写真:Hiroko M
地図を見るタリンの港から旧市街に向かって歩くと、最初に目に入るのが、写真の「太っちょマルガレータの塔」。寸胴なその容姿からそう名付けられたのかと思いきや、かつて所蔵されていた大砲に由来しているという説や、塔の中でコックとして働いていたマルガレータに由来するという説など、諸説あります。いずれにせよ、そのずんぐりした可愛らしい形は名前にぴったり!実に愛着の湧く搭です。
16世紀初頭に建てられたこの搭は、直径25メートル、高さ20メートル、そして厚さがなんと5メートルという超頑丈な造り。海の玄関口として、外敵から街を守る砲塔として建てられましたが、後に倉庫、監獄として使われ、今日は海洋博物館として一般公開されています。屋上からは旧市街や港が一望できますよ。
写真:Hiroko M
地図を見るヨーロッパ最古の薬局と言われる「Raeapteek(市議会薬局)」が、なんとここタリンにあります。1422創業のこの薬局は、旧市街の市庁舎広場に面しており、知らないと見落としてしまいそうな、こじんまりとした店構え。店内は、展示コーナーと薬局コーナーに分かれており、展示コーナーには中世の時代に実際に販売されていた「焼き蜂」、「ユニコーンの角の粉末」、「黒猫の血」、「ミイラの破片」「狼の内臓」等、現代では考えられないような薬が展示されています!
薬局コーナーでは一般的な薬剤を販売している他、お土産として買える特殊なワインや、なんと「失恋の治療薬」なんかも!72%アーモンド粉末、残り28%は“秘密の何か”で出来たこの商品は、中世から受け継がれてきた製法で何世紀にも渡り処方されてきた、列記とした薬!失恋した人々の心を代々に渡り癒してきた代物なのです。
写真:Hiroko M
地図を見る市庁舎広場を抜け、トームペアの丘(Toompea)を登ったら、そこにはそれまでの街並みの可愛らしさとは打って変わって、厳かな雰囲気の教会が見えてきます。1894年から1900年にかけて建てられたアレクサンドル・ネフスキー大聖堂は、エストニアが帝政ロシアの一部であった時代の産物。タリンにある教会の中で、最も大きく、豪華な造りです。5つのたまねぎドームは、ロシア建築の象徴。ロシアから独立を果たしたエストニア人たちは、1924年にこの大聖堂の取り壊しまで計画しますが、予算の関係で敢え無く断念。その後、修復作業が行われ、今日は、エストニアがロシアから受けてきた影響の歴史が垣間見られる一大観光スポットなのです。
写真:Hiroko M
地図を見るアレクサンドル・ネフスキー大聖堂を見学したら、その足でパットクリ展望台(Patkuli vaateplatvorm)へ歩いてみて下さい。そこからは、タリンの旧市街が一望できます。可愛らしいパステルカラーの建物にオレンジ色の屋根は、正におとぎの世界のよう。晴れた日は、青空とオレンジの屋根が素晴らしいコントラストを見せてくれます。
写真:Hiroko M
地図を見るエストニアの代表的な手工芸品の一つにニット製品があります。旧市街を歩いていると、至るお店にニットの可愛い製品が!スカーフ、手袋、靴下等、日本には無さそうな模様のニット製品がたくさんあり、お土産にもぴったりです。
日本人にはなかなか馴染みのないエストニア・タリンですが、奥深い歴史とかわいい街並みがギュっと凝縮された、コンパクトでとても観光し易い街です。ヨーロッパの大きな観光都市と違い、人混みも少なく、落ち着いた雰囲気なので、癒しの旅を求めている方にはもってこい!次の旅行は、思い切ってタリンへ行ってみてはいかがでしょうか?
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(2024/10/15更新)
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