遊園地のように光り輝くイルミネーション。こちら実は遊園地ではなくて普通の民家なのです。
山梨県身延町西嶋のイルミネーションは、町おこしにと最初は2軒の民家から始まったそうです。それが年々増えて、今では30軒以上となり、地区一帯がイルミネーション化する規模となりました。行政でも企業でもなく、住民が主体となった手作り感満載のイルミネーションを楽しむことが出来ます。
知る人ぞ知るスポットとして、県外から見に来る人も増えてきました。
近くには「なかとみ現代工芸美術館」というこの地域の特産品・和紙を紹介する観光スポットがありますが、イルミネーションをしている場所は観光客が通る場所ではなく、普段は普通の閑静な住宅街です。
その住宅街が、12月になるとこのようにイルミネーションで包まれます。
住宅全体として統一されたイルミネーションという訳ではなく、一軒一軒が思い思いに飾り付けをしています。その為、民家の「色」が出ていて面白いです。
西嶋イルミネーションの最もいいところは、住民があたたかく迎えてくれるおもてなしの心です。
歩いてきた人の為に、自分の土地で休憩所を作ってあったり、ビンケースで足場を作って記念写真が撮れるように工夫してあったり。また、完全に個人の家の庭なのにわざわざ「どーぞお入りください」と書いてある看板があったり、休日には来てくれた人をねぎらうようにと、あたたかい食べ物を用意してくれたり、とにかく気遣いがすごいです。
散策の途中に休憩するスペースが設けられていて、そちらですいとんやゆず湯などの温かいものが振る舞われます(休日限定)。カメラ片手に歩いていると手がかじかんでしまうくらい寒いので、このような心遣いには本当に感謝です。
最後はワタクシ、ウェブ山梨案内人としてこのスポットの山梨の中での総合評価をお伝えします。
山梨身延町西嶋では、企業が行う洗練されたイルミネーションとは違う、手作り感満載のとっても賑やかなイルミネーションが楽しめます。
規模の大きさで言えば、10万個というのは決して大きいものではないですが、都会の華やかだけどどこか冷たいイルミネーションより、住民の心のこもった温かいイルミネーションは100万個のイルミネーションにも決して劣らないとワタクシは思います。
お出かけの際には、「礼には礼をもって返す」ではないですが、出迎えてくださる住民達に迷惑をかけない見物マナーで見学をお願いします。
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