お初天神とは、曽根崎2丁目にある「露天神社(つゆのてんじんじゃ)」のことです。お初天神どおり商店街のすぐそばにあります。
江戸時代の元禄16年、堂島新地の遊女・お初と醤油屋の手代・徳兵衛がこの神社の境内で心中を図った事件がありました。それを戯作者・近松門左衛門が人形浄瑠璃として発表。当時の人々の間で大きな人気を博し、悲恋物語として長く語り続けられることとなります。
現在では、恋人の聖地としても認定されており多くのカップルがお参りするスポットにもなっています。
グルメめぐりの合間に観光もできてしまうのが、曽根崎お初天神どおり商店街の嬉しいところです。
もともとは露天神社の境内に30店ほど飲食店が集まり営業していたものが、終戦後その近くにビルが立ちはじめ、現在では100店舗ほどのお店がぎっしりと並んでいます。
梅田から徒歩10分ほどで行ける距離であることや、地下からもたどり着けるので雨の日でも便利なこともあり、昼にはランチをもとめる会社員や観光客で賑わい、夜は夜で居酒屋やバルに次々と人が入っていく大阪の人気グルメスポットです。
ではこの商店街にある、私のおすすめ大阪グルメを紹介しましょう。
粉モンの街・大阪に来たなら、絶対に食べたいと思うものが、たこ焼き、そしてお好み焼きでしょう。
お好み焼きの本場・大阪には多くのお好み焼き屋がありますが、その中で最も有名なのが昭和25年に創業した「ゆかり」。現在では全国に11店舗を展開していますが、本店がここ曽根崎にあります。どうせ本場の味を楽しむなら、できれば本店で楽しんでほしい!
ゆかりのお好み焼きは厚みがあってふっわふわ!甘辛いソースをたっぷりつけて、マヨネーズもたっぷりかけていただくのが関西風。ボリュームがありますがぺろりと食べられる美味しさなんです。
メニューにある「ジャパン焼き」や「大阪城」といった風変わりなオリジナル焼きも面白いと評判なので、カップルでそれぞれ別々のメニューにチャレンジしてシェアしてみては?!
十三(じゅうそう)に本店がある喜八洲総本舗。一番人気はみたらし団子なのですが、中秋の名月の日には、出店しているデパ地下には大行列ができて月見団子もみたらし団子もなかなか買えないほど大人気のお店。
実は、そんな人気店の支店がここ曽根崎お初天神通り商店街にもあります。普通のみたらし団子と違って円筒帖なのは、焦げやすくしてタレをよくからませるためだとか。
大阪らしく昆布だし、そして白ざらめとたまり醤油でつくられた甘じょっぱいタレが小ぶりな団子にとろりと絡まって美味しすぎてほっぺたも落ちそうに。
こちらも二人でシェアしてその場で食べるのがおすすめ。
ディナーには、気軽に飲んで食べられるイタリア食堂「アレグロ」はいかがでしょうか。2013年にオープンしたばかりの新店ですが、カジュアルな雰囲気なのに本格的なイタリアンが食べられると評判のお店。
特にこの水牛マルゲリータは、窯で焼いたもちもちした生地にとろとろのチーズ、そして新鮮な風味のトマトが完璧なバランスを保っています
前菜やメイン料理にもシェフのセンスがきらりと光って、大阪の夜の締めくくりにぴったりの気持ちのよい食事ができるはずです。
曽根崎お初天神どおり商店街には、他にも元祖豚平焼きの「本とん平」や、大阪の安旨寿司として人気の「亀すし」「縄寿司」などいろんなお店が揃っていて、どこに行こうか選ぶのに迷ってしまうのも、また楽しみの一つ。
夜、灯りのともった商店街を歩いているだけでも、雑多な大阪の雰囲気が味わえておすすめです。
お昼は恋人の聖地で胸いっぱいのロマンチックを味わい、夜は美味しい大阪をお腹いっぱいに詰め込んでみませんか。
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