ブダペスト中央市場で見る・買う・味わうコツを教えます。

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ブダペスト中央市場で見る・買う・味わうコツを教えます。

ブダペスト中央市場で見る・買う・味わうコツを教えます。

更新日:2017/01/29 15:17

小谷 雅緒のプロフィール写真 小谷 雅緒 ツアーコーディネーター&ガイド

ブダペストの中央市場は不動の人気観光スポットです。しかし、知名度が上がり観光地になってしまったが故に、どこまでが「ローカル」なのか、知っておきたいことがあります。現地在住目線で、たびねす読者だけに、こっそり教える本音もいくつか・・・。

人気の秘訣は豪華建築物とロケーションの良さ

人気の秘訣は豪華建築物とロケーションの良さ

写真:小谷 雅緒

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外国旅行では一般的に、スーパーや市場など、ローカルな雰囲気の場所は人気があります。滞在に必要なものの入手、お土産になるような品を物色するだけでなく、地元の人が何を買っているのか、人間観察もおもしろい!

しかし、皆が皆そのようなことを考えると、町中心部のスーパーや市場は、いつしか(ほぼ)観光客向けになってしまいます。

ブダペストの中央市場もカメラを持った外国人観光客だらけ。店舗も大半が観光客向けのラインナップです。ここは町中心部のロケーション、住宅街ではありません。しかし、近辺の飲食店が食材を仕入れたり、近辺のオフィスに勤める人が利用したりと、ローカルさも十分残っています。

なんといってもその建物のゴージャスさ!19世紀末ハンガリー建築でおなじみの建材、ジョルナイという陶磁器ブランド製タイルで装飾されています。

何を買いましょうか?お土産?それとも滞在中の食材調達?

何を買いましょうか?お土産?それとも滞在中の食材調達?

写真:小谷 雅緒

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市場ですから、当然食料品がメイン。まずは地上階(日本での1階)には八百屋、肉屋、パン屋(兼お菓子屋)、乳製品店など。

ハンガリーでは生鮮食料品の価格表記の多くは重量あたりです。つまり、1キロいくら、と。つまり、「リンゴ3個ください」と注文しますが、支払価格はその場の計量で判明します。リンゴやキャベツは良いとして、ハムやサラミは「5枚ください」とは言いません。スライスしてあるハムやサラミは、滞在中の食材として重宝するかもしれませんが、最低でも100グラムくらいは指定したいところ。

ちなみに、本来、肉屋はブタと牛、鳥肉、加工製品と専門がありますが、すべてのジャンルの肉屋でハンガリー土産の人気定番品であるサラミとフォアグラが売られています。そして、なぜかキャビアも。ハンガリーには海はありません。本業を無視して、完全に観光客狙いですね。

見るだけなら地下1階がおもしろい!

見るだけなら地下1階がおもしろい!

写真:小谷 雅緒

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地下1階に魚屋、ジビエ専門肉屋、漬物屋、キッチンツールなどの雑貨、大手ディスカウントスーパー「ALDI」も入っています。

まずはびっくりなのが魚屋の水槽!文字通りすし詰め!!中身は鯉がほとんどです。仮に鯉が少ないときは、水量も減らすだけ。つまり、常にギュウギュウ状態にするというのが、ハンガリーの魚屋のお約束。

ハンガリーは内陸国です。つまり、魚の基本は淡水魚。特に、魚の代名詞は鯉です。あとはナマズ、ブシャ(Busa)やケセグ(keszeg)といったコイ科の魚、パイクパーチ(川スズキ)、サーモン。そして、ここにもキャビアが!(くどいようですが、当然輸入品です。)

見るだけなら地下1階がおもしろい!

写真:小谷 雅緒

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地味な印象の魚屋と対照的なのは漬物屋です。何ともカラフルな漬物の大半がパプリカ!ハンガリーの食生活に欠かせないパプリカは、スパイス用パプリカだけでなく、漬物用パプリカも種類が豊富。大きさ、色さまざまですが、小さいものが辛いです。

この漬物、レストランなどで食べる機会も多く、たいていの人が気に入りますが、水分を多く含み、ビンに入っているため重たく、お土産としては少々難ありです。

慌てるな!フードコートのおいしい罠

慌てるな!フードコートのおいしい罠

写真:小谷 雅緒

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1階(日本では2階)はフードコートと民芸品をメインとするお土産屋ゾーンです。こちらは完全に観光客向け。

フードコートは料理メインと飲み屋メインと主に2種類あります。料理はすでに完成品がカウンターにずらりと並んでいます。どれも家庭的なハンガリー料理。たいていがオレンジ色で、ハンガリー料理に欠かせないパプリカで味付けされたものです。

メリットはあれこれ指さしで注文できること。ガイドブックで見たような料理も見つかるはず。しかし、辺りを見渡すと、食べている人は観光客ばかり。味を別にして、ずばり、地元目線からしてかなり高いのです!ドリンクも付けると1食1500フォリント程度かかります。参考までに、ハンガリーのアルバイト平均時給は600〜800フォリントです。セルフにしては立派なお値段・・・。

市内でランチを設定するレストランでは、前菜とメインで1000フォリント以下も珍しくありません。ドリンクとチップが加わり、結果的に1500フォリントくらいになるでしょうが。

なお、フードコートには1軒カフェテリア式の着席できる店もありますが、価格はさらに高いです。

逆に、飲み屋ではハンガリー人が朝から飲んでいます。ビールやワインはミネラルウォーターより安いのですが、それなりの品質。でも、ちょっとおもしろいかも。

※1フォリント=0.4円(2017年1月現在)

慌てるな!フードコートのおいしい罠

写真:小谷 雅緒

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変わらない中央市場、変わりゆく中央市場

変わらない中央市場、変わりゆく中央市場

写真:小谷 雅緒

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その他、市場らしいユニークな施設として、キノコ試験所が地上階にあります。食用可能かどうかをチェック後、買い取ってもらうのです。また、ハンガリー人も大好きな宝くじ屋(ロトくじ)もあります。

地元の人はシビアに買い物しているので、人気店(つまりは安い店)では行列が見られます。ホームメイド乳製品店では、ミネラルウォーターの空ペットボトルに新鮮牛乳を詰めてもらう様子も。この牛乳は牧場直送の超新鮮牛乳で、もちろんおいしさ保証付き。高温殺菌をしておらず、一両日中には腐ってしまいます。その場でカップ1杯飲めるお店もあります。

ぐるっと見学していくと、ベトナム系と見られる店員だけで切り盛りしている八百屋が何軒かあります。彼らの八百屋はふつうの八百屋、決してアジア食材店ではありません。もちろんハンガリー語で対応していますが、一昔前ならあり得ない話です。

変わらない中央市場、変わりゆく中央市場

写真:小谷 雅緒

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さあ、中央市場に行ってみよう

市場内には両替所(レートも良心的)、有料トイレもあります。レジ袋は有料なので、買い物袋は持参しましょう。(高額品を売る店ではサービスでレジ袋に入れてくれます。)

残念ながら、スリはもちろん、ガイドブックにもあるような「コテコテの」手口の偽警官や闇両替の被害が絶えません。くれぐれも気を付けましょう。

中央市場[Fő Vásárcsarnok]アクセス:
地下鉄4号線、またはトラム47、48、49番Fő Vámtér下車すぐ
営業時間:月曜   6:00〜17:00
     火〜金曜 6:00〜18:00
     土曜   6:00〜15:00

地下のディスカウントスーパー「ALDI」
営業時間:月〜土曜 6:00〜21:00
     日曜   8:00〜18:00

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/01/20 訪問

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