写真:藤田 聡
地図を見る箱根強羅温泉「季の湯 雪月花」(読み方:ときのゆせつげっか)は、箱根でも評判の高級な宿。総客室数158室(収容人数494人)と屈指の規模を誇りますが、週末を中心に満室が多い人気の和風ホテルです。
ビルのホテルですが、和の風情が演出されており、特に夕暮れ時の美しさは格別。インスタ映えも狙えますよ!
写真:藤田 聡
地図を見る雪月花の箱根登山鉄道側客室からは、箱根らしい外輪山の景色とともに、最寄駅の強羅駅と線路が見えます。左側の赤っぽい三角屋根が強羅駅で、殆ど駅前と言えるロケーション。バスで行く場合も、強羅駅行きに乗車しましょう。このように極めて交通至便なので、宿泊客の送迎はありません。
駐車場も敷地内にあり、料金は無料。車の出し入れも自由なので箱根観光の拠点にも最適です。有名な強羅公園や箱根美術館も徒歩圏内にあり、隣の駅には彫刻の森美術館も。ホテル周辺の観光にも事欠きません!
写真:藤田 聡
地図を見る箱根「雪月花」は、共立メンテナンスの系列宿。不要な接客は極力排除され、客室係が居ません。部屋への案内をしない代わりに「サービス料は頂いておりません」と、案内書にも明記されています。とはいえ誕生日・記念日等のサプライズプレゼントは可能。有料でケーキや花等を準備して貰えるので、宿に相談しましょう。
チェックイン時には、自分で浴衣選び部屋に持参します。布団も、最初から敷いてある和ベッドが主流。観光地にある宿ですが、近年は素泊まりの宿泊プランも完備。ロビーにはATM型のチェックアウトマシーンもあり、ビジネス客やリピーターに好評です。
写真:藤田 聡
地図を見る箱根「雪月花」では不要な接客が排除された分、各種の飲食物に置き換えられ、無料でサービスされます。代表的なのが「夜鳴きそば」で、夜食として無料で希望者に半玉のラーメンが一杯振る舞われます。系列のビジネスホテル・ドーミーインの名物なので、ご存知の方も多いでしょう。
「夜鳴きそば」の時に甘味(おしるこ)も出るのは、雪月花独自のサービス。ただし、甘味(おしるこ)は数量限定で、早い者勝ちです。別の系列宿では、一口生ビールがサービスされる所もあるので、半玉のラーメンと馬鹿にせずに積極的に利用しましょう!
写真:藤田 聡
地図を見る雪月花では風呂あがりのアイスキャンディや、乳酸菌飲料なども無料サービス。大浴場の前に用意されています。
各種サービスが行われる時間帯が明記された、案内書をチェックイン時にフロントで配布。随時確認して、漏れなくサービスを受けましょう!
写真:藤田 聡
地図を見る雪月花の休憩所「桜茶屋」には無料のコーヒーメーカーがあり、フリードリンクとして早朝から深夜まで利用可能。夕方には、ひと口肉まんの無料サービスもあるので、夕食が遅い時間帯になった場合でも、小腹を満たせます。
写真:藤田 聡
地図を見る箱根「雪月花」は、食事が美味しい宿として知られています。夕食は宿泊プランで異なりますが、会席料理の花鳥と、和牛しゃぶしゃぶと寿司・天麩羅の風月から宿泊予約時に選択。食事は和食のみで、洋食のディナーはありません。
風月は料理名が具体的なので、つい風月を選ぶ人が多いのですが、もちろん花鳥の会席料理も負けていません。料理内容は季節毎に変わりますが、冬はふぐ鍋が出る事も。普段は食べる事が少ないふぐ鍋と聞きけば、自然とテンションも上がりますよ!
写真:藤田 聡
地図を見る花鳥は会席料理なので、鍋の他にも料理が多数出ます。写真以外にもお造り、ふぐの唐揚げ、デザートなど料理が次々に登場します!
写真:藤田 聡
地図を見る雪月花の朝食は、朝から豪華。これぞ和食の朝ご飯というイメージの料理は和風温泉ホテルに相応しく、一般的な旅館なら、夕食にも見える程の充実度に違いありません!
なお雪月花では部屋食やルームサービスは無く、ランチの営業もありませんが、強羅駅周辺には飲食店が多く困る事はありません。
写真:藤田 聡
地図を見る箱根「雪月花」は、実は全室が露天風呂付き客室。お湯は温泉ではなく水道水ですが、部屋に露天風呂があるのはなにかと便利で、特に赤ちゃん連れの方には貴重な設備。もちろん、部屋にはドライヤーも完備しています。
部屋の広さは、36平方メートルと45平方メートルの和洋室が主体です。他に洋室のダブルルームもありますが、19平方メートルと少し狭いのが実情。基本的には一人旅向けの客室ですが、二人で宿泊すると格安な値段になります!
