公園の面積は3081平方キロメートルで、シエラネバダ山脈の西山麓に広がっています。このようにヨセミテ国立公園そのものは広大ですが、観光の見どころは比較的狭い範囲に集中していますので、ツアーへの参加だけでも有名なスポットをいくつか回ることも可能です。レンタカーで行った場合でもツアーで行った場合でも、夏の間は無料のシャトルバスが運行しているので、効率よく主要なビューポイントを回ることができます。しかし、サンフランシスコからでも車で片道4時間以上かかりますので、現地に滞在できる時間を考えると一泊してじっくりと、時にはトレッキングを楽しみながら、のほうがよりヨセミテを堪能できると思います。
この公園は、畏怖さえ抱くような白い花崗岩の絶壁、落差が大きい巨大な滝達、谷の合間を流れる渓流、高さ100m近くにもなる世界有数の大高木ジャイアントセコイアの林、そこに生息する多様な動物が見所です。
絶景ポイントとしては、バレー・ビュー 、トンネルビュー、センチネルブリッジ、ハーフドーム、エル・キャピタン、ヨセミテ滝、ブライダルベール滝などがあり、ヨセミテ・バレー付近に点在しています。
ヨセミテビレッジからは、ヨセミテのシンボル的存在、ドームを2つに割った様な特徴的な形のハーフドーム、世界最大の1枚岩、高さ1000mの垂直な花崗岩でロッククライマーの聖地と言われるエル・キャピタンなど、谷からそびえ立つ白い花崗岩の崖を見上げる形で景色を楽しみます。ハーフドームとエル・キャピタンは、写真家アンセル・アダムスの写真で世界的に有名です。
ヨセミテビレッジ内のトレッキングコースは比較的平坦なコースも選べるので、初心者でも気持ちよくハイキングが楽しめます。
ヨセミテ・バレーを一望することが出来、ヨセミテを代表する景色を眺められるビューポイントです。前述の写真家アンセル・アダムのここからの写真はサザビーのオークションで3000万円以上の価格が付いたこともあるほど。ここから見えるブライダルベール滝は公園内に数ある滝の中でも人気が高く、ほかの滝の水が枯れている時でも、少量ながら常に水が流れています。
ヨセミテバレー直上にあるグレイシャーポイントは、ヨセミテバレーの南壁の標高2199メートル、カリー・ビレッジの直上975mに位置しています。ここからはハーフドームを自分の目の高さに眺められ、また、ヨセミテ滝やエル・キャピタン、テナヤ渓谷、バーナル滝、ネバダ滝を含む、多くの観光スポットの眺望が楽しめます。ヨセミテバレーからグレーシャーポイントへはグレーシャーポイントロードを通って車で一時間、又はフォーマイルトレイルで徒歩で登っていくこともできます。冬期は雪で閉鎖されてしまいますが、夏季に行く場合は絶対はずせないスポットです。
ヨセミテ公園内で食事をする場合はヨセミテビレッジへどうぞ。ビジターセンターをはじめ、レストランやフードコート、ショップがあり、観光地の中心といった感じです。また、公園内には3件の宿泊施設があり、その3件(ヨセミテロッジ、アワニーホテル、カリービレッジ)にもレストランが併設されています。アワニーホテルは老舗のホテルで夕食ではドレスコードがあるので、気軽に利用できるランチがお勧めです。ランチの利用でも老舗の赴きある雰囲気を十分味わえます。
ヨセミテ公園、いかがでしたか?
日本では決して味わえない規模も感動も桁外れのアメリカの国立公園。行った人だけが感じられる地球との一体感をあなたも味わってみて下さい。
(ヨセミテ国立公園は標高が高いので、夏でも脱ぎ着できる上着を持っていくことをお勧めします。)
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