行けえぇ〜!!サラブレッドを見る!撮る!叫ぶ!東京競馬場

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行けえぇ〜!!サラブレッドを見る!撮る!叫ぶ!東京競馬場

行けえぇ〜!!サラブレッドを見る!撮る!叫ぶ!東京競馬場

更新日:2016/06/13 17:03

タケモト スグルのプロフィール写真 タケモト スグル 美術館バカ、感動写真家

東京都府中市に位置する東京競馬場。収容人数20万人オーバー、馬場だけでも東京ドーム17個分を誇る超巨大施設です。数多くのレストランや売店が軒を連ね、グルメフェア等の各種イベントも毎週の如く開催されています。なにかと楽しみの多い施設ですが、最大の魅力はなんといってもサラブレッドの勇姿でしょう。ここでは、施設や競馬の楽しみ方に触れると共に、疾走する馬の撮影方法について触れたいと思います。

超巨大娯楽施設「東京競馬場(府中競馬場)」

超巨大娯楽施設「東京競馬場(府中競馬場)」

写真:タケモト スグル

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競馬といえば賭け事。若干薄暗いイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、それは昔の話しです。今は女性の姿や家族連れも目立ちます。それもそのはずで、馬に触れたり、芝生でくつろいだり、日本庭園を眺めたり、遊具を楽しんだり、イベントが開催されたりと、遊びに事欠くことがありません。

食も豊富で、ホテルオークラのレストランからコンビニエンスストアまで70を超える店が軒を連ねる上に、グルメフェアなども毎週の如く開催されています。

これだけそろって入場料はわずか200円。東京競馬場は幅広い楽しみと気軽さが両立する施設です。

アート的 競馬の楽しみ方

アート的 競馬の楽しみ方

写真:タケモト スグル

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施設にも楽しみがあふれる東京競馬場ですが、なんといっても最大の魅力はレースそのものです。サラブレッドの勇姿には手に汗を握ります。

また、ブラッドスポーツである競馬には親・子・孫といった歴史の積み重ねがあり、そこにはドラマがあります。もちろん、賭け事であることも大きな一面です。

人それぞれに楽しみ方がある競馬ですが、ここでは1つの視点として、アート的な楽しみ方を示しましょう。

見る!撮る!叫ぶ!

見る!撮る!叫ぶ!

写真:タケモト スグル

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【見る!】
競馬場でサラブレッドを眺める場所は大きく2つあります。1つはパドック(レース前の下見場所)、1つはコースです。

パドックを勝負師的に見た場合、毛ヅヤ・張り・気合乗り・歩様などと様々な視点を要しますが、アート的には心の動く点にのみ注目します。それは「姿と心」、すなわち、目・体格・筋肉・毛ヅヤ・気合などです。特に、勝負がかる馬の姿は試合前のボクサーに似て高揚を感じます。

コースでは、勢い・早さ・ミラクルボディ・視線など、「躍動美と闘争心」に注目するといいでしょう。

番外的には人間模様も見どころです。人の”きれい”な面に触れて頭がお花畑になるのもいいのですが、思惑様々な人々との出会いも楽しいものです。

【撮る!】
感動するところにカメラあり。得た感動は是非に写真に残しましょう。建物に迫力を感じたならばその大きさ、肉体美を感じたならばその曲線、躍動美を感じたならばその動きをそれぞれおさめたいところです。アドバイスは後述します。

【叫ぶ!】
芸術に、思考する、笑顔する、涙する。
アートに人は様々な反応を示しますが、競馬場ではまた違った反応を見ることができます。それは「叫ぶ」です。その要因は、サラブレッドの勇姿に加え、やはり勝馬投票券を手にしているからでしょう。馬券の対象馬には声援を送りたくなるものです。

