「かたくりの宿」へ行くには、仙台駅からJR仙山線で約40分の作並駅が最寄り。駅に送迎バスを事前にお願いすると便利です。
宿の玄関口からロビーに入ると、真っ赤な野点傘と茶席がまず目に飛び込んできます。和の雰囲気たっぷりで、何とも心が安らぎます。
ロビーには無料でコーヒーサービスがあり、自由に飲むことができます。
また、色浴衣の無料貸し出しも行っています。通常の浴衣は各部屋に用意されていますが、それとは別にオプションで借りられます。温泉で華やかな色の浴衣を着られるのは嬉しいですね。
肌寒い時期にはこちらでカラフルな膝掛けも借りることができます。
お子様や女性の方は、是非お好きな柄を探してみてください!
こちらの宿は全室和室。客室数27室と比較的小規模ですが、その分気兼ねのない素朴な雰囲気が味わえます。
清潔感のあるお部屋に入ると、懐かしい畳の香りに気持ちが安らぎます。
敷き布団が準備され、テーブルの上には緑茶のティーバッグとお着き菓子。これがなかなかおいしい!
窓の外には山の景色が広がります。
1階にはたくさんのおもちゃがあるキッズルームが設置されていて、お子様連れの方も安心。
今や貴重なかけ流し温泉ですが、「かたくりの宿」では内湯、露天風呂とも新鮮なかけ流しのお湯を堪能できます。
作並温泉郷で全ての湯船が源泉100%かけ流しなのは、こちらの宿だけ。湯船から流れ出たお湯はそのまま捨てられてしまうという贅沢さ。無消毒で、源泉本来の泉質を感じることができる貴重なお湯です。
無色透明で、しっとりさらさらと肌に優しい。温度もちょうど良く、気持ちのよい温度加減が熟知されている感じ!じっくりと長く入っていられます。
洗い場が併設された内湯はとてもこじんまりとしていますが、大きな窓から眺める庭園を見ながらリラックスできます。
広々とした湯船と、外の景色の新鮮な空気でリフレッシュできる露天風呂。
内湯と露天風呂の脱衣所はそれぞれ別々になっていますが、どちらから入っても2つの湯船を行き来できます。
露天風呂の洗い場は屋内にあり、内湯の洗い場よりも広いのでおすすめ。
湯船には源泉の注ぎ口が見当たらず、一見どこからかけ流しのお湯がきているの?と思いますが、寒い時期には源泉が外気にあたって温度が下がらないように、浴槽の底からお湯を注いでいるのです。
よく見ると確かに側面の下の方に穴が開いていて、手を近づけると源泉が溢れ出ています。
寒い時期には浴槽底部から、暑い時期には上部からと、季節によって源泉の流入口が変わります。
お湯の温度は内湯より少しだけぬるめで、とても入りやすくて気持ちのよい温かさ!その心地よさに、お湯の中で身体が溶けてしまいそうです。
温泉旅行では、食事も大きな楽しみなものの一つですよね。
チェックインの際に朝食の時間を決めて食堂へ行くと、テーブルにお膳がきちんと用意されています。
筆者が宿泊した時のメニューは、ほっけの開きとずわい蟹のお味噌汁。納豆が添えられた五穀米、切り干し大根、お漬け物、卵焼きで和の朝食です!
ご飯とお味噌汁はおかわり自由で、お腹いっぱい食べられます。
真ん中にはヘルシーなアサイーのヨーグルトドリンク。朝の一杯にとても爽やか。
混じりっけのない、新鮮な素材のお味。
お腹にもたれずそれでいてしっかり。おいしく健康的な朝食を頂くことができます。
今回ご紹介した旅館「かたくりの宿」は、作並温泉の他の旅館と比べて小規模で建物も古め。
決して華やかとは言えませんが、その分泉質や食事などにとてもこだわりがある宿という印象を受けます。スタッフの心遣いがお客一人一人に行き届くのも魅力。
作並温泉郷の近くにはドラマ「マッサン」で話題のニッカウヰスキー仙台工場などもあるため、観光地としても人気が出てきたスポット。
見どころいろいろで、楽しみ方は温泉だけにとどまりません。
宿泊だけでなくもちろん日帰り入浴もOKなので、気軽に出かけるのもいいですね。
長い歴史と由緒ある仙台作並温泉「美女づくりの湯」を、源泉100%かけ流しの「かたくりの宿」で実感されてはいかがでしょうか。
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(2023/12/3更新)
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