ジョギングのスタートはJR東海道線の真鶴駅。小田原から普通列車で西へ3駅目、15分ほどで到着です。
小田原や箱根の喧騒が嘘のような静かで小さな駅。映画に出てきそうです。
駅の脇にはコインロッカー(300円)も30個ほど有り、着替えてから荷物を預ける事も可能です。ただし駅前には食事を取れるお店はありませんのでジョギング前に済ませておく方が良いでしょう。
真鶴駅を起点に、アップダウンの激しい海沿いの国道を、左側に大島や東伊豆を望みながら30分程快適なジョギング。歩道が狭いので気をつけて走りましょう。1回右に曲がって湯河原温泉へのバスが出る湯河原駅へ。こちらの駅周辺には、お土産屋さんや食堂も並んでいますのでこちらを起点にしても良いでしょう。
真鶴駅より走り始めて40分、4.5キロ地点。湯河原駅からですと1キロ弱くらいの距離のところに湯河原温泉の碑があり、流れる温泉に気分が盛り上がります。
ここ湯河原温泉は、古くは万葉集にも詠まれた由緒ある温泉地。昭和の趣が色濃く残る名湯として知られ、文豪の夏目漱石の絶筆「明暗」が書かれ、芥川龍之介や島崎藤村らも訪れていた地としても記録が残ります。
泉質は「ナトリウム塩化物泉・硫酸塩泉」で、いわゆる美人の湯とされるアルカリ性の滑らかなお湯。こちらは皮膚にも刺激の少ないお湯ですが湯冷めがしにくく、また、殺菌作用から火傷や皮膚病にも効果があります。
湯河原温泉入り口の碑から上り坂を15分も走ると湯河原温泉の中心部に入ります。ここまで起点の真鶴駅から6.5キロ、湯河原駅からは3キロ弱。ちょっとしたジョギングにはちょうど良い距離です。
目的地は日帰りも出来る大露天風呂がある「ニューウェルシティ湯河原・いずみの湯」。万葉の湯グループの清潔感あふれる日帰り温泉です。
ニューウェルシティ湯河原・いずみの湯
営業時間:11時〜翌9時 年中無休(繁忙期は入場制限あり)
入浴料:
大人(中学生以上)1,080円
子供(小学生) 540円
幼児(3歳以上)432円
※3歳未満無料 ※年末年始・GW・お盆期間は割増料金あり
※レンタル浴衣、レンタルバスタオル各324円、入浴タオル216円
※24時以降の滞在は別途深夜料金1,770円(入湯税込)
館内の精算はチェックイン時に渡されるリストバンドですべて可能。露天風呂入館の際にもこのリストバンドを入口で当てて入り、”侍””なでしこ”と書かれた暖簾をくぐります。
提供元:ニューウェルシティ湯河原・いずみの湯
https://maps.google.co.jp/maps?q=%E3%83%8B%E3%83%A…鍵付きロッカーに服をしまい中に入ると、正面に横10メートル、縦20メートルはあろうかという岩造りの露天風呂がドーンと構えています。露天風呂には手すりもあり、シニアの方でも安心。
充分な広さのある露天風呂で、たとえ先客がいてもゆったりと足を伸ばしくつろげます。露天風呂の他には4人ほどが入れる石風呂や休憩用ベンチも備えられ、ゆっくりとお湯を楽しめます。
湧き出る温泉は42度ほど、少し離れると40度ほどという適温です。無色透明、無味無臭で湯上りには肌にさらさら感が残ります。
入浴後はレストラン「憩い処」へ。
ここでは”駿河丼”(税込972円)を注文。他には割り子蕎麦、ラーメンやカレー(税込各756円)などのカジュアルなメニューも揃っています。
さて、この駿河丼。
おススメです!
大粒のイクラに柔らかなしらす、ほのかに香る桜えび。プチプチはじけるイクラに付け合せの柚子の香きのこみそが絶妙に合い、量も充分でお腹が満たされます。
都心から所要わずか1時間半ほど、半日で軽いジョギングと天然温泉が楽しめる湯河原温泉への旅。
春や初夏には新緑が、秋には紅葉の山々の彩りと、四季折々で移り変わる風景も楽しみのひとつです。
ジョギングになじみがないという方でも、ちょっとだけアクティブに過ごしてみませんか?
この記事の関連MEMO
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
旅行ガイドを検索!
(2025/2/16更新)
- 広告 -