供250円

最後に

四季を通じていろいろな景色が楽しめる「白水阿弥陀堂」
歴史あるお堂と自然の美しさを感じに出掛けてみてはいかがでしょうか?

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