写真:下川 尚子
地図を見るまずは、見晴台へのアクセス方法から。見晴台へ行くには、旧軽井沢にルートの入口がありますので、そこからスタートします。方法は、ハイキング・マイカー・バスの3通り。
ハイキングの場合は、旧軽井沢から片道一時間程度の距離。「旧碓氷峠遊歩道」と呼ばれる道を歩きます。最初は舗装された道が続くものの、途中からは自然のままの道に。ルートが合っているか不安になる方がいるくらい「自然の道」ですので、あらかじめマップを入手しておくのがオススメ。履きなれた靴・動きやすい恰好で行きましょう。
マイカーの場合は、旧軽井沢から約10分ほどで見晴台付近までアクセスできます。一般の駐車場もありますが台数は少なく、見晴台付近の売店や食堂の駐車場を利用することもできます(お店で食事・買い物をすると、駐車料金がキャッシュバックされるなど特典がある場合も)。駐車場から数分歩けば、見晴台へ到着です。
バスの場合、旧軽井沢の軽井沢観光会館前などからバスが出ています。赤の可愛いバスで、有名な万平ホテル前にも停車しますので、観光気分で乗るのもオススメ。
ハイキングルートのマップを入手したい場合、バスの路線・運行期間・時刻表など詳細について知りたい場合は、旧軽井沢の観光会館や駅の観光案内所に立ち寄るか、事前に問い合わせをしておきましょう。
写真:下川 尚子
地図を見る「見晴台」までたどり着くと、そこに広がるのは大パノラマ!見晴台の標高は約1200m。浅間山や、妙義山など上毛三山、南アルプスや八ヶ岳も見渡すことができます。雄大な景観を楽しみましょう。
ここは夕日の名所としても知られ、かつて軽井沢で過ごした宣教師たちは「サンセットポイント」と呼んだといわれます。西の方向に見えるのは浅間山。夕暮れ時は、浅間山と夕日がセットで美しく見られます。
写真:下川 尚子
地図を見るそして、この見晴台、実は長野と群馬のちょうど県境に位置しています。県境を示す標識は、多くの方が写真を撮っている撮影スポット。記念撮影はぜひここで行いましょう。
碓氷峠は、古くから利用されていた主要街道「中山道」が通過する峠のひとつで、関東から信越・北陸地方へつながる重要な位置づけの場所とされていました。現在では新道が利用され、見晴台のある場所は「旧碓氷峠」「旧中山道」と呼ばれていますが、昔の面影を残すハイキングルートとして活用されています。古くから多くの人がこの街道を歩いていた、と考えると、感慨深いものですね。
写真:下川 尚子
地図を見る見晴台で眺望を楽しんだら、周辺を散策してみましょう。見晴台周辺には、峠の茶屋が何軒かあり、碓氷峠名物の「力餅」やお蕎麦などが食べられます。オススメの茶屋は、「しげの屋」。こちらも県境に位置する茶屋で、名物の力餅がいただけます。きなこ、くるみ味噌、あんこなど様々な種類があり、散策で疲れた体に活力をくれます。見晴らしの良いテラスは特等席!気候の良い時期は、眺望も楽しんでくださいね。
また、しげの屋の正面にある熊野皇大神社(熊野神社)にも立ち寄ってみてはいかがでしょう。こちらは、本宮の中心が長野と群馬の県境となっている珍しい神社で、両県の管理が入っています。社務所も賽銭箱も長野・群馬と両県のものがそれぞれ設置されています。どちらにお賽銭を入れるかは・・・あなた次第です。
写真:下川 尚子
地図を見る最後に、オススメの時期についてご紹介しましょう。大パノラマが楽しめる見晴台ですが、散策にオススメなのは新緑と紅葉の時期。この時期はひときわ美しく、散策中にもさまざまな絶景に出逢えるでしょう。
冬期は雪がありますので、徒歩・マイカーいずれの場合も、冬の装備が必須です(慣れていない方にはオススメできません)。また、何といっても一番大切なのは「天候」。大パノラマを感じるには、晴れて空気がクリアな日がオススメです。
軽井沢には洗練されたお洒落なスポットも多いですが、豊かな自然を感じられるのもまた、魅力。森を歩き、鳥のさえずりを聞き、雄大な山並みを眺める。そんな過ごし方も、きっと良い思い出になるのではないでしょうか。
見晴台は街中から比較的近く、アクセスしやすいビュースポット。行き帰りには旧軽銀座と呼ばれるストリートで食べ歩きやお買い物を楽しむのもオススメです。ぜひ、滞在プランに組み入れてみてくださいね!
この記事を書いたナビゲーター
下川 尚子
兵庫県出身。2013年より2年間群馬に住み、現在は横浜在住。趣味は、食べ歩きとスポーツ観戦。小さな夢は、家族で北海道スノーボードに行くこと。そして、老後の目標は、四国八十八か所踏破です。夫が転勤族のた…
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