あえて冬に行く、世界遺産、中国「九寨溝」の美景に息を呑む

あえて冬に行く、世界遺産、中国「九寨溝」の美景に息を呑む

更新日:2014/11/05 10:56

中国四川省にある九寨溝といえば、その青い水を湛えた神秘的な湖水で有名な「世界自然遺産」です。四季折々の風景が美しいエリアですが、冬の時期もまた格別。透き通った冷気の中でその青さが輝くのです。今回は真冬の時期に行く「九寨溝」をご紹介します。

白と青のコントラストを独り占め

白と青のコントラストを独り占め
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九寨溝は世界遺産エリアとして観光地化され、特別な装備は何もいりません。それゆえ多くの観光客で普段は賑わっています。

しかし、冬の九寨溝は違います。それは九寨溝とセットで巡ることの多い、もうひとつの世界遺産「黄龍」への道路が凍結し閉鎖されることが多いため、いつもより観光客が少ないのです。

写真の通り、冬ならではの雪とのコントラストが美しい風景を独り占めしてください。写真の五彩池は「怖いほど青い」という表現がぴったりです。

冬なのに山なのに南国の海!?

九寨溝では、池は日本語と同様「〜池」ですが湖は「〜海」と呼ばれます。
なるほど大きな湖(写真は五花海)は、まるでサンゴ礁がきらめく南国の海のように見えますね。実際は、山中で、しかも冬なのに面白いですよね。

冬なのに山なのに南国の海!?
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高山帯だからこそ「凍る」風景

高山帯だからこそ「凍る」風景

九寨溝はアバチベット・チャン族自治州にあり、標高は2,000m以上。もとより冷涼な気候のため樹氷も綺麗です。言い換えれば、氷点下になるということですので、防寒をしっかりして観光してください。足場は木道で舗装されていて安全ですがスニーカーだと寒いと思います。

瀑布も見に行こう

瀑布も見に行こう
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九寨溝の中、または付近にはたくさんの滝があり、それもまたこのエリアの魅力のひとつとなっています。前述のとおり、「黄龍」が道路凍結によりアクセスできない時は「牟尼溝(むにこう)」と呼ばれる、瀑布で有名な地区で代替するツアーが多いのですが、ここもまた見事な滝があり、目を楽しませてくれます。

アクセス&ツアー情報

九寨溝は四川省の中心地「成都」からバスで8〜9時間前後とちょっと離れたところにあります。アクセス方法は以下の3つがあります。

1.成都からバスで行き、ビジターセンターで入場券と区内観光バスチケットを購入して周遊する(価格が安い、手続き煩雑、言語の壁あり)
2.日本からツアーに参加する(価格が高い、手続きが楽、言葉の壁なし)
3.成都から現地発着ツアーに参加する(価格が普通、手続きが楽、言葉の壁あり)

筆者は3の現地発着ツアーを利用しました。移動時間も含めると九寨溝で1泊〜2泊する合計4泊〜のツアーが多いようです。ホテルのグレードにより価格(冬はオフシーズンで半額のケースも!?)はまちまちですが全て食事つきです。成都市内各所にある中国国際旅行社や四川省国際旅行社、中国青年国際旅行社など大きな旅行代理店で、申し込むと安心です。

戻ってくるころには、同じツアーバスで巡った他の旅行者ときっと仲良くなっていることでしょう。

では気をつけて行ってらっしゃいませ〜

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/01/10−2012/01/13 訪問

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