麺匠ちゃかぽんは、赤い装束を身にまとい、先陣をきって勇敢に戦っていたため、「井伊の赤鬼、井伊の赤備え」と恐れられていたと伝わっている初代彦根城藩主・井伊直政公の「赤」がテーマになっています。
暖簾の赤、そして看板メニューに使われている上質の近江牛の赤。
こちらのお店は、近江牛の提供を長年続けている千成亭が提案するおうどん屋さん。自社ファームも持ち、美味しく安全な近江牛を届けることを心がけているお店の近江牛の「赤」には期待が持てます。
麺匠ちゃかぽんは、入り口の脇のカウンターで近江牛の握りを販売しています。握りはあぶり仕上げとなっていて、赤身ととろの二種類があり、それぞれ二貫が写真のようにおせんべいに乗せられて出てきます。
近江牛握りは、路面のカウンターで注文するので、B級グルメのような感覚ですが、ネタの品質はもちろんのこと、注文を受けてからその場で握っているので本格的な味わいです。
おうどん屋さんなので、店内の回転も早いですが、休日には待ち時間が生じることもしばしば。その合間に、ちょこっといただくのにこちらの握りはぴったりです。
また、店内でも注文することが出来るので、並ばずに入れた場合はぜひ店内でお試しください!おうどんといただく近江牛とはまた違った風味を楽しむことが出来ますよ。
麺匠ちゃかぽんの名物は「赤鬼うどん」。
赤鬼うどんは、直政公の「一代目」と直孝公の「二代目」、直弼公の「十三代目」と三種類あり、それぞれ武将をイメージして作られています。
なかでも、一番人気は父の精神を受け継いで、井伊家を譜代大名の筆頭の地位に押し上げた二代目藩主・井伊直孝公をイメージした「二代目」です。直孝公の熱意が込められた一杯です。
茹で上げたうどんに上質の近江牛のしゃぶしゃぶ肉が乗せられています。そこに、赤味噌で仕上げたあつあつのお出汁をたっぷりと注いでいただきます。
湯気が上がっているの、わかりますか?
あつあつのお出汁を注ぐことで、どんぶりのなかで牛しゃぶが出来上がり!急いで半生の状態のお肉を口に運びます。口の中でとろけるお肉とコシのあるおうどんというのも絶妙です。
赤味噌のお出汁は、関西でいただくお出汁のイメージとは違い、今まで出会ったことのない味わいですが、しっかりとした風味の近江牛にぴったりでとてもくせになりますよ。
彦根城下ではさまざまな近江牛グルメを楽しむことが出来ますが、赤鬼うどんはとくに斬新で武将のイメージをどんぶりの中に再現したなんて、城下町散策が何倍も楽しくなりますよね。
国宝天守を見学して、井伊家の歴史に触れた後は、武将を美味しくいただくことで思い出をより深いものにしてください。
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(2024/9/9更新)
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