馬券には単勝・複勝・馬連・ワイド・WIN5など9つの種類のほか、単勝と複勝をセットで購入できる応援馬券(がんばれ馬券)などがあります。ですが、分かりにくい馬券もあるので、
「単勝(購入した1頭の馬が1着になると的中)」と
「複勝(購入した1頭の馬が3着以内であれば的中)」
から始めて下さい。100円から購入可能です。

具体的な購入方法は、場内の「ビギナーズセミナー」コーナーで尋ねて下さい(所要時間約20分)。

世にも珍しい「叫ぶ芸術」。無理の無い範囲で馬券を手にし、気兼ねなく「行けえぇぇ〜!!」なり「ワアアァ!」なりと叫びましょう。

競馬の撮影方法

競馬の撮影方法

写真:タケモト スグル

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広い馬場で、高速で走り抜ける被写体を撮る。特殊な撮影シーンなので、普段の撮影とは違った設定が必要です。数点アドバイスします。

【機材】
まず、ファインダーのあるカメラが必須です。動くものをファインダー無しで撮ることには相当の腕を要します。

カメラの種類は、光学ファインダー(=液晶ではない)を持つ一眼レフが最適です。コンパクトカメラやミラーレス機では、連写中に構図を補正することが困難なほか、連写終了時にブラックアウト(最後に撮った写真が画面に表示され続ける)を起こし、追跡ができなくなるためです。また、一眼レフに比べてミラーレス機は動体に対するピントの精度がイマイチな上、電池の持ちが圧倒的に短く、細かい電源管理をしなければ1日持ちません。

しかしながら、国内最大級のレース「日本ダービー」に限ってはミラーレス機を多用しました。人が多すぎるため遠方から超望遠で写す必要があり、一部のミラーレス機が適するためです。一部の機種には、優れた望遠能力(小さく・安く・超望遠)、最高水準の連写性能、十分な描写力、というメリットがあります。

理想を言えば一眼レフにバズーカレンズを用意したいところですが、当然に予算もサイズも巨大です。許容範囲に合わせた最適なカメラ選びをして下さい。

【レンズ】
望遠レンズが必須です。今回の撮影には、一眼レフ用として450mm(=300mmレンズ×1.5倍)、Nikon1用として810mm(=300mmレンズ×2.7倍)を使用しました。最低でも300mm(35mm換算)のレンズを用意して下さい。

【設定】
「S(シャッター優先モード)」か「M(マニュアルモード)」を使用して下さい。
設定値は、
シャッター速度;1/800〜1/1250
絞り:f5.6〜f8.0
感度:ISO1600を上限とする感度自動調整
がオススメです。この設定であれば、手持ちで、フレーミングのみに集中して撮ることができます。

【連写】
余程のこだわりがない限り、「連写」設定をオススメします。ただし、「下手な弾は数打っても当たらない」ので、一発で仕留めるつもりで撮って下さい。一発で仕留めるつもりながら、前後をわずかに保険で撮るという感覚です。

とにかく、よく引きつけてから打ちましょう。
ファインダーを覗いたまま、焦らずに心の高揚を感じ、最大になる直前で打つ。そんな感じです。

【撮影ポイント】
フジビュースタンド前が、見やすい・撮りやすいポイントですが、スタンド自体が巨大なので、前といっても広く感じると思います。レースをいくつか眺めて、気持ちが高揚する場所を見つけて下さい。

観客やカメラマンが集中する場所はゴール前です。当然にオススメする1つの撮影スポットですが、ダービーなどの2400mmを超えるレースではスターティングゲートがフジビュースタンド東隣りのメモリアルスタンド近辺となるため、「返し馬(馬場への入場後の本番前のウォーミングアップ)」を撮ることが困難です。また、気分が最高潮にまで高揚するG1のファンファーレも生演奏の場所から遠く、声援にかき消されて若干聞こえにくい場所でもあります。

