写真:結月 ここあ
地図を見る秋吉台は、国定公園、特別天然記念物の指定を受けています。
草紅葉も見頃を迎えていました。
秋吉台を形成している石灰岩は、3億年ほど前、海の中のサンゴ礁として生まれました。
ということは、ここは海だったのですね。
「カルスト」とはこのような水に浸食された大地のこと。
石灰岩は雨水に溶けるので、このような独特な地形になりました。
その秋吉台の地下100mには、東洋屈指の大鍾乳洞の秋芳洞があります。
洞内へは、黒谷口と、秋芳洞入り口と、秋吉台案内所のエレベーターからと3か所から入場することができます。
それでは、地下の迷宮へと行ってみましょう。
写真:結月 ここあ
地図を見る洞内は、年間を通して17℃。
総延長10kmですが、観光で周れるルートは1km。
鍾乳石や石筍、石灰華などが多数あり、作られたオブジェのように形も面白いです。
この写真は、見所のひとつでもある、高さ15m、幅4mの美しい黄金柱(こがねばしら)。
天井から滴った水が石灰分を付着させ、何万年という月日をかけてこのような柱を作り上げました。
よく見ると、水が滴ったあとも残っていますよ。
これが自然のなせる技、凄いですね。
写真:結月 ここあ
地図を見る先程の黄金柱と人気を二分する百枚皿。
ここも記念撮影スポットです。
皿状の岩が連なり、100枚どころか、500枚以上もあるようです。
水に溶けた石灰分が、皿状の縁に堆積し、縁が高くなりこのような形になったとのこと。
黄色がかった乳白色とエメラルドグリーンにみえるところもあって、世界遺産で人気の観光地、中国の「黄龍」に似ていると思いました。
後で調べてみると、黄龍も同じカルスト台地であるということで納得です。
これだけの規模は、世界的にも珍しいようですよ。
写真:結月 ここあ
地図を見る洞内からの出入り口(秋芳洞入り口)からの景色が最高です。
コバルトブルーの水面に紅葉が映り込んでいます。
秋芳洞は昭和天皇から、その名前を頂きました。
それまでは、「しゅうほうどう」と呼ばれていましたが、昭和天皇がおみえになった時に、「あきよしは、いいのう」と仰ったとかで、それから「あきよしどう」となりました。
秋芳洞入り口付近には、お土産屋さんや食事ができるところもあり、名物の料理も食べられます。
写真:結月 ここあ
地図を見る安富屋で食べられる秋芳洞の名物料理は、河童伝説にちなんで名付けられた河童そば。
山口の郷土料理である瓦そばをアレンジしたようです。
茶そばを鉄板で焼いて、そばつゆにつけて食べます。
おそばを焼いて食べると、香ばしくて美味しいのですよ。
TV番組のはなまるマーケットでも紹介された、ごぼう麺も人気があるようです。
秋芳洞は、気が遠くなるほどの長い年月をかけたひとしずく、ひとしずくが、アートのような世界を作っていることに感動します。
予約をすれば、一般入洞時間が終了した午後7時から、照明を消した暗闇の洞内を懐中電灯で歩く夜の探検もできるようですよ。
あなたも地下の迷宮に迷い込んでみませんか。
この記事を書いたナビゲーター
結月 ここあ
はじめまして、結月ここあです。子育ても卒業して、第二の青春真っ只中!?花・パワースポット・温泉・神社仏閣・グルメ・建築物探訪が好きで女友達と国内・海外へと旅に出ています。旅は感動の景色に出会うことがで…
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