バルセロナの南の海に近い旧市街のうちの東側一帯のエリアを「ボルン」といい、古い街並の中にブティックやカフェ、バルなどが入っていて一大おしゃれ地区を形成しています。東京なら代官山、パリならマレに雰囲気が似ているファッションエリアで、おしゃれピープルがたくさん集まっていて、迷路のような細い路地を歩きながらショッピングやお茶、食事を楽しめます。
エリア内にはピカソ美術館やサンタ・マリア・デル・マル教会などの観光スポットが、そして北にはサンタ・カテリーナ市場があり、このエリアだけで1日もしくは2日くらいあっという間にたってしまいます。
ボルンの中心に位置する「ピカソ美術館」は、常に行列ができている人気の観光スポット。待ち時間を節約するなら朝一に行くのがおすすめです。この美術館では、ピカソの幼少期から晩年までの、絵画や立体を含め3000点以上の作品が揃います。時代ごとに移り変わる作風が興味深く、じっくりと鑑賞できます。
それから、ボルン散策中にトイレに行きたくなった時のトイレスポットとしても活躍してくれます。北寄りの入口から入ると正面にあります。
同じくエリアの中心に構える「サンタ・マリア・デル・マル教会」は14世紀建造のゴシック様式の教会で、すぐそばの海で働く人たちの安全祈願を目的として建てられました。入口の彫刻、アーチ型の天井、そしてステンドグラスと美しいゴシックの特徴を見ることができます。
そして北の「サンタ・カテリーナ市場」はお土産に困ったときに是非行きたい場所。生ハムが格安で売られていたり、オリーブオイル専門店が入っているので買わない手はありません。
ファッションからグルメまでオールジャンルのお店が数多く入っているボルンの中で、特におすすめのお店を紹介しましょう。
バルセロナで作られるオリジナルバッグのお店「カプリチョ・デ・ムニェカ(Capricho de Muneca)」では、スペインらしいくすんだパステルカラーやアースカラーが美しい革製のバッグや財布が揃っています。革が柔らかいので、普段使いに活躍してくれますよ。
1851年創業のナッツとドライフルーツの老舗「カサ・ジスペルト(Casa Gispert)」では、自家製焙煎ナッツ類と、各種ドライフルーツが買えます。おすすめは、ドライフルーツではイチジクやプルーン、サラダやスパゲティに重宝して保存も効くドライトマト。日本語が話せる店員さんがいるので、会えたらラッキーです。
散歩に疲れたら、ジェラートが美味しい「カンパナ(Campana)」でお茶はいかが?ピカソ美術館近くの本店ではバルセロナ名物のお菓子トゥロンが買えますが、そこから1本入った広場にあるカフェはテラスになっていてとても気持ち良いです。
持ち帰りスイーツを探すなら、マカロンで有名な「ブボ(Bubo)」で。色とりどりのケーキやマカロンが目にも美味しいパティスリーで、バルセロナ一の人気店です。
ボルンは細い道が入り組んでいる複雑な構造をしています。ガイドブックや観光局でもらえるシティーマップでもなかなか詳しい地図がないのですが、おすすめなのがエリア内のショップに置いてある「ゼブラ・マップス(zebra maps)」という無料のショッピングガイド。詳しい地図とともに、加盟店の紹介が載っていてかなり参考になりますよ。「ヌ・サバーテス(Nu sabates)」という靴屋さんでゲットできます。
それからボルンのお店は、バルセロナ、スペインの他の街の例にもれず、午後の2時から4時にかけて「シエスタ」というお昼寝タイムの時間帯に一時的にお店が閉まります。なのでお店めぐりは午前中か、夕方にしたほうが無難です。
ボルン地区 El Born
地下鉄L4のジャウマ・プリメール(Jaume I)駅から徒歩1分
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