写真:古川 悠紀
地図を見るホーチミンからカントーへは、ツアーバス、もしくはミエンタイバスターミナルから行くことができます。所要時間は約4時間。日帰りだと少し厳しく、また名物である水上市場を見学することができないので、日程を無理してでも現地で1泊することを強くおすすめします。
ベトナム最大の都市であるホーチミンの高層ビル群から、徐々に田園風景と変わっていく様子を車窓から見ることができます。メコンデルタの田舎町を眺めて、「東南アジアといえばこの光景」と気分が高なる旅行者も多いことでしょう。
写真:古川 悠紀
地図を見るメコンデルタ地方は国際河川で有名のメコン川を跨いで広がるエリア。メコン川で獲れる川魚が一般的に郷土料理とされています。
しかし、カントーに訪れたら、必ず食べてほしい料理がこちらの「ラウ・マム」です。ラウは「鍋」という意味。魚を発酵させたクセのあるスープが特徴的です。また、併せて食べる麺料理が「ブン(Bun)」。ベトナム人の国民食ですが、こちらも南部名物となります。カントーのブンは非常においしいと、ベトナム人も太鼓判を押していますので、是非試食してください。
写真:古川 悠紀
地図を見るカントー市内で旅行者向けの博物館は「カントー博物館」、「ホーチミン博物館」、「軍事博物館」の3つ。このどれもが、なんと入場料が無料なのです。
カントー博物館……カントーの歴史や昔と現在の比較など
ホーチミン博物館……ホー・チ・ミン主席の歴史を追う
軍事博物館……ベトナム戦争当時の写真やプロパガンダの絵画などを展示
ベトナムの博物館といえば、ベトナム戦争の背景を写真や模型で展示したものが定番です。英語の説明は一部のみなので、できれば事前にベトナム戦争の概要を学習しておくのがベスト。
写真:古川 悠紀
地図を見る大都市カントーを支えたのはメコン川だけではありません。カントー川は今も昔も変わらぬ景色のまま、カントー市の中心を穏やかに流れています。
カントー市場やブロンズのホーチミン像の傍には、雄大なカントー川を眺められる遊歩道があります。カントー川の畔のベンチに座って、ゆっくりとした時間を過ごすのもおすすめです。
また、夜になると現地のカップルで賑わう場面も。カントー市場周辺では毎夜ナイトマーケットが開催されます。規模は小さいですが、ベトナムグルメを食べられる屋台がいくつも並びますので、ベンチに座ってそれらに舌鼓を打つのも異国の雰囲気を存分に堪能できることでしょう。
写真:古川 悠紀
地図を見るカントー市内からタクシーで20分ほど南下したところに位置するカイラン。メコン川の支流をボートで周遊し、水上でやり取りされる売買の様子を見学することができます。
大きな船は主に業者への卸売り船。ニンジンやレタス、玉ねぎにスイカといった扱っている商品を長い竿に掲げているのが特徴です。また、観光客の船や卸売の船に近づく小型ボートは小売店。日用品や飲料水、軽食などを販売しています。
水上市場は早朝5時からお昼過ぎまでやっていますが、ピークは8時頃まで。ツアーに申し込むこともできますが、自分で現地まで行って、ボートを手配することもできます。
ビギナー旅行者の方は、ホーチミンからツアーで参加するのがおすすめです。旅慣れた方であれば、自分で自由に旅の計画を立てられるので、カントーをはじめ、ミトーやソクチャン、ロンスエンにチャウドックといった、メコンデルタ地方の各町を横断してみるのもいいかもしれませんね。
この記事を書いたナビゲーター
古川 悠紀
2011年に突如ベトナムのホーチミンに移住。理由は「東南アジアが好きだから!」もう少し詳しく説明すると、大学時代にベトナムの民俗学と民話学を研究したのがきっかけ。ホーチミンに移住したのち、ベトナム語を…
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(2025/1/16更新)
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