中東オマーンの三大オアシスで、異国の大自然に触れる!

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中東オマーンの三大オアシスで、異国の大自然に触れる!

中東オマーンの三大オアシスで、異国の大自然に触れる!

更新日:2014/11/07 17:28

Aya Mariaのプロフィール写真 Aya Maria 元外資系航空客室乗務員、ライター、ブロガー

中東が舞台のおとぎ話である「シンドバッド」や「アラジン」の世界が垣間見られる、ペルシャ湾とインド洋に面する国・オマーン。
首都マスカットから車での移動が必須となりますが、オマーンにはまだあまり知られていない美しい秘境の地が多々存在します。
今回は、砂漠のイメージがあるオマーンに存在する「オアシス」のような水辺の名所を3カ所ご紹介します。
一生に一度は必ず訪れたい、神秘的な絶景に出会えます!

自然の作ったプール「シンク・ホール」

自然の作ったプール「シンク・ホール」

写真:Aya Maria

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日本からオマーンへの直行便はないため、カタール航空、エミレーツ航空、エティハド航空などの中東エアラインを利用し、乗り継いで行く事になります。
例えばエティハド航空を利用した場合、成田(日本)〜アブダビ(アラブ首長国連邦)間は片道およそ12時間、アブダビ(アラブ首長国連邦)〜マスカット(オマーン)間は片道およそ1時間となります。

オマーンは、スルタンと呼ばれる権力者により統治されるイスラム教の王国で、アラブ首長国連邦のお隣に存在します。ペルシャ湾とインド洋に囲まれ、美しいビーチとアラビアンカルチャーの混じる魅惑の国です。あの有名なシンドバッドの物語も、ここオマーンで誕生したと言われています。

オマーンの自然に触れたいのなら、まずはここ「ビマ・シンク・ホール(Bimmah Sink Hole)」がおすすめです。
首都マスカットの国際空港から車でおよそ2時間、インド洋に面する何も無い空間に突如現れるハウィヤット・ナジム公園(Hawiyat Najm Park)内に存在します。

そもそもシンク・ホールとは、土壌や地盤の浸食などにより地表に出来る穴の事で、オマーンの地元の人々に話を聞いてみると「隕石がここに落下して出来た」と信じられているようです。

一番深いところの水深は20mもあり、鮮やかなエメラルドグリーンが日差しによって輝く、自然の作り出すの天然プールとなっています。
海がすぐ真横にあるのですが、水に塩気はほとんどなく、湖の水のようにさらさらとしています。

また、日本でも一時期話題になった人間の足の角質を食べる「ドクターフィッシュ」の野生がここにはたくさん泳いでいます。
水の中に足をつけ、じっとしているとドクターフィッシュ達が寄って来て、チュンチュンとくすぐったい感触と共に角質を食べてもらう体験が出来ます。

オマーンに来たなら必ず訪れたい!「ワディ・シャブ」

オマーンに来たなら必ず訪れたい!「ワディ・シャブ」

写真:Aya Maria

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先ほどのビマ・シンク・ホールから車で約30分、海沿いを走り続けるとティウィ(Tiwi)という小さな町エリアに辿り着きます。
その付近に、ワディ・シャブ(Wadi Shabi)と呼ばれる、岩山に挟まれたオアシスが存在します。

アラビア語で「Wadi」とは、流水で出来た小峡谷や谷間の事を意味します。
その意味の通り、ここワディ・シャブは、山からのエメラルドグリーン色をした天然水が乾いた大地に流れ込む自然の神秘を感じられる名所となっています。

数年前には、クリフダイビング(Cliff diving)と呼ばれる、断崖絶壁から水中へ飛び込む競技の世界大会がここワディ・シャブにて行われました。

近くの崖の上からの眺めはとにかく絶景で、インド洋の青い海、緑のない岩山と大地の奥から流れ出る川、ヤシの木など思わず息をのむ美しさが広がっています。

ワディ・シャブを歩いて探検!

ワディ・シャブを歩いて探検!

写真:Aya Maria

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ワディ・シャブを訪れる際は、是非エリアを探索してみて下さい。
奥へ進めば進む程、異なる景色があなたを待ち構えています。

しかし全体で数kmは歩く事になるので、歩き慣れた靴、川や水たまりを渡る事もあるため濡れても良い格好、また一年中を通して日差しが強いので、帽子などの日よけ対策も必要です。
お店など何もないむき出しの自然のエリアですから、事前にミネラルウォーターなどの飲み物や、汗をふけるタオルも持参する事をおすすめします。

ワディ・シャブ内探索への行き方としては、ティウィの街中を通り抜けるとワディ・シャブすぐ手前に無料の駐車場がありますので、まずそこへ向かいます。その後、地元の人達が数台のボートを運営しており、チップ程度の料金を支払えば、川の反対側へと渡る手伝いをしてくれます。
この辺りの水深は浅いので、濡れても構わないという方は、歩いて川を渡る事も可能です。

