ドイツに程近いアルザス地方は、町並みもまるでドイツ。古い木組みのカラフルな家が隣の家と支えあって立ち並び、まるでアンデルセン童話の世界に迷い込んだような錯覚を与えてくれます。ドイツ同様、地元産ビールやソーセージが伝統料理です。
コルマールは、ジブリ映画「ハウルの動く城」のモデルともなった町。パリから電車での移動は、ストラスブールで乗り換えます。パリからストラスブールまではTGVで約2時間半。ストラスブールから普通電車に乗り換えて、コルマールまでは約30分。もちろんストラスブール旧市街も、メルヘンの世界へといざなってくれます。どうせ訪れるなら、2つの「マルシェ・ドゥ・ノエル(クリスマス市)」を堪能しませんか?
まずはパリを出発する前に、「ギャラリーラファイエット」へ出掛けてみましょう。館内の中央に設置される巨大なクリスマスツリー。ステンドグラスの天井は、一気に貴方の気分を盛り上げてくれることでしょう。そして、アルザス地方のヨーロッパらしい暖かなマルシェ・ドゥ・ノエルを次に鑑賞しましょう。
コルマールの旧市街には運河があり、モーターボートに乗って船の上からおとぎの国に迷い込んだような家並みを堪能することができます。
歴史好きのフランス人。イタリアはベニスの船頭さんは愉快に歌を歌ってくれますが、コルマールの船頭さんは乗船中コルマールやアルザス地方の歴史から、目に飛び込んでくる家々の建築様式まで丁寧にフランス語で解説してくれます。
それによると、昔は職業により家の色を分けていたとのこと。違う職業同士に就く者が結婚して家を建てた場合、もちろん両方の職業を表す色が外壁に取り入れられることも。運河めぐりのユーターン地点に近い所に建つ家が、まさにそのひとつ。
更には、雨戸にハート型など様々な模様をしたくりぬいた後があります。これは、男性が女性に求婚するさい、住んでいる家の雨戸をハート型などにくりぬき、求婚された女性もOKなら自分が住んでいる家の雨戸をくりぬくとのこと。御伽の国らしいエピソードですよね。
マルシェ・ドゥ・ノエル開催時には、サンタの帽子をかぶった子供たちが船の上から可愛らしいクリスマスソングを歌ってくれます。
ただでさえ御伽の国の旧市街。クリスマスシーズンには、旧市街各所に小さな掘っ立て小屋が建てられ、よりメルヘンな世界へといざなってくれます。夜ライトアップされた旧市街は、よりいっそう中世の世界へといざなってくれるので、是非完全防備して夜の町へも繰り出しましょう。
この時期、野外には特別スケートリンクも登場。フランス国内でもコルマールのフィギュアスケートクラブは強豪チームとして知られています。2013年、フランス本大会で一番会場を沸かせたスキンヘッドの紳士もコルマール在住。あのキャンディロロよりも面白さでは断然上をいく彼の滑りが見えるかもしれません。
アルザス地方と言ったら、ワイン大国フランスで白ワインを代表する地域。ドイツに負けない女性に嬉しい甘口の飲みやすい白から、きりっとした辛口の白まで是非本場で試してみましょう。更に、こちらもドイツに負けない地元産ビール。もちろんフランス国内でもアルザス地方のビールが、良く好まれます。
美味しいお酒のおつまみには、塩味がきいたシュニッチェル。そして、アルザス地方特産料理シュークルト。アルザス地方の冬は、底冷えのするような寒さです。そんな寒い日は、身体の内側から温まる地方特産料理で寒さを乗り切りましょう。
マルシェで素敵なクリスマスオーナメントを記念に買うのもよし。ちょっと愛嬌のあるくるみわり人形の木で出来たお人形を買うのもよし。しかし、少し変ったお土産や記念品を買うのなら、お菓子で作る家のキット。まるでアンデルセン童話にでてくる「ヘンゼルとグレーテル」のようなお菓子キットで帰国してからも楽しみましょう。
コルマールは、小さなお子さんを連れて旅をするにもお勧めの町です。子宝のシンボル、コウノトリの飾りもたくさんあるので、探してみてくださいね。家族で旅行するなら、行く前に「ハウルの動く城」を皆さんで鑑賞して行くのをお勧めします。子供が飽きてしまったら、映画で出てきた家を一緒に探してみましょう。
特にクリスマスシーズンは、御伽の国がよりいっそうメルヘンな雰囲気を増すので子供連れやカップルにはお勧めの旅行地です。
コルマール周辺には、魅惑的なワイン街道が広がっています。小さな町を訪れるなら、相乗りサイトで同乗させてもらえる人を探すのも大変便利です。早く、経済的に、地球環境にも優しく、新たな出会いもある相乗りサイトを是非利用してみませんか?
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(2023/12/6更新)
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