北海道鉄道技術館のある苗穂工場へ訪れるには、苗穂駅から歩道橋を歩いて北側へと向かいます。また、札幌駅からアリオ札幌までバスで向かい、そこから歩いていくという方法も有り。どちらにしろ、徒歩の時間は30分もかかりません。
入場するには、苗穂工場の入り口にて受付をする必要があります。入場料は無料なので、気軽に入ることが可能。入り口から正面方向へ歩いてゆくと、5分以内でレンガ造りの資料館が見えてきます。こちらが北海道鉄道技術館です。
建物入り口の右側にはSLの「C62-3号機」が屋外展示されています。ただし、こちらはだいたい5月〜11月の間のみ展示となっているため、冬の間は見られません。
開館日は基本的に、第2・第4土曜日のみと限定的。営業時間に関する詳しい情報は、記事最後の基本情報にて掲載しております。
それでは、レンガ造りの北海道鉄道技術館へ入ってみましょう。入り口を通ると、すぐに実物車両の運転台がお出迎え!左右に1台づつ置かれていて、入り口から見て左側は「キハ82運転台」で、右側の方は「アルコン運転台」となっています。
他には、SL「D51形」やディーゼル機関車「DD51形」の1/5模型、駅や信号所で使われていた腕木式信号機、エンジンカットモデル、蒸気発生装置など、その展示内容は充実しています。まさに鉄道好きのための施設と言えるでしょう。
エンジンカットモデルや蒸気発生装置が展示されているのとは反対側のフロアにあるのは、札幌駅周辺の建物がジオラマ化された鉄道模型。
このジオラマの鉄道模型は、「振子でトライ」と名付けられている運転シミュレーター。その名前が示す通り、運転台で操作をすることによってジオラマの鉄道模型を動かせます。この運転台は実物と同じですので、臨場感はたっぷり!
北海道鉄道技術館の館内にはスタッフがいますので、運転台の操作についてわからないことがあれば気軽に尋ねてみてください。
1階の展示を見終わったら、次は2階へ行きましょう!2階における展示内容は4つの分類となっており、それぞれ「工場の歴史コーナー」、「模型コーナー」、「SL復元コーナー」、「SLコーナー」となっています。
北海道鉄道技術館において、2階へと上がる階段は3つ。建物入口のすぐ横にある階段も、その1つです。そこを上がっていくと、視界に入ってくるのはSL復元コーナー。ここでは、SL「C11-171号機」の復元の様子を写した写真パネルなどが展示されています。
工場の歴史コーナーには、国鉄時代の写真パネルや作業服、記念乗車券、事務機器の展示など、鉄道ファンの心をくすぐる物が盛り沢山!これらを見て、鉄道が歩んできた歴史についてあらためて学んでみてはいかがでしょうか?
北海道鉄道技術館の前に展示されているSL「C62-3号機」とは別に、なんともう一台、SL「D51-237号機」の屋外展示があるんです!
苗穂工場の入り口から正面方向に歩いて、最初に遭遇する線路の手前で右に曲がると、SLが展示されている広場となります。入り口からの距離は、鉄道技術館より近い場所です。
まずはこちらを先に楽しむか、あるいは鉄道技術館を見た後に鑑賞するかは、お好きな方をどうぞ。
C62-3号機と同様に、このD51-237号機も冬季は見られません。展示されている具体的な時期については、苗穂工場の方へご確認ください。
鉄道に関する展示が盛り沢山の北海道鉄道技術館。ジオラマの鉄道模型を動かる「振子でトライ」や国鉄時代の資料展示など、鉄道にどっぷりと浸かることが出来ます。鉄道ファンの方はもちろん、それ以外の方も、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
注意すべき点はやはり、営業日が第2・第4土曜日のみと見学できる日が少ない点。こちらは、予定をしっかりと立てて訪れましょう。
<基本情報>
住所:札幌市東区北5条東13丁目
電話番号:011-721-6624
営業時間:13時30分〜16時00分
開館日:毎月第2・第4土曜日(5月〜8月の4ヵ月間は、第1土曜日も開館)
入館料:無料
アクセス:JR苗穂駅より徒歩約20分。
バスの場合 札幌駅北口より乗車、「苗穂工場前」で下車後、徒歩約5分
2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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