暖色系の色使いが落ち着くモダンな内装が好印象で、口コミやブログでも好評。もちろん館内は全客室Wi-Fi完備で、インターネットを無料で利用可能です。
写真:藤田 聡
地図を見る雪月花では部屋への飲み物の持ち込み制限がないので、付近のコンビニへ買い出しに行き持ち込みOK。冷蔵庫には小学生以上を対象に、人数分のミネラルウォーターのペットボトルが用意されていますが、他は空きスペースなので自由に冷やせます。(食事処への持ち込みは禁止です)
2018年11月から全室禁煙ルームになったので、タバコが苦手な方でも安心して宿泊出来ますよ!喫煙は、玄関付近にある喫煙所を利用して下さい。
写真:藤田 聡
地図を見る雪月花へのチェックイン時には、浴衣を選んで持参しますが、その時ロビーでは「お付き菓子」も選べます。一人3個までですが、好みのお菓子を選べるのは嬉しいものです。
さらに宿泊するフロアに到着すると、写真のように部屋に飾る花が並んでいて、これも選択可能。ただし、早い者勝ちなので早めにチェックインして、好みのお花を選びましょう!
これらのサービスは、開業当初には無かったもの。サービス内容を随時見直して、顧客満足度向上に努めているのです。こうした不断の努力が、箱根で人気維持している宿の秘密に違いありません。
写真:藤田 聡
地図を見る箱根「雪月花」は口コミやブログでも好評で、特に温泉と客室で高評価を獲得しています。実は共立メンテナンス系列の温泉リゾートホテルは、何処も温泉が非常に素晴らしいのです!
雪月花の温泉も複数の源泉を利用した源泉かけ流しで、泉質を比較しながら堪能可能。家族やカップルで混浴して温泉を満喫してリラックス出来ます!
写真:藤田 聡
地図を見る雪月花では2つの源泉が利用され、特に貸切露天風呂の泉質が抜群。写真でも分かる通り、やや褐色に見える食塩泉です。
3つの貸切露天風呂は予約不要で、空いていれば随時無料で利用出来るシステム。大浴場の前から見える位置に電光掲示板があり、消灯していれば空いているので、即座に行きましょう!
写真:藤田 聡
地図を見る雪月花の大浴場は、露天風呂は貸切露天風呂と同じ源泉で、泉質はナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉。大浴場の内湯は別の源泉で、泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。二種類の泉質を比較しながら堪能出来るので、温泉好きな人でも満足出来ますよ。
温泉は深夜に一旦営業を休止し、早朝に再開します。その間の真夜中は温泉には入れませんが、「湯の間」と呼ばれる人工の炭酸泉に入浴する事が出来ます。こちらは温泉では無く真湯に炭酸を加えた物ですが、シュワシュワと泡立ち、なかなかの入り心地。折角ですから、是非入浴してみましょう!
さらに別途有料になりますが、岩盤浴やマッサージ・アロマセラピーまであるので、存分にリラックス出来る宿です。
なお日帰り入浴(日帰り温泉)のみはありませんが、デイユースの各種日帰りプランも充実。ただし、温泉に入れるのは夕食付きのプランで平日限定。食事なしの昼間のプランは、客室の露天風呂に入れますが、温泉ではありません。
箱根強羅温泉「季の湯 雪月花」は人気が高く、よりハイクラスな「別邸 翠雲」も2017年12月に宿の裏手にオープンしました。また頻繁に比較されるのが、グループ宿の「水の音」です。系列なので当然ですが両者は非常に似ており、アクセス最高の雪月花と、自然に親しめる「水の音」という程度の違いです。
ただし「雪月花」が比較的新しいこともあり、直接比較すると「水の音」の本館はやや古く感じるかも。その場合は、新館「水花の庄」がおすすめです。写真は「水の音」の宿泊者専用ラウンジで、緑豊かな中庭を眺めつつソフトドリンクを自由に楽しめます。
さらに箱根湯本には、系列ホテルの「月の宿 紗ら」もオープン。こちらは「篭もる」タイプの宿で、夕食時飲み放題に加え、屋上と客室冷蔵庫の飲み物も宿泊料に含まれた、セミインクルーシブになっています。多彩なグループ宿の中から、自分と同行者の好みに合った最適な一軒を選んで泊まりましょう!
箱根以外の地域の系列宿で、特に良質な温泉を楽しめるのが「南紀白浜温泉 浜千鳥の湯 海舟」、「平湯温泉 深山桜庵」、「八幡野温泉郷 杜の湯 きらの里(伊豆高原)]、そして「草津温泉 湯宿 季の庭」「草津温泉 お宿 木の葉」です。
これらの宿については別記事で詳細に紹介しましたので、是非ご覧ください。(記事最後の「関連MEMO」内にリンクあり)
2021年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
神奈川県へ行く旅行プラン
条件を指定して検索