「今日は観光スポットをたくさん回るから、美術館は午前中だけ行こうかな〜。」なんて考えているそこのあなた!メトロポリタン美術館に行くなら、午前中だけじゃ足りないかもしれませんよ??期間限定の展示物に加えて、常設エリアが17エリア。入ってスグに度肝を抜かれるエジプトエリアだけでも、2時間は掛かると覚悟しましょう。
なにしろ、並んでいる美術品がレアもの揃い。テレビでエジプト特集なんかをしている時に紹介されるような、巨大な棺やミイラ、そしてエジプト政府から寄贈されたという紀元前15年の神殿まで!迫力のある美術品があっちにもこっちにもあるので、興味のない人でもスケールの大きさに興奮すること間違いなし。写真も自由に撮影出来るため、1時間なんて本当にあっと言う間に過ぎてしまいます。※作品によって規制があることもあるので、要注意。
そして、あえて日本美術を見ると面白いかと思います。ここだからこそ、幅7mを超える尾形光琳の「八橋図」をスケール感そのままに広い空間で楽しめるので、是非観て頂きたい作品の一つですね。
入館料を支払うと、メトロポリタン美術館マークの入ったシールを渡されます。それをスタッフから見える場所に張り付けておくと、当日中は美術館に出入り自由です。おなかが減ったら外に出てご飯を食べに行くこともできるので、訪れる方は是非丸一日かけてじっくり観て回ってみてくださいね。
【住所】
1000 Fifth Avenue at 82nd Street New York, New York 10028-0198
★総合案内: 212-535-7710
★TTY: 212-570-3828
【開館時間】
金・土曜日 午前10時〜午後9時
日〜木曜日 午前10時〜午後5時30分
休館日:感謝祭、12月25日、元旦および5月第1月曜日
【希望料金】
大人 $25
シニア(65歳以上) $17
学生 $12
会員(Join Now) 無料
12歳未満のお子様(大人同伴) 無料
「入場の際は、希望料金をお支払いください。」
希望料金(recommended)と聞くと、戸惑いますよね。大人25ドル(adult$25)と書いてあるけれど、「希望料金」とはどういうことでしょうか?一体いくら支払えば入場できるのでしょうか?
これにはアメリカの寄付文化も関係しており、馴染みのない方は分からなくなりそうですね。実際は1ドルも支払わなくても入場できますし、25ドル以上を支払っても入場できます。中には1日では美術館を回りきれないので1週間通い、1週間分の入場料を総額25ドル支払うなんて方もいるようです。希望料金と書かれているので、入場料金はあくまで支払う側の気持ち次第ということです。それでは、最初から無料としないのは何故でしょうか?
一応、美術館のサイトには「To help cover the costs of exhibitions, we ask that you please pay the full recommended amount.(美術品の展示には費用が掛かるので、できるだけ総額を支払ってください)」とあります。実はメトロポリタン美術館は私立の美術館の為、国や州は資金負担をしていません。
そして、スタッフの数は約1800人、加えて約900人のボランティアスタッフが在籍しています。さらに、公立学校と一部の学生は入場料を免除するプログラムもあり、美術館側の必要経費は相当な額に登ります。具体的には、超級の美術品を取扱い年間500万人以上の来場者の管理をするには、来場者一人当たり40ドルの費用が必要とされています。
こういった背景を理解した上で、レベルの高い美術品と運営スタッフへの敬意を込めて入場料を支払うのが、スマートな大人ということでしょうか。この記事を読んで頂いた紳士淑女の皆様は、きっと「希望料金」を支払って気持ちよく入場してくれると信じております♪
突然ですが、スケッチは好きですか?小さい頃、学校の美術室にある彫刻でスケッチをしたことのある方もいるかと思います。その頃は、勉強しなくてラッキーくらいの気持ちで授業中遊んでしまったりしたかもしれませんね。でも、もしそれがテレビや教科書に載っているような有名美術品で出来るとしたらどうでしょう?なんだかすごく贅沢な気分で、楽しくスケッチ出来そうではないですか?
そうです!なんとメトロポリタン美術館では、鉛筆でのみスケッチをすることが許可されています。絵画も彫刻も手で触れられる位の近い距離からじっくり眺められるので、とことん熱中して描けますよ。(もちろん、触るのはNGです。約600億円の美術品に傷をつけてしまい、その賠償問題が世界的な大ニュースになってしまった人もいるのでお気を付けくださいね)
平日に訪れると、学校の課外授業で子供たちが大勢スケッチをしていることも。比較的空いている上に、海外ならではの光景を目にすることができるので楽しいです。日本の美術館ではなかなか模写をさせてくれるところはないので、とても貴重な体験をすることができるのでオススメです。
是非、スケッチブックと鉛筆を持参して、スケッチに挑戦してみてくださいね。完成したスケッチの完成度はさておき、ここでしか残せない素敵な思い出になりますよ!
メトロポリタン美術館ではWiFiが繋がっているので、インターネットで通信することが可能。館内入口の足元をよく見ると、「Start Here」の目印が。そこには、メトロポリタン美術館のアプリ取得をオススメする文字も。アプリを取得すると館内地図を表示することができるので、万一友達とはぐれてしまっても地図を見ながらweb電話やメールで連絡を取り合い、迷うことなく合流できるので安心です。
もちろんそれだけではなく、その時に特別展示されている美術品の紹介も観ることができたり、作品の紹介もされているので便利。人だかりで作品の紹介文が見えなかったら、アプリを開いて一緒に閲覧するのも良いですね。
そして、写真を夢中で撮っていたらデジカメの容量が一杯になってしまった…なんてこともあると思います。そんな時には、スマートフォンで撮影してwebアルバムに保存しておくこともできますよ。
美術品を最大限に楽しんでもらう為の配慮が、こんなところにも行き届いているのはさすが世界三大美術館ですね!※WiFiは館内のみなので、建物の外ではつながりません。
NYには観光名所がギッシリ詰まっているのでなるべく沢山まわりたい所ですが、ここだけは観て行ってくださいね。メトロポリタン美術館の作品たちは日本の美術館に期間限定でレンタルされて来ることもありますが、やはり現地のダイナミックな展示方法では観れません。
世界中の人々にまぎれて、世界の名画や彫刻品を鑑賞し、日本の美術品を珍しそうに眺める世界の人々をチラ見。そんなエキサイティングな体験を、是非メトロポリタン美術館でどうぞ!
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(2024/10/15更新)
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