シアトル音楽博物館「EMP」の総称は、「エクスペリエンス・ミュージック・プロジェクト」。「エクスペリエンス(体験)」という言葉通り、観たり知ったりするだけでなく音楽を体験できるポップカルチャーの博物館です。サイエンス・フィクション・ミュージアム(SFM)が隣接されているので、SFファンも要チェック。
場所は1962年世界代博覧会の跡地に造られた、総合公園/娯楽施設のシアトル・センター内にあります。アクセスはモノレールが便利ですが、ダウンタウンからさほど遠くないので、市内観光をしながら歩いて行くのもいいですね。隣にあるランドマークのスペース・ニードルが目印です。個性的な外観の建物なので、すぐに見つけられるはず!
EMPの建物中でまず目に入るのが、吹き抜けとなっているホールの天上まで続く、ギターをはじめものすごい数の楽器で出来たタワー。一体値段にしたら、いくら分位になるのでしょうね!
シアトルは数々の大物ロックスターの出身地。特にジミ・ヘンドリックスとニルヴァーナ関連のものは、テーマを変えて通年展示されています。実際に使用されていた幻の楽器や衣装、自筆の手紙など、他では決して目にすることが出来ないであろう貴重なアイテムがずらり!ファンにとって、これ以上ないほどたまらない内容です。
他にも、ロック、ポップスの歴史や文化を学べる数々の資料がものすごく豊富に揃っています。たくさんの楽曲を視聴したり、アーティストについての知識などをじっくりと深めることができます。
観るだけではなく、実際に音楽を体験できるのがこの博物館の大きな魅力。「サウンド・ラボ」では、ヴォーカル、ギター、キーボード、ベース、ドラムなどをレッスン付きで演奏することができます。さらにギターペダルの使い方ブースや、ジャムスタジオまで!様々な機材に触れられ、ここにいたらきっと夢中になって時間を忘れてしまうはず。
スポットライトを浴びながら疑似ライブ体験ができる「オン・ステージ」も外せません!楽器は弾いているフリだけでもOK。ジミ・ヘンドリックスの「紫のけむり」やビートルズの「ツイスト&シャウト」など、有名な曲の中から好きなものを選んでロック!真似事とはわかっていても、熱狂する観客の姿や歓声までが演出されて、ついついその気になってしまうこと間違いなし!人数が足りない場合はスタッフが一緒に演奏してくれるので、一人でも参加可能。自分が演奏した写真やDVDをお土産にすることもできます。
1階にはEMPストアがあり、書籍やCDなど、数々のセレクトされたアイテムが取り揃っています。ヴィンテージポスターやレコード、オリジナル商品などもたくさん。あっと驚く掘り出し物があるかもしれません。
ここでもやはりジミヘンやニルヴァーナの商品が多く置かれています。かっこいいアクセサリーやTシャツも豊富なので、お気に入りの品を見つけてみては。
音楽を存分に楽しんだ後は、お隣のサイエンス・フィクション・ミュージアムでSFの世界を体験するのもおすすめです。スター・トレックやスター・ウォーズなどのファンには見逃せない内容!
博物館の施設があるシアトル・センターは、数々のレストランやショップ、劇場やイベント会場などの文化施設が集まっていて、一日中遊ぶことができます。
また、音楽を気軽に楽しめる「クロコダイル(The Crocodile)」や「ショーボックス(The Showbox)」などのバーやクラブ、ライブ会場が多いのもシアトルの魅力。博物館見学の後にはダウンタウンに演奏を観に行って、音楽三昧に浸るのもいいですね。是非、シアトルのミュージック・カルチャーを堪能してみてください!
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(2024/4/20更新)
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