ロンドンの名所中の名所!タワー・ブリッジを渡ってみる!

ロンドンの名所中の名所!タワー・ブリッジを渡ってみる!

更新日:2018/07/19 15:41

渡部 洋一のプロフィール写真 渡部 洋一 フリーライター、カメラマン
毎年世界中から多くの人々を集める、観光都市ロンドン。そんなロンドンを代表する建築物といえば、多くの人が思い浮かべるのは、ビッグ・ベン(国会議事堂)とテムズ川に架かるタワー・ブリッジの2つではないでしょうか?

今回はそんなロンドンのシンボル、タワー・ブリッジをご紹介します。大英帝国の威信をかけて造られた「世界で最も有名な橋」とも言われるタワー・ブリッジを、あなたも渡ってみませんか?

水上の大動脈、テムズ川に架かる橋

水上の大動脈、テムズ川に架かる橋

写真:渡部 洋一

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イギリス南部を流れるテムズ川。その流域は約346キロにおよび、ロンドンと海を繋ぐ水上交通の大動脈です。テムズ川は古来より王族の重要な交通路として用いられ、18世紀にはイギリス最大の貿易港として、船舶の交通量で世界最大を誇りました。
ロンドンの街の発展に伴い、1886年の着工から1894年の完成まで実に8年の歳月を要して造られたのが、以後ロンドンのランドマークであり続けることになるこのタワー・ブリッジです。

タワー・ブリッジを渡ってみる!

タワー・ブリッジを渡ってみる!

写真:渡部 洋一

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タワー・ブリッジはもちろん渡ることができます。長さ244メートルの橋の上は、多くの通行人と自動車で賑わいます。

タワー・ブリッジの出来る以前、この辺り(ロンドン橋の下流地域)は人口が密集していたにもかかわらず橋が無く、対岸に渡るには大変な時間を要していましたが、この橋がテムズ川に架けられたことによって、人々の生活が飛躍的に便利になりました。
現在ロンドンの人々にとってこの橋の存在は当たり前のものとなっているかもしれませんが、それは19世紀末、多くの市民が切望した結果として生まれた通路なのです。

ちなみに、タワー・ブリッジは可動式の跳ね橋となっており、船舶の通行に伴い上げ下ろしが行われます。現在橋の上げ下げは週数回程度ですが、その昔は1日50回ほども上がっていたそうです。

ロンドンの空に架かる、2本の橋

ロンドンの空に架かる、2本の橋

写真:渡部 洋一

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テムズ川から突き立つ格調高き2本の塔。その塔と塔を結ぶ橋は、地上41メートルの上空にも2本架かっています。上部橋の内部は1910年に閉鎖されましたが、1982年から展示室として公開されています。現在では「THE GLASSED IN WALKWAY」と呼ばれ、そこからテムズ川とロンドンの街を見渡すことができます。

タワー・ブリッジから見るテムズ川の眺め

タワー・ブリッジから見るテムズ川の眺め

写真:渡部 洋一

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詩人、ウィリアム・ワーズワースがその眺めに「これよりも美しい場所は地上にはない」と詠嘆したテムズ川。
彼の見た約200年前のテムズ川とはもちろんその景観は変わっているけれど、21世紀のテムズ川の景色も、当時に負けていないのではと思わせてくれる美しさです。
イギリスの首都として発展を続ける、まさに「生きている街」の姿を、この橋から見ることができます。

ロンドンの夜を飾る、美しき橋

ロンドンの夜を飾る、美しき橋

写真:渡部 洋一

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タワー・ブリッジの観賞は、夜もオススメです。
ライトアップされた美しき橋の姿は、まるでロンドンの街に夢を架けるよう。
橋の長さ244メートル。タワーの高さ65メートル。大英帝国の技術の粋を集めて建造され、当時の人々を驚愕させた歴史的建造物は今、ロマンチックなヨーロッパの夜を彩るオシャレスポットにもなっています。

おわりに

「テムズ川がなければ、ロンドンは生まれなかった」という言葉があります。
世界中の大都市の多くが川を中心に発展したように、ロンドンという街もテムズ川の存在抜きには語れません。そしてそのテムズ川に架かるタワー・ブリッジもまた、ロンドンを語る上でなくてはならない、この街のシンボルと言えます。

ロンドンの街歩きに、タワー・ブリッジは欠かせません。もしもロンドンを訪れる機会があったなら、是非その足で渡ってみることをオススメします。

掲載内容は執筆時点のものです。 2009/09/17−2009/09/20 訪問

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