出発の起点となるのは西武池袋線・西武秩父駅。池袋駅からは特急で1時間30分。都内からなら散歩気分で行ける距離です。
柴原鉱泉郷への道ですが、ジョギングを10km以上走りたい方は西武秩父駅から、初心者の方や短い距離でのジョギングで充分という方には秩父鉄道・武州日野駅からが良いでしょう。ただし武州日野駅は小さい駅でコインロッカーがありませんので、いずれにしても西武秩父駅を拠点にする事をお勧めします。
西武秩父駅からは駅前ロータリーを出てすぐの信号を右に曲がり、国道140号線に沿ってずっと進みます。奥秩父へ向かう一本道で迷う事はありませんが、交通量が多く、歩道の無い所(浦山口駅付近1ヶ所、武州中川駅付近2ヶ所)がありますので気をつけて走りましょう。
※写真は取材時のもの。西武秩父仲見世通りは営業終了しました。
ずっと眼下に荒川支流を眺めながら走ること約1時間、8km地点。秩父鉄道・武州日野駅へ到着です。駅には自動販売機と綺麗な公衆トイレやベンチがあり、しばしの休憩。
目的地の柴原鉱泉郷まではあと4.5km、40分程です。
こちらを起点にする際には秩父鉄道は1時間に1〜2本の運行となり、駅から柴原鉱泉までは公共交通機関がありません。往復共にジョギングか徒歩のみとなりますので時間に余裕をもって行きましょう。
武州日野駅から再び国道140号線沿いに西へ10分程進むと右側に赤い鳥居が見えてきます。こちらが柴原鉱泉への入口。右に曲がって鳥居をくぐり細い道へと入ります。10分程は延々と急な上り坂が続き息があがりますが、最初を乗り切るとあとは緩やかなアップダウンが続きます。
山間の澄んだ空気を吸いながら鳥居の地点から30分も走るとようやく建物が数軒見えてきます。
西武秩父駅から片道12.5km、2時間弱。武州日野からは4.5km、40分少しの距離です。川の音しか聞こえない静かな山里。まさに秘湯です。
ここ柴原鉱泉郷の旅館で日帰り入浴を受け付けてくださるのは「柳屋」のみ。宿泊客優先の為、混雑時は日帰り入浴不可となりますので必ず事前に電話で確認しましょう。
◎柳屋
0494-54-0250
・入浴のみ:1名700円(11:30〜14:30)
※当日朝までに要電話確認
・入浴+部屋休憩(手打蕎麦ランチ込み 3時間 11:30〜14:30)
:1名5,000円
※前日までに要電話予約
※年末年始、GW、連休等の混雑時は日帰り入浴不可
日帰り入浴でも1Fの内湯、2Fの露天風呂共に入れ、シャンプーとボディソープの備え付けがあります。浴室内に手すりはありません。
何と言っても露天風呂の心地よさ!
横2m×縦3m程の男女別2つの檜風呂があり、湯口からは硫黄の香りがほのかにする源泉がとうとうと流れています。
お湯自体は無味無色ですが、硫黄泉独特のツンとする匂いや若干暗めの照明が温泉気分を盛り上げます。
温泉法上の温泉は25℃以上となり、25℃未満は鉱泉と呼びますが、源泉11.4℃の鉱泉を加熱して温泉にしています。40℃程の適温の温泉が疲れた体に心地よい…。
オフの前日にふと思いつき、どこか天然温泉でゆっくり過ごしたい!と思っても都心から気軽に行ける天然温泉は意外と少ないもの。
柴原鉱泉郷は天然温泉、しかも露天風呂棟は浴槽は檜風呂、床までもが檜造りの野趣あふれる贅沢さ。古来からの秩父の名湯である秩父七湯の内の一つに数えられ、硫黄の香り漂う硫黄泉の露天風呂でゆったりとした時を過ごせます。
春の新緑、夏の木漏れ日、秋の紅葉もまた鮮やかのひと言。
西武秩父駅から走ればカロリー消費には十分過ぎるほどのジョギングと森林浴。前日までに予約して、ランチに旅館の部屋で手打ち蕎麦を食しながら休憩を取れるプランもオススメです。
自然の恵みを心ゆくまで楽しめる、奥秩父のジョギング+温泉の旅へ出かけてみませんか?
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(2024/9/18更新)
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