山梨県南都留郡忍野村にある『忍野スカイスポーツ倶楽部』は、目の前に世界文化遺産の『富士山』という好立地のハンググライダースクールです。
富士山を遮るものは何一つなく、大迫力の姿を望みながら、“ハンググライダー”で空中飛行できるのが、こちらの倶楽部の最大の魅力!
また、近くには『山中湖』や『忍野八海』など人気のスポットもあり、“吉田のうどん”に“ほうとう”など食も楽しめる観光に適した場所にあります。
一口にハンググライダーといっても、「ハンググライダーってなに?」「パラグライダーとの違いは?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ハンググライダーとは、パイロットが“ぶら下がって(HANG)”飛ぶ“滑空機(GLIDER)”のこと。
パラグライダーとはパラシュート型のグライダーで、共通点は多いですが、違いは骨組がないということです。
さて、“タンデム飛行”でお世話になるのが、『公益社団法人 日本ハング・パラグライディング連盟』公認教員で、ハンググライダー歴34年の町田重幸さん(2014年現在)。タンデムフライトは年間600フライト以上、飛行回数は9,000フライト以上の大ベテランの方です。
倶楽部に到着後、“タンデム用”の体験飛行申込書に記入をします。記入が終わったら、倶楽部内にある練習用の装置を使って、飛行のための練習をします。
練習のち、パラグライダーに必要な機材を車に載せ、車で山の中腹(990m地点)まで登って行きます。
山の中腹にむかうまでの道がまたスゴイんです!
泥道、でこぼこ道……の未開な道のため、車が上下に激しく揺れる。
ハンググライダーだけでなく、“オフロード走行”も体験できてしまうとは!まさしく、天然のアトラクションです。
山の中腹までたどり着いたら、次は、倶楽部専用の“モノレール”に機材を乗せ換え、離陸場まで目指します。
モノレールで、さらに360m上(約1,350m)の地点を目指して登って行きます。木が生い茂る山の中をコトコト走ります。
高度が上がるにつれ、緊張が高まっていきます!
20分程度、モノレールを使って山の中を登って行くと、離陸場に到着。
モノレールに積んだ機材などを降ろし、町田さんがハンググライダーを組み立て始めます。指示にしたがって、膝用のプロテクターを装着したり、お手伝いをしたりします。
「組み立てが終わったら、いよいよ飛ぶのだなぁ」と思うと、緊張で言葉の数も少なくなります……。約10分で組み立てが完了すると、空に飛び立つ前に町田さんと“走る練習”をします。町田さんの横について、並走する練習です。
下り坂の斜面(ランチャー台)は、6mないくらいの距離なのですが、走って1、2、3、4、5歩、「飛ぶ!!」イメージなのだそうです。ちゃんと走れるかどうか、飛んだあとに正しい操作ができるか、飛べるのかどうかなど、不安に感じることもあるかもしれません。
「走ることだけ考えてね!あとは、指示通りにやってくれれば大丈夫ですよ!」……町田さんの力強い言葉に、勇気をいただきます。
準備がすべて完了し、ハンググライダーを斜面(ランチャー台)の直前まで動かします。ここまで来たら、とにかく“走ることだけ”に集中。「走りますよ!はい!」という言葉で、練習通り、斜面を力強く走りだします。
走っている最中にフワーっと来て、「怖い」と思う間もなく、空……!!
上昇気流に乗って、風を感じながらどんどん上空へ。
小さく見える緑の木々、より近くに感じられる青い空に白い雲、見渡せば『富士山』。目の前に最高の、パノラマビューが広がります。
スピード的には30〜40km/時くらいの速さが出ているそうですが、体感的にはそれほど速さを感じません。
上昇気流などの状況によっては、雲の底まで上昇できるのだとか!
倶楽部では、最高3,000m近くまで上昇したこともあるそうです。富士山の頂上が3,776mですから、それぐらいの高さまで飛んでいることになりますね!
1,350メートルの地点から飛び立ち、大興奮の渦のなか、5分前後(※)の空中飛行を楽しみます。
(※)体重や気象条件によってフライトの時間は変わってきます。
町田さんの指示にしたがって、着陸のための姿勢をしながら、着陸にそなえます。
どんどん地面が近くなり、“スピード”を体感!
実際に、空中よりも着陸時のほうが速く感じるのだそうです。
無事に着陸。町田さんとガッチリ握手。最高のスマイルで記念撮影をして終了です!
ハンググライダーは、風に影響されやすいスカイスポーツです。こちらの倶楽部において、飛行できる条件としては、山の上で南寄りの風が吹いていること。安全面を最大限に考慮し、条件がそろっていないと飛ぶことができません。
そのため“風待ち”の待機時間が発生することがあります。待機時間があることを想定して、軽食を持参する、服装に注意されるなどすると良いでしょう。また、気象状況によっては中止になることもあります。傘が必要ない程度の雨であれば、実施されるとのこと。つまりは、風次第なのです。
また、「冬にハンググライダーできるの?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。空気が澄み、雲も高いので、秋から冬、春先こそベストシーズンなのだとか。雲がかからない富士山を望みながら飛行するには、冬のシーズン、オススメですよ!
なお、1名あたりの所要時間は70分程度で、2名なら約140分となります。
装備体重は80kgまで。小学生から高齢者の方までフライトできます。自転車に乗れるくらいの能力があれば、フライトできるとのこと。
小さいお子さん2人で体重が合計60kg以内であれば、3人(教官+子ども2人)での飛行も可能です。くるぶしまで隠れる長めの靴下に、履きなれたスニーカーを履いていきましょう。
一生に一度は飛びたい大空フライト
一度飛んだら、空に魅了され、やみつきになるハンググライダー
……さぁ、アナタも世界遺産の富士山を望みながら、最高の体験をしてみませんか?
【この記事は ACTIVITY JAPAN とのタイアップです。】
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(2024/12/5更新)
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