写真:西藤 カオル
地図を見るJR新宿駅の西口から徒歩約10分、都営地下鉄大江戸線なら都庁前駅で目の前、という好立地に東京都庁舎はあります。凸凹の凹のようなカタチが第一本庁舎、高さは243m。そのとなりに第二本庁舎、こちらは高さ163m。今回お目当ての展望室は、第一本庁舎にあり「北展望室」・「南展望室」の2つに分れています。ただし、開室時間が異なるので、夜景目的ならば「北展望室」を目指すこと!
夕方頃になると第一本庁舎1階には、夜景を目当てにくる外国人観光客の姿でいっぱい。はやる気持ちを抑えて、まずは手荷物検査をうけましょう。その後、「展望室専用エレベータ」にて一気に45階まで昇ります。その時間、なんと55秒!あっという間です!
◆開室時間
北展望室 9時30分〜23時(入室締切は、閉室時間の30分前)
南展望室 9時30分〜17時30分
写真:西藤 カオル
地図を見るエレベータを降りると、そこは地上45階(高さ202m)。中央にお土産物やが並び、外周が大きな窓で展望を楽しめるようになっています。頭上と手元に説明書きがあるので、それを目安に東京らしい風景を探してみましょう。例えば、東京スカイツリーならば『北東方面』に。東京タワーならば『南東方面』で見ることができます。
「夜は時間が無く、昼間の時間しかいくことが出来ない!」という人に朗報です。昼しか堪能できないとっておきがあります。12月〜2月頃、冬の空が澄んだ時期には『西方面』に富士山を拝むことができるのです!展望室からの風景はお天気に左右されますので、天気予報とにらめっこで計画をたてるのがいいかもしれません。
◆写真は北展望室
写真:西藤 カオル
地図を見るせっかく都庁まできたのだから、それらしいお土産も欲しくなりますよね。期待を裏切ることなく「○○へ出かけてきました」風の存在感あるお菓子がありました。可愛らしいお菓子と、ちょっと不釣合いなゴツイ姿の都庁舎の包装がなんともアンバランスで微笑ましいです。
オーソドックスに『東京都庁おまんじゅう』もいいし、都庁舎がプリントされた『都庁クッキー』など、お配り用土産としてはインパクト最強かもしれませんよ。
他にも都庁オリジナルのキーホルダーや、都庁とコラボしたご当地キャラクターものまであります。また、ユニークな都庁限定のプリクラもあるので、1枚思い出にお試しあれ。
写真:西藤 カオル
地図を見るすっかり日も落ちたら、いよいよおまちかねの夜景タイム。この時間帯から、やや混雑がはじまります。どこから見ても、非日常的な数万の灯りは美しく圧倒されますが、中でもおススメなのは「南西方面」。三角にとがった屋根をもつ個性的で華やかな新宿パークタワーは、写真に収めるには絶好のモチーフ。なんと、こちらも都庁舎同様に設計は丹下健三氏。
その上層階には、西新宿でも人気の高いホテル『パークハイアット東京』があり、下のオフィスゾーンと比べて灯りがゆるやかになり、このコントラストがよりこのビルを美しくみせてくれるのかもしれません。隣のオペラシティとあわせて、この一角は最も写真映えするポイントになるのでどうぞお見逃し無く!
写真:西藤 カオル
地図を見るここ新宿を、より新宿らしく撮りたい!と思ったら「東方面」の高層ビル群は外せないでしょう。新宿のシンボルともいえる、新宿住友ビル・新宿三井ビル・新宿センタービル・新宿野村ビル。京王プラザホテルに、繭のような形をした東京モード学園のコクーンタワーも、すっかり新宿風景のひとつとして馴染んでいます。
見下ろすと、立ち並ぶ高層ビルの合間を通る道路。そしてそこを走る車の小ささに、今いる高さを急速に思い出させてくれます。高所恐怖症の人にはあまり覗き込まないほうがいいかも!
東京都庁舎の展望室はいかがでしたか。こんなに素敵な展望が無料開放されているのは、主に「都政に対する理解と関心」を深めてもらうため。
東京都の年間予算は、約13兆円。なんとスウェーデンやギリシャの国家予算と同じといいます。そして、この東京都庁舎で働く職員数は16万人。ひとしきり夜景で感動したあとに、「東京」を通して日本の未来についても少しだけ考えてみるのもいいですね。
また、『初日の出を地上202メートルからご覧になりませんか』として、この展望室が元旦にも開放されています。こちらは大混雑が予想されるため往復はがきによる抽選となっていますので、下記【MEMO】欄より詳細をご確認ください。
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(2024/10/10更新)
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