歴史的建築がズラリ!隠れキリシタンの歴史を伝える五島列島「福江島」の教会を巡る

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歴史的建築がズラリ!隠れキリシタンの歴史を伝える五島列島「福江島」の教会を巡る

歴史的建築がズラリ!隠れキリシタンの歴史を伝える五島列島「福江島」の教会を巡る

更新日:2013/03/01 16:32

しののプロフィール写真 しの 旅する調理師

「教会巡り」と言えば長崎市内や函館が有名ですが、長崎県西部の五島列島は世界遺産を目指しているくらい、歴史的な教会が豊富。その数は50を超えます。
今回は日本最古の「ルルド」を始め、特徴ある教会が多い「福江島」をご紹介します。

福江島を代表する堂崎教会

福江島を代表する堂崎教会

写真:しの

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五島列島には江戸時代の禁教令の後、仏教徒に偽装したクリスチャン(隠れキリシタン)が移り住み、信仰を守ってきた歴史があります。
それ故、明治の禁教令解除ののち、たくさんの教会が作られたのです。

写真の堂崎教会は福江港より車で15分ほどにある教会で、明治12年に堂崎小聖堂が設立、赤レンガ造りでゴシック様式の現在の天主堂は、明治41年に完成しました。

福江を代表する教会とあって、その佇まいは大変美しいです。
中心街からもそう遠くはない事もあって、観光客の方も数名お見かけしました。

現在はミサを行うというよりは、中に展示物を公開しており、隠れキリシタンの受難の歴史を今に伝える博物館のような役割を担っています。

白亜の木造建築としては最大規模の水ノ浦教会

白亜の木造建築としては最大規模の水ノ浦教会

写真:しの

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福江港から車で約25分ほどの距離にある水ノ浦教会は、ロマネスク・ゴシック・和風建築を混合した白亜の明るい外観となっており、こちらも大変美しい教会です。

外側の一部が現在修復中なのが少し残念でしたが、教会内部問題なく拝観でき、かまぼこ型のようなアーチを平行に押し出した形状が特徴のリブ・ヴォールト天井が曲線を描く構造となっています。

モザイク壁画が美しい三井楽教会

モザイク壁画が美しい三井楽教会

写真:しの

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水ノ浦教会から更に車で15分ほどの所にあるのが、三井楽教会です。

木造のゴシック様式の教会ですが、一度解体して再建設しているので現在の教会は昭和に建設されたものです。
教会に行くとまず目を引くのが、赤い屋根と明るい色調の壁画!
外観に特徴があるので、ガイドブックなどの小さな写真でも見分けがつきやすく、また、教会内部は美しいステンドグラスで装飾されています。
このステンドグラスは近年入れられたものだそうですが、今や三井楽教会のシンボルとなっています。

ルルドの奇跡にちなんだ井持浦教会

ルルドの奇跡にちなんだ井持浦教会

写真:しの

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福江港から車で約60分、中心街からは離れていますが福江島に行った際には是非訪れたいのが井持浦教会です。

他の地区とは離れているとあって、福江島ではこの辺り一体のみ迫害を逃れた地域とされています。
教会はレンガ造りの落ち着いた外観、内装も落ち着いた感じでした。

特筆すべきことはこちらには日本最古の「ルルド」があると言う事です。
「ルルド」とは元々はフランスの小さな村の名称で、150年ほど前にルルドの泉に出現したと言われる聖母の奇跡から、その後各地にルルドと呼ぶ泉が再現されたもの。

井持浦のルルドはこのフランスのルルドを模倣して五島の信徒が持ち寄った岩で建設されたルルドで、本場の奇跡の泉から聖水を取り寄せ洞窟横の泉水に注ぎいれたとされています。

ルルドは教会の裏手にあり、聖水を入れるポットも売られていますのでお持ち帰りが可能です。

教会巡りの後で・・・

教会巡りの後で・・・

写真:しの

五島列島の中で南に位置する福江島は列島の中でも人口も多く、空港もあることから列島の玄関口となっています。

教会群も素晴らしいのですが、五島と言えばグルメもオススメ。
写真の「五島うどん」は「日本三大うどん」に数えられる事も多く、大陸から伝わったとも言われる細麺は非常にコシが強いのが特徴で、「あご出汁」で食べる一杯は是非食べたい一品です。

他にも豊富な海の幸や温泉、日本で一番美しい海水浴場にも選ばれている「高浜海岸」など、観光ポイントも盛り沢山。五島列島に行ったら是非回ってみたい島の一つだと思います。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/10/05−2012/10/07 訪問

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