そこからヤシの木の茂る岩山の隙間を歩いて行くと、途中に水たまりや小さな川のようなものが表れていきます。
その先に突如広々とした空間が広がり、岩山と崖に囲まれた空間に現れる水は透き通っており、色もとても綺麗で、自然の雄大さを感じる事が出来ます。

この写真の奥へもまだ道のりは続いており、崖の道を歩いて、川の上流や深い池の広がる絶景を見に行く事も出来ます。
途中、ロバに荷物を運ばせる地元の人と出会う事もあり、まるで昔の時代にタイムスリップしたような情緒溢れる景色に異国の地を感じられます。

まさにアラブの秘境!「ワディ・バニ・ハリッド」

まさにアラブの秘境!「ワディ・バニ・ハリッド」

写真:Aya Maria

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最後にご紹介するのは、先ほどの二カ所からは離れたオマーン内陸部にある秘境のオアシス、ワディ・バニ・ハリッド(Wadi Bani Khalid)です。

ここへはマスカット国際空港から車でおよそ3時間、先ほどご紹介したワディ・シャブのあるエリアからも車でおよそ2時間かかります。草木もほとんど生えていない岩山と大地のど真ん中にあり、何も無いと思っていた景色が一変し、大量のヤシの木に囲まれる様はまさにオアシスと呼べる秘境です。少々遠いのですが、それでも訪れる価値のある、美しい絶景と素晴らしい自然に触れる事が出来ます。
途中の旅路には、ラクダやヤギの大群と出会う事もあります。

無料の駐車場がありますので、そちらに車を停めて、歩いて水のあるエリアへ向かいます。
エリア内には、軽食のとれる小さなレストランと公共トイレは併設されていますが、こちらもほぼ手つかずの自然を体験する場所であり、付近にもなかなかお店などはありません。動きやすい格好、着替え、タオル、飲み物など必要なものは全て予め用意してから訪れるようにして下さい。

洞窟探検も出来るワディ・バニ・ハリッド

洞窟探検も出来るワディ・バニ・ハリッド

写真:Aya Maria

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ワディ・バニ・ハリッドは、山から湧き出る天然水による川、池、更には洞窟内体験も出来る、まさに冒険気分を味わえる場所となっています。エリア内に入ってすぐの場所は池となっており、藻や植物が茂り、水も少し濁って見えるかもしれません。しかし想像以上に奥行きがありますので、川の上流へ進めば進む程、水は透明に綺麗になって行きます。遊泳される方はそちらへ向かう事をおすすめします。魚も泳ぐ透明で清らかな水の中を、絶景を楽しみながら泳ぐ事が出来ます。

ワディ・バニ・ハリッドの川沿いを進むと、ちょっとした洞窟探検をする事が出来ます。希望される方は、川の手前に地元の子供達が案内人として待っているので、英語で洞窟探検がしたい旨を伝えると、道案内をしてくれます。
足下は滑りやすい石や岩で出来ているので、歩きやすい靴と汚れても構わない服装で行くのがおすすめです。

洞窟内にはコウモリの巣や山からの天然水が湧き出ている場所などを見る事が出来ますが、正式な観光地として整備されているわけではないので内部は完全に真っ暗です。そのため、予め懐中電灯、あるいはスマートフォンについている懐中電灯アプリを用意しておくと良いでしょう。
また帰りは、案内してくれた子供達にガイド料としてチップを渡して下さい。

まとめとして

今回はオマーン旅行の際に必ず訪れてみたいオアシス三カ所をご紹介しましたが、オマーンには他にも歴史や文化を色濃く感じられる観光名所や、その他の自然の絶景スポットもまだまだ存在します。
なかなか多くの人が行かない場所だからこその驚きと感動は、一生の思い出となる事でしょう。

また、オマーンを訪れる際に気をつけたい事があります。それは「服装」です。オマーンはイスラム教文化の非常に強い国です。特に女性の肌の露出はとてもデリケートな問題で、周りや自分自身が不快な思いをしないため、あるいはトラブルに巻き込まれないために注意を払う必要があります。

ホテル内など、観光客がメインの場所ではそれほど厳重ではないのですが、今回ご紹介した三カ所とも、公共の場所になります。その為、特に女性の方は、ショートパンツや体のラインの分かる服装は避けましょう。また遊泳の際にビキニや一般的な水着になると、好奇の目にさらされてしまいます。長袖と、膝までは隠れるズボンなどの濡れても構わない服を水着などの上から着て泳がれる事をおすすめします。

日本とは異なる文化に驚かされる事もありますが、これも異文化交流として受け止め、地元の人達も自分達も互いが気持ちよく旅が出来るといいですよね。
オマーンはアラビア語の他に英語も公用語として利用され、治安も安定したとても魅力溢れる国です。

是非、シンドバッドの世界と絶景オアシスを体験しに、オマーン旅行を計画されてみてはいかがでしょうか。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/10/18−2013/10/20 訪問

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