写真:Hiroko M
地図を見るサン・セバスティアン(San Sebastián )の旧市街には、小さなバル(bar)が軒を連ねており、常に地元民と観光客で大賑わい。ランチ時の13時頃と、ディナー時の20時頃にバルのほとんどが開店します。どこのバルも、幾つかのテーブル席があるだけで、あとはカウンターや外での立ち飲み・立ち食い。予約は不要です。長居はせず、少し飲んでつまんだら、次のバルへ移動するのが通の楽しみ方!
写真のオムレツは、常に活気のある「ル・ネストル(Bar Nestor)」の名物。ランチ時とディナー時に一回ずつしか焼かれないこのオムレツは、開店と同時に店主に名前を告げて予約しないと、即完売してしまう大人気の一品!出来立てホヤホヤのオムレツを、店主が切り分け、予約した人に渡していきます。オムレツの中には薄切りのジャガイモと玉ねぎがギッシリ。そして卵はなんと半熟のとろっとろ!ペロっと完食です。他にも、シンプルだけど美味しいトマトのぶつ切りサラダや、旨味たっぷりのステーキ等が人気です。
写真:Hiroko M
地図を見る旧市街にあるサンタ・マリア教会の目の前に、常に大繁盛している人気バル、「アタリ・ガストロテカ(Atari Gastroteka)」があります。店内のカウンターに陳列されているのは、バスク地方名物の“ピンチョス(pintxos)”。1センチ程の厚さのバゲットの上に、野菜、魚介、ハム等が美しく盛られたピンチョスは、見ているだけでも楽しい、一口、二口で食べられるおつまみです。バスク地方のほとんどのバルでは、写真のように、カウンター上に様々なピンチョスが並んでいるのです。
お酒の肴に、美味しそうなピンチョスを2、3個選んで食べてみてもいいですし、黒板に書かれたメニューから熱々の料理を頼んでもOK。柔らかくて絶品のタコや、鱈のコロッケ等、新鮮で美味しい料理がたくさん。このお店は何を頼んでも外れがないので、安心してオーダーしてください。
写真:Hiroko M
地図を見る続いてのおすすめバルは、サン・テルモ博物館の目の前にある、「ラ・クチャラ・デ・サンテルモ(La Cuchara de San Telmo)」。サン・セバスチャンNo1との呼び声も高い大人気バルです。狭い店内のカウンターは、お客さんが肩を並べながら、ピンチョスとお酒を楽しんでいます。開店前から、お客さんが店の外で待っていることもしばしば。
ここのおすすめは、鴨のコンフィが入ったラビオリ!ジューシーでホロホロ解ける柔らかな鴨肉が、ツルッと喉越しの良い水餃子の皮のようなパスタシートに包まれ、一度食べたらヤミツキになる美味しさ!和洋折衷な感じもする一皿なので、少しスペイン料理に飽きた方にもおすすめです。このお店は、英語メニューもあるので、黒板に書かれている内容が分からなくても大丈夫!リゾットやフォアグラのピンチョスもおすすめです。
写真:Hiroko M
地図を見る芸術的で面白いピンチョスを食べたいならば、迷わず「セルコ(Zeruko)」へ行ってください。ここの店内のカウンターはまるで食材のキャンヴァス!創意工夫の凝らされたアートなピンチョスが、所狭しとカウンターを埋め尽くしています。店員にお皿を貰い、気になるピンチョスを自由に取ってください。頂く前に、店員に温めてもらったり、ソースをかけてもらうシステムです。出てくる一皿一皿がまるで高級レストランの前菜のように変身しますよ。
写真:Hiroko M
地図を見る焼き立てのふわふわチーズケーキが食べられるバルが、「バル・ラ・ヴィニャ(Bar La Viña)」。他のバルで美味しいピンチョスとお酒を堪能したなら、最後のデザートは是非、ここの名物チーズケーキを試してみて下さい。ここのチーズケーキを食べるためだけに、入店する人は数知れず。スフレとムースの中間のようなふわふわで濃厚なチーズの香りが、口の中で溶けて、ほっぺが落ちる一品なんです!どんなにお腹いっぱいでも、ここのチーズケーキだけは、別腹ですよ!
サン・セバスティアンの美食バル、梯子したくなりましたか?サン・セバスティアンを始め、バスク地方の方々はとても親切でフレンドリー。特にサン・セバスティアンは、美しいビーチに恵まれたリゾート地でもあるので、観光客にとても優しい街です。次の休暇は、サン・セバスティアンで「美食の旅」をしてみてはいかがでしょうか。
この記事を書いたナビゲーター
Hiroko M
2011年から5年間滞在していたヨーロッパの記事を中心に、大好きなハワイなどについても執筆しています。出産してから旅行をする機会はグッと減ってしまいましたが、だからこそ旅行する時は思いっきりエンジョイ…
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