書写山円教寺で感じる姫路の秋、紅葉が彩る悠久の古刹へ

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書写山円教寺で感じる姫路の秋、紅葉が彩る悠久の古刹へ

書写山円教寺で感じる姫路の秋、紅葉が彩る悠久の古刹へ

更新日:2017/11/08 18:53

塚本 隆司のプロフィール写真 塚本 隆司 ぼっち旅ライター

姫路の紅葉の名所に書寫山圓教寺(書写山円教寺)がある。
姫路平野を見下ろす書写山の山腹に建つ千年の古刹(こさつ)だ。西の比叡山とも呼ばれている。
紅葉の見ごろは11月の中頃から12月初め。2017年は11月17日(金)から19日(日)に「書写山もみじまつり」が開催される。
この時期、姫路を訪れるなら特に見ておきたい名所だ。悠久の刻を感じさせる紅葉の名所をご紹介しよう。

書写山円教寺の参道を照らす紅葉

書写山円教寺の参道を照らす紅葉

提供元:神戸観光壁紙写真集

http://kobe.travel.coocan.jp/地図を見る

書写山は、姫路市街地から北西の方向にある標高371メートルの山。山腹に建つ円教寺は、西国三十三観音霊場第二十七番札所であり、三十三ヶ所中最大規模の寺院だ。中世には比叡山、大山とともに天台宗三大道場と並び称された巨刹でもある。
その歴史の中では、武蔵坊弁慶や宮本武蔵などゆかりの人物も多い。歴代姫路藩主の中には境内に墓所がある者もいる。現在も山中に8件13棟の国指定重要文化財の他、県や市の指定を受けた建物などが点在し、映画やドラマのロケ地にもなるほど古刹の佇まいを残す。

山上の境内へは登山道もあるが、この季節は書写ロープウェイを利用するのがおすすめ。山上までの4分間、紅葉に染まる山並みを眺めながら空中散歩が愉しめる。

ロープウェイを降りてからは、1キロメートルほど参道を歩く。古木や杉木立の中、観音像が建ち並ぶ参道は赤く染り、鮮やかな紅葉が美しい。

舞台作りの摩尼殿を包む紅葉

舞台作りの摩尼殿を包む紅葉

提供元:姫路フォトバンク

http://www.city.himeji.lg.jp/地図を見る

円教寺には、京都・清水寺と同じ舞台作りの摩尼殿がある。舞台作りとは、崖や岩肌に建築するという日本独特の建築様式だ。
開基・性空(しょうくう)上人が、岩山の中腹にあった桜の木を天人が拝むのを見たことから、生木に観音像を刻まれたのが由来。創建は天禄元年(970)。大正10年(1921年)に焼失したが、昭和8年(1933年)に再建された。

摩尼殿を包むように紅葉広がる光景は見事のひとことに尽きる。摩尼殿に昇り眺める紅葉も一興。外からも中からも紅葉を楽しめる。

小堂の紅葉こそ書写山圓教寺の秋

小堂の紅葉こそ書写山圓教寺の秋

写真:塚本 隆司

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古き小堂に、なぜこれほど紅葉がよく似合うのだろうか。
三間四方の小堂と紅葉の組み合わせは、どことなく懐かしく郷愁を覚えずにはいられない。

この建物は、室町時代に建築された国指定の重要文化財「金剛堂」。その鯱瓦は日本最古のデザインともいわれるものだ。天井には天女の天井絵がある。「書写山もみじまつり」の際には限定公開されている。(文化財保護のため雨天時には、特別公開を中止される場合がある。)

苔むす古道に赤い紅葉

苔むす古道に赤い紅葉

写真:塚本 隆司

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書写山には、およそ200種もの苔が自生しており、珍しいものが多くあり植物に興味があるならルーペを片手に訪れて欲しい。苔は水分が多く湿度が高い谷間や森林内に多く生える。これが地表面の水分蒸発を防ぎ、草木が育つ土壌をつくる。書写の山が、深山幽谷の雰囲気を漂わす地であるのも、自然が織りなす力によるものだ。

写真は瑞光院。内部は一般公開されていない為か、古びた土塀と苔むした風景に赤い紅葉がなんとも美しい。
書写の山は、様々な紅葉の風景に出会えるため多くの人がカメラを片手に訪れる。美しい風景が写真家になったような気にさせ、夢中になれることだろう。

2017年の「書写山もみじまつり」開催日は

姫路の秋の代名詞ともいえる「書写山もみじまつり」。紅葉だけではなく、特別公開される文化財もあり毎年多くの人が訪れている。

▼2017年「書写山もみじまつり」
開催日:2017(平成29)年11月17日(金)〜19日(日)
時間:10時〜20時
18日(土)16時から常行堂にて「もみじまつり・スペシャルジャズライブ」開催、入場無料

書写山に訪れたなら、書写ロープウェイの麓にある書写の里・美術工芸館(写真)も、あわせてオススメしたい。
姫路市書写の里・美術工芸館では、姫路出身の元東大寺管長・清水公照氏の作品や愛蔵品を常設展示している。また、伝統工芸職人による姫路はりこや姫路こま等製作の実演をしている工芸工房があり、絵付けの体験などもできる。1階階段に並べられたおよそ300体の個性あふれる泥仏は圧巻だ。

2017年の「書写山もみじまつり」開催日は

写真:塚本 隆司

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書写山圓教寺の基本情報

歴史ある古刹を彩る紅葉。いつもとは違う身の引き締まるような空間でみる紅葉は、きっと気に入ってもらえるだろう。

▼書写山圓教寺
住所:兵庫県姫路市書写2968
料金:入山時に志納金として大人500円
アクセス:
電車 JR神戸線「姫路駅」から神姫バス「書写ロープウェイ行」約30分
車 山陽自動車道 「山陽姫路西インター」から東に約10分、姫路バイパス「中地ランプ」から北西に約15分
カーナビを設定は「書写ロープウェイ(TEL.079-266-2006)」
ロープウェイ書写山麓駅に無料駐車場(自家用車・観光バス用)有

▼書写山ロープウェイ
料金:大人 片道500円往復900円、子供 片道250円往復450円
運行情報:公式サイト参照

▼姫路市書写の里・美術工芸館
観覧料:一般 300円 大学・高校生 200円 中学・小学生 50円
開館時間:午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(休日を除く)、休日の翌日(土曜・日曜、休日を除く)

掲載内容は執筆時点のものです。 2007/11/01 訪問

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