夜景遺産 銀世界を無数のゆらめく灯りで彩る「湯西川温泉かまくら祭」

夜景遺産 銀世界を無数のゆらめく灯りで彩る「湯西川温泉かまくら祭」

更新日:2012/12/19 19:33

鮎川 キオラのプロフィール写真 鮎川 キオラ 子どもの好奇心を育てる旅育ライター、ホテル朝食研究家
栃木県日光市湯西川温泉の豊富な雪を観光資源として開催されるイベントも今年で20周年。すっかり冬の風物詩となった「かまくら祭」は夜景遺産に認定されています。小さな手作りのかまくらに、ゆらゆら揺らめくキャンドルの灯りが幻想的な夜景を創り出します。

ぶるッとくるほど幽玄な美しさ

ぶるッとくるほど幽玄な美しさ

写真:鮎川 キオラ

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平家落人伝説の残る里と伝えられる山奥のいで湯「湯西川温泉」。しんしんと降りつもる雪、夕暮れとともに小さな無数のかまくらにキャンドルの灯りが一つずつ丁寧に灯されます。

一面の雪に雑音が吸い込まれて、あたりはとっても静か。静寂の銀世界できらめく無数の灯りは、優雅でありながらどこか儚い。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」

平家物語の冒頭の言葉を思い出して、感慨深いものがある風景です。

小さなかまくらはすべて地元の方の手作り

小さなかまくらはすべて地元の方の手作り

写真:鮎川 キオラ

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大人の膝ほどの高さの小さなかまくらは、子どもたちをはじめ地元の方のボランティアが一つずつ手作りしてくれたものです。その数約1000基!!夕暮れと共に無数のミニかまくら一つずつに火を灯し訪れる方をお出迎え。毎年1月下旬から3月中旬まで開催されています。

ミニかまくらの点灯会場は、「沢口河川敷」と「平家集落」の2つあります。いずれかの会場で期間中点灯しています。点灯会場は、曜日によって異なりますのでリンクの観光協会公式サイトより点灯スケジュールをご確認ください。お勧めは断然、メイン会場となる沢口河川敷です。

寒さを感じないほど美しい風景と言いたいところですが、やっぱり寒い!!だって会場は一面銀世界です。スキー場へ行くくらいの防寒でお出かけください。会場まで送迎してくれるお宿も多いので、会場まではそちらをご利用ください。

【湯西川温泉 かまくら祭】
2013年1月26日(土)から3月17日(日)
点灯:17:30から21:00

昼間はおもいっきり雪遊び

昼間はおもいっきり雪遊び

写真:鮎川 キオラ

湯西川温泉は、鬼怒川温泉から更に車で40分ほど山奥に入ります。雪道を通る旅は、余裕をもって早めに宿へ到着することをお勧めします。

夜は幻想的な風景を楽しめる「かまくら祭」ですが、お楽しみは夜だけではありません。昼間は、雪のすべり台や大きなかまくらでバーベキューなど雪遊びを楽しむイベントを開催しています。新雪は、さらさら、ふわふわでホントに気持ちがいい〜。ついつい雪と戯れてしまい冷え切った身体は、温泉であたたまったりとのんびり過ごしてみてはいかがですか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/01/28−2012/01/29 訪問

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