御木本幸吉が凄い!「ミキモト真珠島」で本物を見極める!鳥羽市

御木本幸吉が凄い!「ミキモト真珠島」で本物を見極める!鳥羽市

更新日:2014/11/03 12:22

猫乃 みいこのプロフィール写真 猫乃 みいこ 非日常体験探求家、旅ブロガー、ライター
日本が世界に誇る真珠王といえば、御木本幸吉。世界で初めて真珠養殖を手掛けた御木本幸吉の功績がわかる、「ミキモト真珠島」が三重県鳥羽にあります。海女さんの実演ショーや、真珠博物館、御木本幸吉記念館で、神秘の真珠ができるまでを知ることができるテーマパーク。御木本幸吉の努力と経営手腕には、男女問わず興味を持って見学できることでしょう。ミキモト真珠島で、日本の本物を見る目を養いましょう。

鳥羽駅から徒歩5分でミキモト真珠島

鳥羽駅から徒歩5分でミキモト真珠島

写真:猫乃 みいこ

地図を見る

三重県には魅力的な観光地がいっぱい。お伊勢参りは外せないマストスポットですが、伊勢市駅から電車で約15分の鳥羽駅周辺もオススメ。

近鉄・JR鳥羽駅から徒歩5分の場所にあるのが、真珠の養殖を世界で初めて成功させた、鳥羽出身の御木本幸吉で有名な「ミキモト真珠島」。島全体がテーマパークになっています。島は、空中陸橋パールブリッジで陸と繋がっていますので、船に乗らなくても簡単に行くことができますよ。

ミキモト真珠島ってどんなとこ?潜入してみましょう。

御木本幸吉とはどんな人物?

御木本幸吉とはどんな人物?

写真:猫乃 みいこ

地図を見る

銀座本店を始め、世界中に店舗を持つ「MIKIMOTO」の創業者である御木本幸吉は、鳥羽のうどん屋の長男として生まれました。17歳で、鳥羽湾に入港した外国船に卵を売り込むなど、若いころから商才があった幸吉。20歳の時、横浜に視察旅行に行き、鳥羽でも産出される真珠が、横浜では高値で取引されていることを知りました。鳥羽で品質の良い真珠を作りたいと、研究・努力した結果、世界で初めての真珠養殖に成功したのでした。

島の入口では、「世界中の女性を真珠で飾りたい」と研究を続けた、御木本幸吉の像が島を見守っているように建立されています。
島内の御木本幸吉記念館では、展示品やアニメーション映像などで、真珠王と呼ばれた御木本幸吉の、失敗しても決してあきらめないという、人生そのものを知ることができます。

真珠ができる仕組みがわかる真珠博物館

真珠ができる仕組みがわかる真珠博物館

写真:猫乃 みいこ

地図を見る

島内には、真珠のアンティークジュエリーや工芸品が展示され、真珠ができる仕組みがわかる博物館があります。養殖真珠がどうやってできるのか、知っている方は少ないでしょう。ええっ〜、こんな風にできているの?と驚くはず。養殖真珠といえども自然の神秘!アコヤ貝に丁寧に一つ一つ核を植えることから始まるのです。その工程は、写真のように「核入れ手術」と呼ばれ、さながら自然科学の実験室で行われるような繊細な作業なので、ジュエリーに興味のなさそうなお子さんや男性も、目を輝かせて興味津々で見学しています。

核入れ作業→真珠になる工程→収穫→原料選別→色選別と、真珠のネックレスになるまでの各工程を、スタッフの方が丁寧に説明してくれます。スタッフの方々は、クラシカルなデザインの制服(ワンピース)に身を包み、上品な語り口で説明してくれるので、光沢のある上質な真珠に相応しい、知的で高級感のある博物館となっています。この工程を一通り見ることで、本物を見極める目が養われますよ。

海女の実演ショー

海女の実演ショー

写真:猫乃 みいこ

地図を見る

島内のメインイベントと言えるのが、海女スタンドで行われる「海女ショー」。スタンドから見渡せる鳥羽湾には、ショーの時間になると小舟が現れ、毎回2〜4名の海女さんが小舟から海に入ります。

真珠の養殖には、海女さんの働きが必要な時期が長く続きました。今は技術の進歩で、海女さんが養殖の場で働くことはなくなりましたが、ミキモト真珠島では、昔ながらの白い磯着で実演してくれます。
海面から顔を出しているときには、ヒューヒューヒューと呼吸の調整をしてから海に潜る海女さん。急に深い海に潜ると、肺に負担がかかるということですが、呼吸の音までスタンドで聞こえるくらいの近さなので、臨場感たっぷり。白い海女さんが、青い海に潜る様は、本当に美しい。深い海から海面に戻った海女さんは、海底で採った貝を、観客に見せてくれます。
ここで、大きな拍手!
台風が近づき、海がかなり荒れているにもかかわらず、何度も海に潜り、自然の厳しさの中で働く海女さんの仕事ぶり。海女さんの実演は、四季を通じて毎日行われますので、HPで実演時間をご確認くださいね。

限定スイーツをゲット!

限定スイーツをゲット!

写真:猫乃 みいこ

地図を見る

ミキモト真珠島では、お買い物やお食事、お茶なども楽しめます。
ミキモトの真珠といえば、世界最高の品質を誇り、お値段もそれなりに高価なものですが、ショップでは、お買い物しやすいパールアクセサリーが、数千円から置いてありますので、本場のおみやげとして見てみるのも良いでしょう。

アクセサリー以外のおみやげなら、真珠型のスイーツがオススメ。
写真のマドレーヌと、瓦せんべいは、ミキモト真珠島限定のスイーツですので、おみやげに喜ばれることでしょう。瓦せんべいは、真珠のカルシウム入り。しかも、真珠に見立てた砂糖の小さい玉が入っていますので、そのかわいらしさは、話題になること間違いなしです!

真珠の単位は、匁(もんめ)

御木本幸吉の功績によって、一般に普及するようになった真珠の重量単位は、「匁(もんめ)」。日本では一般に使われなくなった、尺貫法の単位である1匁(3.75グラム)や1貫(3.75キログラム)が、世界中で用いられているのです。御木本幸吉が真珠の産業化の時に使った単位が、今でも世界で通用しているというのですから、日本が世界の真珠の普及に貢献したことがわかりますね。

日本が世界に誇る真珠養殖、すべての女性の憧れであるミキモトパールを、ミキモト真珠島で身近に感じてみませんか。

【ミキモト真珠島】 
住所 三重県鳥羽市鳥羽1-7-1 
電話 (0599)25-2028 
営業時間 8:30〜17:30(時期によって変動あり、HPでご確認ください)
入場料金 大人1500円 小人(小・中学生)750円

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/10/12 訪問

条件を指定して検索

- PR -

新幹線特集
この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -