下関から門司までの関門トンネルの人道は海の底

下関から門司までの関門トンネルの人道は海の底

更新日:2013/01/07 15:31

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー
本州と九州の間にある関門海峡に架かる関門橋(かんもんきょう)は、山口県の下関と福岡県の門司港を繋ぐ全長1068mの吊橋で高速道路となっていますが、その海底には関門人道トンネルがあり人が歩いて横断することができるのは、ご存知でしたか?
そのトンネルを下関から門司まで歩いてみました。

地下55メートルの海底へ

地下55メートルの海底へ

写真:結月 ここあ

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関門トンネルが完成したのは昭和33年3月9日で、工事の途中に第2次世界大戦が始まり中断され21年の歳月がかかりました。
関門海峡の海底を抜ける関門トンネルは上が車、下は人が歩くことのできる人道の二重構造になっています。

下関の人道入口から、エレベーターに乗り地下約55mまで下ると幅4メートルのトンネルが、門司まで続きます。
後ほど記念証が頂けるので、忘れずに下関側の記念スタンプを押しましょう。
道は門司まで、ほぼ一直線!

県境は撮影スポット

県境は撮影スポット

写真:結月 ここあ

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門司側からも通行があるので、トンネル内は右側通行です。
海底とのことで、多少の湿気や薄暗さも感じますが、一年中気温は暑くも寒くもなく変わらないようです。

暫く歩くと、山口県と福岡県の県境が見えてきました。ここを跨いで、写真を写すのがいいですよ。

通行料は無料で、自転車や50cc以下の原付は20円、ウォーキングやジョギングをする人も見かけます。毎日ここを横断する人も多数いらっしゃるとか。自転車や原付は、乗ったままはNGなので 降りて押していくのがルールです。

15分ほどの海底散歩

15分ほどの海底散歩

写真:結月 ここあ

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関門トンネルは海底なので、絶えず海水が染み出してきます。
その量は1日約4,800トンほど。染み出た海水を地上にくみ出すための排水ポンプも備わっていると書かれていました。

全長780メートルのトンネルは約15分ほどで歩くことができます。門司側に到着したら、門司側のスタンプも忘れずに押しましょう。

平家滅亡の地

平家滅亡の地

写真:結月 ここあ

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エレベーターで地上に上がると、関門橋が目の前に見えるスポットです。
その下には、和布刈神社(めかりじんじゃ)の鳥居も見えます。壇ノ浦の戦いの前夜に平家一門が祝宴を開いたと伝えられる神社です。
関門海峡の中でも600mと最も狭く、潮流も早い壇ノ浦で平家は一日で滅ぼされました。
その平家の史跡もありますので訪ねるのもいいですね。

スタンプで頂ける記念証明書

スタンプで頂ける記念証明書

写真:結月 ここあ

先程の関門人道トンネルでの下関・門司の二つのスタンプが揃うと、JR下関駅・JR新下関駅・JR門司港駅の各駅にある観光案内所でこのような「関門TOPPA!記念証明書」が頂けます。
この記念証明書の裏面は恋人の聖地、勝利の神社の2バージョンでしたが、平成24年からは恋愛成就手形、合格手形のバージョンも増えました。
関門を結ぶトンネルのように末永く恋愛を成就されたい方、受験という関門を突破されたい方にもお勧めです。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2012/11/12 訪問

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