レースの結果を収めたいならばゴール前、バランスを取るならばターフビジョン(幅66.4m!世界最大の映像スクリーン)の中央正面近辺がオススメです。

生で味わいたい!東京競馬場 年間注目レース

生で味わいたい!東京競馬場 年間注目レース

写真:タケモト スグル

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テレビやネットなど映像が溢れる世の中ながら、東京競馬場には日本各地から人を集める力があります。是非に生で見て、撮って、叫びましょう。特に代表的なレースをご紹介します。

【フェブラリーステークス(G1)】
2月に開催される「1年最初のG1」です。コースはダート(土のコース)の1600mで、土煙の舞う群像を写すことができます。

【NHKマイルカップ(G1)】
5月に開催される「3歳短距離王決定戦」です。芝1600mで競います。撮影においては、馬正面からならば土煙が舞うダート、馬側面からならば躍動美が出る芝、がオススメです。

【ヴィクトリアマイル(G1)】
5月に開催される「牝馬古馬限定レース(=4歳以上のメス馬限定レース)」です。美熟女(?)の競演といったところでしょうか。すごく眺めたい気持ちになるのは私だけではないと思います。

【優駿牝馬(オークス)(G1)】
5月に開催の「3歳牝馬限定レース」です。「ダービー(後述)の女の子版」とも言えます。一説によると、総合的な身体能力はオス馬が強いそうですが、瞬発力の面ではメス馬が優れているそうです。なるほど。すごぉ〜く考えさせられます。

【東京優駿(日本ダービー)(G1)】
「日本競馬界の象徴」「最大級の目標」とされている国内最高ランクのレースです。開催は5月末から6月で、年間に生まれる8000頭以上のトップ18頭(最大)が出走をします。出走資格は3歳限定なので、一生に一度しか出走できませんし、18頭に入らなければ一生出走できません。
この「競馬の祭典」には、レースの半月前から行列ができます。2014年の来場者数は13万9000人、2015年は12万9000人、2016年は13万9000人で、その熱気たるや凄まじいものです。
※写真は2016年のダービー馬「マカヒキ」と2着「サトノダイヤモンド」、3着「ディーマジェスティ」のゴール寸前です。ハナ差での勝負の為、ダービー馬は鼻の先しか写っていません。過去2年に比べ、写真的に厳しく、内容的に大興奮のレースでした。

【安田記念(G1)】
6月に開催される「春の短距離王決定戦」です。1600m芝で行われます。
2014年の注目馬は「ジャスタウェイ」。中東ドバイのレースで圧勝し世界ランキング1位になった馬で、その凱旋帰国後初のレースでした。私の叫びも少しは役に立ったでしょうか、結果、1位に輝いています。余談ですが、ジャスタウェイの名はアニメ「銀魂」のキャラクター由来です(馬主:大和屋暁=銀魂の脚本家)。

【天皇賞(秋)(G1)】
「過去150回の歴史と尊厳」。10月末〜11月に開催されるレースです。春と秋の年2回(春は京都)開催されます。過去に150回も開催された大変歴史あるレースです。

【ジャパンカップ(G1)】
「日本馬v.s.海外馬 」。11月末に開催される(日本開催の)世界一決定戦です。東京の締めのレースで、日本ダービーに次ぐ人気を誇ります。2013年までの戦績は、日本馬18勝、外国招待馬14勝。更なる積み上げのためにも叫びましょう。「行けえぇぇ〜!!」

上記は特に有名なレースの例ですが、東京競馬場では、基本、2月、5月、6月、10月、11月ごろの土日に、1日12レースが開催されています。なので、叫ぶ機会も撮る機会も多数です。また、レースの注目度に応じて観客が増えるため、注目度と撮りやすさは反比例ですが、満足度は正比例します。機会を探り、是非に熱い感動を手にして下さい。

おしまいに

今回は、遠方からでも訪れたいスポットとして「東京競馬場」をご紹介しました。あわせて、競馬の撮影におけるアドバイスと、注目レースのご紹介をしています。

感動を心に、カメラをその手に。
感動を大切にしつつ、バランスよくお楽しみ下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/05/17−2014/06/01 訪問

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