王族気分!アルハンブラ宮殿内ホテル『パラドール デ グラナダ』

王族気分!アルハンブラ宮殿内ホテル『パラドール デ グラナダ』

更新日:2018/07/27 14:32

橘 凛のプロフィール写真 橘 凛 ライター、エッセイスト
スペイン・アンダルシア地方を代表する観光名所であるアルハンブラ宮殿。イスラムの香りが多く残る、美しい街グラナダにあります。
いつも人でいっぱいのアルハンブラ宮殿ですが、実は宮殿内でも宿泊できるのはご存じですか?そのホテルが『パラドール デ グラナダ』。エキゾチックな回廊や庭園をめぐると、王族になったような気分に浸れます。宮殿内にステイして、アルハンブラ宮殿を朝昼晩と楽しみましょう!

パラドールってなに?

パラドールってなに?

写真:橘 凛

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パラドールとは、歴史的文化財など価値のある古い建物をリノベーションし、新しくホテル施設として利用している国営のホテルチェーンのことです。古くからスペイン各地に点在し、スペイン独自の発展を遂げてきたパラドールですが、近年では、その人気もうなぎのぼり!きめ細かいホスピタリティとエキゾチックなムードを味わえるステイ先として、世界中の旅行客を魅了しています。

その中でも、知名度の高さと豪華さで一線を画しているのが、アルハンブラ宮殿内にある『パラドール デ グラナダ』。その人気は高く、週末などは予約がいっぱいのことも。
写真は、パラドールの正面玄関。スペインの青い空にテラコッタカラーの建物が映えます。レセプションには日本語を少し話せるスタッフもいるので安心です。

元修道院の回廊を歩いてみよう

元修道院の回廊を歩いてみよう

写真:橘 凛

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パラドールに到着したら、まずは館内を歩きまわってみましょう。観光地の中心にあるわりに静寂に包まれているのに驚きますが、それもそのはず。ここは15世紀の旧修道院を改築して作られたパラドールなのです。

有名なのは中庭に面した回廊。噴水の水の流れ、光の取り入れ方、風の吹き抜け、床のタイルなどがそれぞれ緻密に設計されているのがよくわかります。朝は陽光のなか、夜は明かりの灯る中を歩けば、当時の王族や修道士の気分になったような雰囲気を味わえるでしょう。

観光はパラドールを起点に

観光はパラドールを起点に

写真:橘 凛

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グラナダの丘の上にあるアルハンブラ宮殿。パラドールから歩いて数分で、写真のような風景に出会えるのが、パラドールに宿泊する良い点のひとつ。このあたりもアルハンブラ宮殿の一部です。

写真奥の白い街並みは、アルハンブラ宮殿の向かい側にあたるアルバイシン地区。ここも世界遺産であり、アルバイシン地区からはアルハンブラ宮殿が一望できます。夕暮れに見に行くのがおすすめ。また、グラナダ市内には、アラブ街などイスラム文化が交錯した場所がたくさんあり、エキゾチックな体験をすることができます。

アルハンブラ宮殿内見学は、年間を通して人気があるので、旅行の事前にツアーデスク等を通して申し込むのをおすすめします。

明るい雰囲気のお部屋で寛ごう

明るい雰囲気のお部屋で寛ごう

写真:橘 凛

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パラドールのお部屋は、意外にモダン。ベッドルームもバスルームも明るい色合いで統一してあり、気分が華やぎます。窓を開け放てば、庭園を見ることができ、お部屋でゆっくり過ごすだけでも楽しめます。

また、パラドールの大きな魅力となっているのが、美味しい食事。日本の旅館のように食事付プランを提供しているので、朝食・夕食付など、好みに合わせて食事回数をチョイスできます。パラドールでリラックスしたステイをしたい方には、ハーフボード(一泊2食付)が特におすすめ。グラナダ市内・アルバイシン地区にも素敵なレストランがたくさんあるので、楽しい悩みです。

最後のムスリム政権の宮殿に泊まろう

いかがでしたか?

イベリア半島最後のムスリム政権といわれるナスル朝が残した史跡・アルハンブラ宮殿。
『パラドール デ グラナダ』は、その歴史物語を堪能するのに、最も適したステイ先ではないでしょうか?

スペイン・グラナダを訪れるみなさんに、ぜひお勧めしたいホテルです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/10/25−2014/10/26 訪問

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